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テレワーク利用のディスプイレイは付加価値や画面サイズがポイントに

テレワーク利用のディスプイレイは付加価値や画面サイズがポイントに

2020年09月11日更新

ノートPCにプラスアルファの作業効率

在宅勤務に必要なデバイスとしてまず従業員に支給されるのはノートPCだ。しかし、ノートPCだけでは作業領域が狭く、作業効率が落ちる。プラスアルファの作業効率を求めるならば、外付けモニターの導入が必須と言える。

リビングでの業務に適したモバイルモニター

モバイル

 コロナ禍によって一気に普及した在宅勤務。しかし、住宅環境によっては作業効率に差が出やすいのも事実だ。

 レノボ・ジャパン コマーシャル事業部 企画本部 製品企画部 プロダクトマネージャーの賈 新氏は「当社内のヒアリングになりますが、書斎を持っている従業員は全体の30%ほど。多くの従業員はリビングの机などにノートPCを置いて作業しているようでした。リビングのテレビにノートPC画面を出力して作業効率を向上させているケースもありましたが、家族と同居している場合などはそうした活用は難しいでしょう」と指摘する。

 そこで有効なのが、モバイルモニターの活用だ。レノボ・ジャパンでは多様なワークスタイルに応える薄型・軽量の14インチフルHDモバイルモニター「ThinkVision M14」を提供しており、フリーアドレスオフィスや在宅勤務、テレワークなどのシーンに訴求している。

 ThinkVision M14は本体重量約570g、本体の厚み4mmと携帯性にも収納性にも優れた筐体だ。3辺狭額縁デザインを採用したことで、13インチクラスの筐体サイズに14インチのモニターを備えている。USB Type-Cポートを本体の左右に備えたことで、ケーブルの長さやPCのポートの位置を気にせず自由に配置可能だ。パワーパススルー機能に対応したことで、ケーブル1本で給電と画面出力できる。リビングなど、スペースが限られる環境においても設置しやすく、作業効率の向上を実現できる。

「標準で自立するチルトスタンドを内蔵し、10度から90度までの角度調整が可能です。また、約1.2cmの高さ調節が可能なスタンドも備えており、他社のノートPCと組み合わせて使う場合でも、ノートPCのモニターの高さと合わせることで、目線移動がスムーズにできます。長時間の作業でも疲れにくく、作業効率の向上に寄与できるでしょう」(賈氏)

 2020年6月には、本製品のタッチモデル「ThinkVision M14t」も発売。特にWeb会議においてホワイトボードの代わりとして使いやすく、コミュニケーションの円滑化にも役立てられる。

タッチ&ペン操作に対応したThinkVisionM14tはインタラクティブなWeb会議を支援する。
レノボ・ジャパン 賈 新 氏

Web会議に有効なポップアップカメラ内蔵

カメラ内蔵

「コロナ禍において、非常にニーズが増えている製品があります。特に日本以上に新型コロナウイルスの感染者が多い海外での販売数が伸長しています」と語るのは日本HP パーソナルシステムズ事業本部 クライアントビジネス本部 デスクトップビジネス部 住友真弓氏。

 その製品が、23.8インチワイドドッキングモニター「HP EliteDisplay E243d」だ。本体上部にポップアップカメラを標準搭載しており、Web会議など離れた場所とリアルタイムでコラボレーションする際に有効なモニターだ。

「ノートPCをモニターと接続する場合、ノートPCは閉じてモニターのみで作業をするスタイルも少なくありません。その場合、ノートPCに搭載されているカメラは使用できなくなるため、モニター側にカメラが内蔵されていると利便性が高いのです」と住友氏。

 ポップアップ形式でカメラが収納できる点も評価が高い。Web会議が終わったあとにうっかり退出し忘れてしまったような場合でも、カメラを収納してしまえば、そのまま映像を流し続けるリスクがなくなる。

