Xと連携性抜群の生成AI「Grok」(グロック)とは?

さまざまな生成AIが登場する中、Xとの連携性を強みにしているのが、「Grok」です。他の生成AIと同様に文章や画像を作成できるだけでなく、X上で今話題になっていることやユーザーの反応も調べられるなど、情報収集やマーケティングにも活用できます。

アプリ単体をダウンロードして使う方法と、Xの中に付属しているものを使う方法がありますが、ここでは後者を前提として進めていきたいと思います。

Grokの特徴や他の生成AIとの違い

ChatGPTやGemini、Copilotなど、多くの生成AIは調べものを得意としています。以前は学習データをもとに回答するのが一般的でしたが、現在ではWeb検索に対応し、最新情報を調べて回答できるサービスも増えています。Grokも最新情報を検索して回答できますが、ほかの生成AIと大きく異なるのが、X上の情報を活用したリサーチに強いことです。

X上の公開ポストもリアルタイムに検索して回答に活用できます。そのため、「今、Xで何が話題になっているか」「特定の商品やニュースについて、ユーザーがどのような反応をしているのか」といった、SNS上の動向を調べやすいのが特徴です。

例えば新商品が発売された直後に、Web上のニュース記事だけではなく、実際に購入した人の感想や投稿、話題になっているポイントなどを探す、といった使い方が考えられます。また、Xの運用に関する分析なども得意分野です。

各AIの特徴

  • Grok:X上のトレンドやユーザーの反応を調べる、Xの運用状況を分析する
  • ChatGPT:調査、文章作成、企画、分析など幅広い仕事に活用したい
  • Gemini:Googleのサービスと組み合わせて仕事を効率化したい
  • Copilot:Word、Excel、PowerPoint、OutlookなどMicrosoft 365と組み合わせて業務を効率化したい

参考サイト:
Grok
ChatGPT
Gemini
Copilot

ビジネスシーンで役立つGrokの活用方法

Grokは先述の通り、文章や画像生成も行うことができるので、投稿文や投稿画像の作成なども考えられますが、Xとの連携性を考えると、次のような使い方もおすすめです。

【1】「世間のリアルな反応」をリサーチする

新商品の発表やプレスリリースを出したあと「世の中でどう受け止められているか」は気になるところですよね。
「○○(自社商品名)に関するX上の反応や感想(意見/評価)を要約して」と指示するだけで、ポジティブな意見・ネガティブな意見・意外な疑問点などを整理してくれます。アンケートを実施しなくても、世論の空気感をリアルタイムで把握することができます。

【2】トレンドや最新情報、SNS投稿用のネタを探す

例えば「今、Z世代の間で話題になっている〇〇関連のトレンドキーワードと、その背景を教えて」とGrokに入れると、Xでバズっている話題や最新の文脈を踏まえたアイデアを出してくれます。

【3】X運用状況の分析に使う

Grokに、自社で運用しているアカウント状況を分析するよう伝えると、現在の運用状況や強み、弱み、課題などを提示してくれます。自社で分析した情報と付け合わせて、より精度の高い改善につなげられる可能性が高まります。

Grokを使う時の注意点【重要】

ここまでGrokの便利さや有用性について解説してきましたが、ビジネスで使う場合には押さえておきたい注意点があります。

ファクトチェックを忘れずに!

Grokが調べた内容、特にX上からリサーチした情報には、個人の主観や偏った意見、時には誤った情報も含まれています。Grokがまとめた情報をそのまま鵜呑みにせず、重要な数字や事実は必ず公式発表などの「元の情報源」を確認しましょう。

機密情報や個人情報は入力しない

どの生成AIにも言えることですが、自社の未発表データや顧客の個人情報などを直接入力するのは避けましょう。

まとめ

Grokは単なる文章や画像生成にとどまらずXのデータを活用できるところが大きな強みです。
反応の良い投稿案の作成・リアルタイムな世論の収集・自社や競合アカウントの分析など、Xの運用に直結する機能を備えています。Xを活用したマーケティングや情報発信に取り組む担当者は、ぜひ活用していただきたいツールの一つです。
次回からは、Grokの使い方についてより詳しく解説します。

参考サイト:
Grok
ChatGPT
Gemini
Copilot