貼り付け方法は全5種類ある

 Excelの表を選択して右クリックしたら、PowerPointのスライド上で貼り付けるのが普通の手順。これはもう、どのアプリでも変わらない。
 ところが、Excelの表をPowerPointに貼り付けるには5つの方法が選択できる。どの方法を選ぶのかが重要なのだ。
 まずは一番左の「貼り付け先のスタイルを使用」を選ぶと、PowerPointのスタイルに準拠した表になる。これが一番手軽で、デザインも崩れない方法だ。なお、今回は貼り付け後に「デザインの提案」機能を利用している。

まずは、Excelで表をコピーする
PowerPointのスライド上で貼り付けると5つの方法が選べることを認識できる
「貼り付け先のスタイルを使用」を選ぶと、PowerPoint側の書式にのっとった表になる

元の書式の保持と埋め込み

 2つめは、「元の書式を保持」で、この方法ではExcelの書式をそのまま利用する。貼り付けてみると、見栄えや文字サイズがいま一歩のことも多いので、うまくいくようなら利用しよう。特にExcel上でこだわって表を作ったときに利用するといいだろう。
 3つ目の埋め込みは、Excelで作成した表がそのまま表示される。「元の書式を保持」と近いのだが、最大のポイントはクリックするとPowerPoint上で編集ができることだ。表の内容を書き換える可能性が大きいときに便利な方法だ。
 なお、4つめの図として保存は画像データになり、5つ目のテキストのみ保持は、文字のみを貼り付けられる方法だ。

元の書式を保持した貼り付け
デザイナーを利用しても元の書式がベースになることが多い
埋め込みで貼り付けるとこのようにセルが表示される
クリックするとPowerPointのメニューがExcelに変わって編集ができるようになる