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ブルーライト低減4Kパネルを搭載「Latitude 7410 Chromebook Enterprise」

ブルーライト低減4Kパネルを搭載「Latitude 7410 Chromebook Enterprise」

2020年12月22日更新

カーボン素材や4K液晶を搭載した特別仕様

Latitude 7410 Chromebook Enterprise

MM総研が10月に発表した「国内Chromebookの市場規模調査」によると、2019年までの国内のノートPC市場全体を占めるChromebookの比率は1%程度に過ぎなかった。しかし、GIGAスクール構想に伴う教育市場への普及やコロナ禍でのテレワークの広がりにより、2020年以降の国内のChromebookのシェアに変化が起きている。調査では2020年は13%、2021年は24%と年々シェアが高まる見通しだ。デル・テクノロジーズの「Latitude 7410 Chromebook Enterprise」は、Chromebookを導入する際の有力な選択肢の一つとなるだろう。
text by 森村恵一

Chromebookの10個のメリット

 Latitude 7410 Chromebook Enterpriseの魅力を考察する前に、Chromebookを構成しているGoogle Chrome OSには、どのような魅力があるのか。そのポイントから探っていこう。10月30日、Googleがオンライン説明会を開催し、Google Chrome OS プロダクト マネージメント統括のジョン・マレティス氏がChrome OSの10個のメリットについて語った。

 10個のメリットとは、「個人情報を保護するTitan C セキュリティチップの搭載」「データを保護するサンドボックス化のアプローチ」「起動の速さ」「OSの自動更新」「セットアップの簡単さ」「アプリの多彩さ」「スタイラスペンの対応」「複数人での利用が可能」「オフラインの処理」「ハードウェアの多様性」だ。こうしたセキュリティの高さや運用のしやすさなどが受け、Chromebookは教育機関だけではなく、法人企業でも需要が拡大しつつある。

 現在、クラムシェル、2in1、タブレット、デスクトップのChromeboxなどさまざまな形状やサイズのChromebookが各ベンダーから提供されている。その中でもハイエンドなChromebookとして魅力を放つ1台が、デル・テクノロジーズのLatitude 7410 Chromebook Enterpriseである。

洗練された筐体設計

 これまでにもデル・テクロジーズは、教育市場向けの「Chromebook 3100」や法人市場向けの「Latitude 5400 Chromebook Enterprise」などの製品を取りそろえてきた。この3,000番や5,000番のシリーズは、Windows 10用ノートPCと連動した型式番号となっている。Latitude 7410 Chromebook Enterpriseは、9,000番のシリーズに次ぐハイエンドモデルに相当する。プロセッサーには、第10世代インテル Core iシリーズを搭載し、最大メモリーはDDR4の16GB、ストレージはNVMe SSDの128~512GBまで拡張できる。大容量バッテリーと節電パネルにより最大19時間の駆動が可能。20分の急速充電で35%まで充電できる「ExpressCharge Boost」や、1時間で80%まで充電できる「ExpressCharge」に対応する。

 ハイエンドモデルとして筐体のデザインや操作性もこだわり抜かれている。デザイン面では、軽量で強度の高いカーボンファイバー素材の筐体とソフトタッチ塗料で仕上げられた上質なアルミニウム筐体の2種類から選べる。

 キーボードは、打ちやすく洗練された設計と打鍵感を持つキーや滑らかな手触りのクリックパッドが用意されている。ディスプレイは、フルHDまたは低ブルーライト4K UHDパネルの選択が可能だ。低ブルーライト4K UHDパネルのピクセル密度は800万画素以上で、フルHDに比べて高精細に映り、多くの映像情報を表示できる。最大30%のブルーライトをカットし、目にかかる負担を軽減させられる。

 さらにオプションでIT部門の運用をサポートする機能も搭載する。Chrome OSやChrome端末を管理する「Chrome Enterprise Upgrade」やヴイエムウェアの統合デジタルワークスペースプラットフォーム「Workspace ONE」などの法人向けの管理機能が利用可能だ。

左右に備えられたインターフェース。USB 3.2 Gen1 Type-A(PowerShare対応)、USB 3.2 Gen1 Type-A、USB 3.1 Gen2 Type-C(Power Delivery対応)×2、HDMIを搭載する。
モニター上部に搭載されたWebカメラのレンズを物理的にふさぐことができるプライバシーシャッター。ハッキングによる盗撮やカメラの消し忘れによる映像流出を防止する。シャッターを閉じると赤いカバーがかかる。

VDIとしても活用できる

 Chromebookが誕生したのは2010年。当初はGoogle Chrome Webブラウザーだけが利用できる安価なノートPCだと認知されていた。「Google Workspace」の前身となるGoogleのクラウドサービスが広がり始めたばかりで、Chromebookの需要と言えば、教育市場が中心だった。それから10年を経て、Chromebookを取り巻く市場は大きく変化した。

 Chromebookを仮想デスクトップ基盤(VDI)として活用する企業も増えている。「Microsoft 365」のWeb版Officeも利用できる。在宅勤務で使用する端末としても、Chromebookは適している。Chrome OSは常に自動で最新版にアップデートされるため、マルウェアなどの感染リスクが低いからだ。加えて、クラウド経由で対象となるChromebookを一元的にリモートで管理できる点も、システム管理者から高く評価されている。

 テレワークによるWeb会議やVDIによる業務システムの利用など法人向けの用途に対応するため、Chromebookにも高い性能が求められるようになってきた。そんなビジネス需要を的確にキャッチアップした1台が、Latitude 7410 Chromebook Enterpriseと言えるだろう。

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