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軽量でサステナブル素材を採用したLatitude 7330 Ultralight

軽量でサステナブル素材を採用したLatitude 7330 Ultralight

2022年10月24日更新

実用十二分な軽さと性能を兼備

デル・テクノロジーズ「Latitude 7330 Ultralight」

デル・テクノロジーズが提供している法人向けノートPCシリーズ「Latitude」において、7000番台のモデルは薄型、軽量、発熱量低減、高級素材製の優れた耐久性と美しいデザインを兼ね備えたプレミアム機種だ。その中でも、Latitude 7330 Ultralightはその名の通り、同社初となる1kgを切ったウルトラライトな1台。特に国内での要望が多かった軽量モデルへのリクエストに応え、Latitudeシリーズとしての性能には妥協せずに、967g〜という軽さと堅牢性を両立させた。新たなLatitudeのビジネスへの有用性を見ていこう。
text by 森村恵一

要望の多かった軽量化を実現

 Latitude 7330 Ultralightは、幅306.5×奥行き199.95×高さ16.96mmというコンパクトなB5サイズのノートPC。最大の特徴は、最小構成で967gという軽さだ。これまで、デル・テクノロジーズのモバイルPCは、グローバルスタンダードの設計基準から性能と堅牢性が重視され、どちらかといえば質実剛健な造りになっていた。しかし、日本では軽量モバイルPCに対する要望も強く、日本法人のデル・テクノロジーズでは、何年も前から本国へ軽量モデル開発へのリクエストを送っていたという。そんな思いが聞き届けられたきっかけは、コロナ禍によって世界的に広がったテレワークにある。働く場所を選ばないテレワークの普及は、ビジネスで利用するモバイルPCにも「持ち運びやすさ」を求める傾向が高くなった。そうした後押しによって誕生した最新モデルが、Latitude 7330 Ultralightだ。その性能について考察していく前に、改めてLatitudeシリーズについて整理しておこう。

 AI機能を搭載したインテリジェントなビジネス向けPCを標榜するLatitudeシリーズは、大きく四つの製品構成に分かれている。Latitude 3000シリーズはエッセンシャルと呼ばれるエントリークラスのモデルだ。その上位のLatitude 5000シリーズは、拡張性と生産性や柔軟性に優れたメインストリームのモデルとなる。これら二つのシリーズと一線を画すのがプレミアムなLatitude 7000シリーズだ。同シリーズでは、薄さと軽さを追求し、高い耐久性と美しいデザインを実現した。さらに上位には、ウルトラプレミアムのLatitude 9000シリーズもあるが、モバイル性能に優れたB5ノートとしては、Latitude 7000シリーズが主力モデルと言える。その中で、モニターサイズの違いによって「Latitude 7320」「Latitude 7330」「Latitude 7430」「Latitude 7530」をラインアップしてきた。そして、これら製品郡の中で最軽量モデルとなるのが、Latitude 7330 Ultralightだ。

操作性を向上したB5ノートPC

 Latitude 7330 Ultralightの軽量化の秘訣は、筐体に使用されているマグネシウム合金素材にある。市場に流通しているモバイルノートPCの筐体は、カーボンファイバーやアルミニウム合金など、さまざまな素材が使われているが、マグネシウム合金は実用金属の中では最軽量で強度もあり、耐くぼみ性と優れた振動吸収性を実現している。また、フルHDの13インチモニターにブルーライト低減機能を備え、省電力を実現している。Web会議に必須なHDカメラも備えた。音声出力に関しては、AI対応のニューラルノイズキャンセル機能「Inteligent Audio」を搭載。バックグラウンドのノイズを低減し、相手に聞きやすい音声を提供する。そしてCPUには、最新のインテル 第12世代 Coreシリーズが搭載されている。OSはWindows 11に対応しているので、処理性能重視のPコアと電力効率重視のEコアを活用するプロセッサーの能力も十二分に引き出せる。さらに、1時間で約80%の充電を可能にする「ExpressCharge」機能により、モバイルでの機動性も向上する。

 参考までに、デバイスのCPU性能を計るベンチマークアプリ「Geekbench 5」でのスコアは、シングルコアが1,465で、マルチコアが4,427だった。Core i5なのでマルチコア性能はそれほど高くないが、シングルコアの数値は、2021年モデルのMacBook Proの1,768と比較しても、十分な性能を実現していると評価できる。

 本体の操作感については、ストローク感のあるキーボードと、大きくて反応の良いトラックパッドにより、B5ノートというコンパクトさを感じさせない使い勝手を実現している。筆者は、2世代前のB5ノートPCを持っているが、その機種と比較すると、キーボードの打ちやすさが向上しているだけではなく、薄く軽く画面が広くなっている分だけ、Latitude 7330 Ultralightには従来製品のA4ノートPC「Latitude 7320」を使っているような快適さを感じる。

HDカメラにはプライバシーシャッターを搭載。指先ですぐに閉じれば、Web会議後、カメラから映している映像の流出も防げる。
電源とDirplayPort 1.4に対応するUSB Type-C、USB 3.2 Gen 1、HDMI 2.0など実用十分なポート設計により、拡張性も担保した。

梱包材や筐体の素材に配慮

 Latitude 7330 Ultralightは、高性能なモバイルPCであると同時に、環境に負荷をかけない設計だ。その一例が、梱包材にある。リサイクル素材や再生可能な素材を100%使用した箱などの梱包材は、必要最低限の部材で構成されている。ビジネス向けPCの場合には千や万の単位で企業に導入されるケースが多い。そうした時、華美な梱包材や内容物は、環境に負荷を与えてしまう。そこで、Latitude 7330 Ultralightでは保管や輸送時に本体を守るために必要最小限の梱包材を採用している。納入後には、箱も含めてリサイクルが可能なので、環境に優しい大量納品が可能になる。

 Latitude 7330 Ultralight本体も、バイオベースの底面ゴムや、各種部品に再生プラスチックを使用している。SDGsを標榜している企業に向けて、Latitudeシリーズが取り組んでいるサステナビリティは、昨今の環境配慮のニーズを踏まえて製品の提案力を加速してくれる。

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