業務の効率化のためにデータの活用が進んでいる現在、データの保護は大企業だけでなく、中小企業でも必要だ。しかし中小企業では、IT部門の人数が限られるので、機器の保守・管理のためにリソースを割くようなアプローチは困難である。そうした課題を解決する製品が、バッファローの「TS3220DN-ON5 オンサイト保守パック(5年)・データ復旧 年1回無償パック セットモデル」(以下、TS3220DN-ON5)だ。TS3220DN-ON5は、法人向けNAS「TeraStation TS3220DN」シリーズと、5年間のオンサイト保守、年1回無償で利用できるデータ復旧サービスをセットにした製品だ。

高い信頼性を備えるNAS

 TeraStation TS3220DNシリーズは、初回出荷以降20年目を迎え、累計出荷台数120万台を突破している法人向けNASブランド「TeraStation」の製品であり、高い信頼性を備える。2.5GbEポートを搭載し、バックアップを高速化できる。

 TeraStation TS3220DNシリーズに障害が発生したときには、オンサイト保守とデータ復旧サービスを活用すると良い。オンサイト保守は、TeraStation TS3220DNシリーズといった保守対象の機器に物理障害が発生したとき、保守作業員が機器設置場所に出向き、保守・修理を行うサービスだ。データ復旧サービスは、物理・論理障害を問わず年1回無償でデータ復旧を受けられるサービスだ。郵送または持ち込みでの対応となる。バッファローは、全国の量販店の販売台数ランキング「BCN AWARD 2024」のNAS部門を11年連続で受賞しており、高い技術力と豊富なノウハウを持つ。その技術力とノウハウを駆使してデータの復旧を行うのだ。

NASの設定情報もバックアップ

 TS3220DN-ON5は、無償のリモート機器管理サービス「キキNavi」での管理に対応している。キキNaviは四つの特長を備えている。一つ目が機器の稼働状況の把握だ。遠隔地の機器の稼働状況はWebブラウザーで確認できる。二つ目が機器の遠隔操作だ。場所を問わずメンテナンスが実行できる。三つ目が柔軟な権限設定だ。監視・簡易操作権限を担当者ごとに設定可能なため、柔軟な運用を実現する。四つ目は機器の設定情報の自動保存だ。データに加えて、ユーザーやグループといった設定情報も併せてバックアップする。

 さらに、キキNaviに登録しているNASのデータ・設定情報をクラウドにバックアップ・復元できる有償サービス「キキNaviクラウドバックアップ」にも対応している。データに加えて設定情報も併せて復元することで、再設定の手間を削減する。キキNaviクラウドバックアップは、ダイワボウ情報システム(DIS)のサブスクリプション管理ポータル「iKAZUCHI(雷)」限定で、月額/年額での支払いのサブスクリプション型プランを用意している。契約更新時での容量追加もでき、コストを抑えた導入が可能だ。

 復旧サービスをセットにしたNASとクラウドバックアップサービスの併用によって、中小企業でも強固なデータ保護を実現する。