
インテルの最新CPUはクリエイター向けPC市場の拡大に寄与する
PROCESSOR
クリエイター向けPCの市場を広げる最新CPU
井田氏 ワールドワイドでは、クリエイターの人口は2億人規模で存在すると考えられます。AdobeのCreativeCloudのユーザーは、年率で30%ずつ増加しているようです。さらに、プロシューマーと呼ばれる方たちで、本職ではないけれど動画のコンテンツなどを制作しているクリエイターも増えてきています。このプロシューマーがPCを買い換えるサイクルは2年に1回程度であり、買い換えの第1の理由はPCのパフォーマンスになります。
こうしたことからも、クリエイター向けのPC市場はこれからも大きな成長が見込めるセグメントと目されています。
インテルでは、クリエイター向けワークステーション用のCPUとして、以下のラインアップを用意しています。
モバイル&エントリー用
インテル Xeon W-1000 プロセッサー
メインストリーム用
インテル Xeon W-2000 プロセッサー
エキスパート用
インテル Xeon W-3000 プロセッサー
インテル Xeon スケーラブル・プロセッサー
Xeon Wシリーズは、コア数とスレッド数が異なります。例えば、W-1000は10コア20スレッド、W-3000は28コア56スレッドになります。
ハイパフォーマンスPC向けのCPUとしては、第10世代インテル Core i9 プロセッサーもあります。最大5.3GHz、8コア16スレッドで、ノートPCでもデスクトップPCに匹敵する性能を発揮します。
ノートPC向けの第11世代インテル Core プロセッサー(開発コード名 Tiger Lake)も登場しました。第10世代と同じ10nmプロセスですが、CPUのアーキテクチャを大幅に変更しており、クリエイティブ作業などの実用面で高い性能が期待できます。パフォーマンスを落とさずに消費電力を抑えられる仕組みを採用しており、ノートPCのバッテリー駆動時でもAC電源接続時と同様の作業が可能です。
実際、第11世代インテル Core プロセッサーは、ISVのアプリケーションの能力を最大限に引き出せるように、世界中の1,200万人以上の開発者と数千社に及ぶISVと協力して開発しています。だからこそ、クリエイティブ向けのアプリケーションでも高い性能が発揮できるのです。第11世代インテル Core プロセッサーは、クリエイター向けノートPCのビジネスをさらに拡大させるはずです。搭載PCは今年の10月以降に順次提供される予定です。
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