
堅牢性にこだわったデルのChromebookが学びを支援する
教育現場からのリアルなフィードバックから堅牢性を強化
-EdTech- デル・テクノロジー
Chromebook 3100、Chromebook 3100 2-in-1
姫路市が導入したデル・テクノロジーズ(以下、デル)のChromebook端末。その堅牢性の高さへのこだわりと、教育現場に求められる端末の要件について、話を聞いた。
教育現場向けの堅牢性テスト
児童生徒1人当たり1台の端末と、高速な校内ネットワークを一体的に整備していくGIGAスクール構想。そのGIGAスクール構想実現に向けて、多くの自治体で今、教育現場の端末整備が進められている。デルでは、そうしたICT整備が求められる教育現場に対して、堅牢性の高い端末を提案している。
デルのクライアント・ソリューションズ統括本部 ビジネス・ディベロップメント事業部で教育市場を担当している飯塚祐一氏は「当社ではGIGAスクール向けのラインアップとして、コンバーチブルタイプ2in1のChromebook『Chromebook 3100 2-in-1』、クラムシェルタイプのChromebook『Chromebook 3100』、コンバーチブルタイプ2in1のWindows端末『Latitude 3190 2-in-1』をラインアップしています。それらの端末に共通するキーワードが、堅牢性です」と語る。
Chromebook 3100 2-in-1とChromebook 3100においては、米国国防総省が規定する軍用品の耐久性能に対する調達基準「MIL-STD規格」に準拠しており、17項目の試験に合格している。
デルが独自に実施している、教育現場向けの五つの堅牢性テストにも合格している。「例えば、学校の床はコンクリートであるケースもあります。当社のChromebookはコンクリートの床に落下させても破損や故障しない堅牢性を担保しています」と飯塚氏。本体の縁はゴム素材によって、衝撃を吸収する設計を採用。約76cmの高さから落下させる試験に合格している。また防滴構造によって、約340mlの液体がキーボード部分にこぼれても問題ない。キーボードは子供たちがキーキャップを外してしまう可能性があるため、外れない構造にするなど、教育現場におけるあらゆる故障の可能性を低減している。
学びを妨げない長時間バッテリー
「当社はグローバルでエデュケーションモデルを展開していく中で、世界中の子供たちが使いボロボロになった端末から直接フィードバックを得て、教育現場に必要な強化ポイントを洗い出してきました。防滴構造や外れないキーキャップなどは、業界に先駆けて当社製品に実装していた機能ですが、最近では他社メーカーも教育用端末に実装するようになるなど、スタンダードな機能になりつつあります」と飯塚氏。教育現場での活用は、時としてメーカー側の想定を超えて過酷だ。ノートPCにペットボトルを挟んで破損させるなど、予想外の取り扱いをされているケースもある。そうしたビジネスシーンの常識にとらわれない教育現場の活用に応えられているのが、ダイレクトビジネスとパートナービジネスの両方からフィードバックを得られるデルの強みだという。
「代表的な導入事例として、京都の聖母女学院さまがあります。階段からChromebookを落とした例もありましたが、稼働して4年近く経った現在も、故障したという話は伺っていません」と飯塚氏。昨年Chromebookを3,100台導入した姫路市も、大きなトラブルが発生することなく運用できているという。試験による数値だけでなく、実際の運用による信頼性に裏付けられた堅牢性があることも、デルのChromebookのポイントと言えるだろう。
飯塚氏は「バッテリーの稼働時間も、教育現場では重視されますね。Chromebook 3100 2-in-1は最長13時間のバッテリー持続時間で、授業で1日フル稼働することを考えても十分な稼働時間です。また、特にGIGAスクール案件で導入する端末は、5年間の長期運用を想定されています。バッテリーは年々劣化していくことを考えると、ユーザビリティが下がらない長時間稼働のバッテリー搭載製品であることが重要になってきます」と指摘する。
日本独自の2in1需要
Chromebookならではの運用のしやすさも教育現場ではメリットが大きい。Chromebookは、WebブラウザーからChromeデバイスを管理できる「Chrome Education Upgrade」の管理コンソールを使用して、端末の一元的な管理が実現できる。目的に合わせて運用ポリシーをカスタマイズできるため、教育現場での利用に最適なのだ。
エデュケーションモデルのChromebook端末を2機種ラインアップしている理由について、飯塚氏は「2in1端末は、従来タブレットを使っていて直感的な操作ができる端末がほしいというニーズや、ペンによる手書き機能が使いたいという要望に応える端末です」と答える。一方で、米国の教育市場を見ると、このような2in1端末の需要は決して高くなく、クラムシェルタイプを活用するケースが多いという。
「日本でもすでにChromebookを利用している先進的な学校現場などは、クラムシェルタイプの端末を選択する傾向にあります。実際に使ってみて、タブレット形状にして使うケースは少ないというのが大きな理由です。今後日本市場でどちらが主流になっていくかはまだ分かりませんが、当社では教育現場のニーズに合わせた端末提案が可能です。Windows端末もラインアップしているため、OSや端末のスタイルに合わせて、教育現場のニーズに応えていきたいですね」と飯塚氏は語った。
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