 HP EliteDisplay E243dには多彩なポートとHDMI、USB Type-Cケーブルが同梱されており、箱から出してすぐに使い始められるのもメリットだ。USB Type-CでノートPCに給電しながら画面表示が可能だ。HP Thunderbolt3ドックとも接続でき、キーボードやマウス、スピーカーなどのケーブルをコンパクトにまとめてすっきりとしたデスク周りで業務に取りかかれるだろう。

日本HP 住友真弓 氏

周辺機器もまとめて接続できる拡張性

拡張性

 在宅勤務にベストなモニター。そうアイ・オー・データ機器 事業戦略本部 企画開発部 企画開発5課 シニアリーダー 澤野貴史氏が語るのが、広視野角ADSパネルを採用したフルHD23.8インチワイド液晶モニター「LCD-CF241EDシリーズ」だ。

 LCD-CF241EDシリーズはUSB Type-Cポートを搭載し、ケーブル1本でノートPCと接続して映像出力と給電が可能なモニターだ。またUSBハブも2ポート搭載しており、マウスやキーボードなど、常時接続している機器を本製品につなげば、ノートCPとの接続をすっきりさせつつ、ケーブル1本でつなぐだけですぐに業務に取りかかれる。

「23.8インチのモニターは、特に日本の住環境にベストなサイズです。海外ではもう少し大きなサイズが好まれますが、コストと設置スペースのバランスの良さから、日本の法人企業から最もニーズが高いのは24インチ前後の製品です」と澤野氏。

 在宅勤務環境で問題となりがちなのが、“働き過ぎ”だ。本製品では連続使用をお知らせする「VDTモード」を搭載。一定の時間連続して使用したときに、時間経過を知らせる表示がモニター上に示されるため、意識的に休憩を取れる。結果的に作業効率も向上できるのだ。

「VDTモードは特に在宅勤務の利用ユーザーからの反響が大きな機能です。ユーザーからは『定時になったら教えてほしい』『メッセージをカスタマイズしたい』などという要望もいただいています」と澤野氏。従業員の健康もサポートするLCD-CF241EDシリーズは、作業効率だけでなく長期的な生産性向上にも寄与できるのだ。

アイ・オー・データ機器 澤野貴史 氏

大画面モニターで作業効率を大幅アップ

作業効率の向上を目指すのであれば、モニターサイズをワンランクアップさせることも視野に入れたい。自宅の作業環境を整えるだけでなく、フリーアドレスオフィスやコワーキングスペースへの提案製品としても有効なモニターだ。

コワーキングスペースに最適なプライバシーモード搭載

23.8インチ

 激変するオフィスの働き方を見据えた新製品として、23.8インチモニター「242B1V/11」を発売する予定なのがフィリップスだ。同社製のモニターとしては初となる「プライバシーモード」を搭載しており、外付けのフィルムやプロテクターなどを利用せずに、ボタン一つで中央以外からは画面を鮮明に見えないように設定できる。

 フィリップス製モニターの日本総代理店を務めるMMD Singapore Pte Ltd.日本事業所 営業部 主任を務める岩永美駒氏は「働き方改革とともに、オフィスにも変化が求められています。例えばフリーアドレスオフィスのような柔軟なオフィススペースの活用や、事務所スペースを共有するコワーキングスペースの普及です。それらのオフィス環境においても、既存のオフィスと変わらない作業効率を実現するために、フリーアドレスオフィスやコワーキングスペースにもモニターの設置が求められています」と語る。

 しかし、特に複数の企業の従業員が立ち入るコワーキングスペースでは、モニターに表示した内容から、機密情報漏えいにつながる危険性も存在する。そうしたシーンに、242B1V/11のプライバシーモードは有効なのだ。

 プライバシーモードは本体右下部に位置するボタンを押すことで有効になる。プライバシーモードオフ時の視野角は水平垂直ともに178度だが、プライバシーモードをオンにすることで水平90度/垂直178度になる※。左右に座った人からはモニターが見えなくなる。

