スループット

「スループット(throughput)」は、一定時間内の処理能力を表す指標のこと。主にコンピュータやネットワークの性能評価に用いられ、処理または転送できるデータ量を指す。数値は「bps(ビット/秒)」「kbps(キロビット/秒)」「Mbps(メガビット/秒)」といった単位で表現される。

コンピュータの処理量を指すスループットの場合は、例えば、CPUの性能が高いほど処理スピードも早くなる。ネットワークの通信性能の場合も、スループットが高いほど通信速度が速いと考えられる。ただし、どちらも機器の性能や構成など様々な要因が影響するため、必ずしもスループットだけで処理や伝送の速さは決められない。状況によっては、データの送信から受信までの通信の遅延時間「レイテンシ(latency)」の影響が大きくなる。レイテンシは「ms(ミリ/秒)」で示され、レイテンシが高いほど遅延が生じていると判断される。

スループットとレイテンシはそれぞれが独立して通信速度に影響を与える。スループットが高くても、トラフィック(Traffic、通信回線上の一定時間内のデータ量)の混雑などでレイテンシが高くなると、操作感に問題が生じることがある。動画の視聴のように一方向の通信の場合は、レイテンシよりもスループットの重要性が高まる。
(青木逸美)

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