 フィリップスではデジタルサイネージの提供も行っており「Wi-Fiが搭載された、設置の自由度の高い製品なども展開しています。フリーアドレスオフィスなどでの情報表示をはじめ、病院や学校などさまざまな現場に、サイネージ製品を訴求していきたいですね」と岩永氏は語った。

※プライバシーセルの影響で斜めから見た際に輝度が低下しており、一般的なIPS液晶よりもやや暗く見える。

MMD 岩永美駒 氏

広大な曲面スクリーンで作業効率をアップ

34インチ

 業務効率化のために導入される外付けモニター。モニター1台のみを利用するのではなく、二つのモニターを使って作業するデュアルモニター環境で、生産性を向上させているビジネスパーソンも少なくないだろう。

 しかしデュアルモニター環境の場合、モニターとモニター間にベゼルによる線が入ってしまう。また、AC電源も二つ必要となってしまうため、配線も煩雑になる。

「そうしたデュアルモニター環境に生じる課題を解消できるのが、曲面ワイドモニターです。広大な画面をベゼルレスで使えて、コンセントも一つでよいのですっきりとしたデスクで作業可能です」そう語るのは、デル・テクノロジーズ クライアントソリューション統括本部 クライアント製品本部 フィールドマーケティングマネージャー 鈴木快林氏。

「Dell デジタルハイエンドシリーズ U3419W 34インチワイド 曲面USBーCモニター」(以下、U3419W)は、曲面スクリーンにより視野が広がり、ほぼ均一の距離で焦点を合わせられる大型曲面モニターだ。スクリーンを見るときの目の動きを軽減しつつ、長時間快適に作業できる。USB Type-Cケーブル1本でノートPCと接続できるため、配線もすっきりとさせられる。ピクチャインピクチャ(PIP)およびピクチャバイピクチャ(PBP)機能を使用すると、2台のPC画面を同時に表示可能だ。1台のキーボードとマウスだけで2台のPC上のアプリケーションを切り替えて操作できるキーボード、ビデオ、マウス(KVM)機能も備えている。広大なモニターを有効に活用しつつ、身体に負担の少ない環境で作業が可能になる。

デル・テクノロジーズ 鈴木快林 氏

周辺機器もまとめて接続できる拡張性

27インチ

「現在法人企業から需要が高いモニターサイズは23インチ。しかし、今後さらに在宅勤務が定着していく流れの中で業務効率化を実現していくためには、27インチ程度のサイズのモニターの導入がお薦めです」そう語るのはマウスコンピューター マーケティング本部 販売促進部 黒川 治氏。

 その背景には、表示面積の広さがある。単純に13.3インチノートPCの表示面積と比較して、27インチモニターの場合は約4倍のサイズだ。表示される文字サイズなども約4倍となるため見やすく、長時間の作業時の眼精疲労も低減できる。

 マウスコンピューターのiiyamaブランド27インチフルHDモニター「ProLite XUB2792HSU」は、非表示幅わずか7.1mmの液晶パネルと、上左右に段差のない3辺フレームレスフラットデザインを採用。マルチディスプレイ環境で利用することはもちろん、上左右のベゼルを限りなく細くしたことや、スタンドベースを真四角デザインに変更したことで、27インチと大型ながら設置スペースを取らずに利用できるモニターだ。

 黒川氏はProLite XUB2792HSUについて「セッティング自在の多機能スタンドが魅力です。最大130mmの高さ調節と、最大27度のチルト調節が可能で、見やすい高さと角度に調節して利用できます。モニターは、適度な高さ・角度に調節することで、疲労の度合いや作業効率が大きく変わる製品です。柔軟性高く調整できる多機能スタンドは、在宅勤務環境下の従業員の健康を守ります」と語った。

マウスコンピューター 黒川 治 氏

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