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本社移転に伴うITの移設やLANの構築でIP電話を提案して短納期で提供 ~ティ・アイ・ディ~

本社移転に伴うITの移設やLANの構築でIP電話を提案して短納期で提供 ~ティ・アイ・ディ~

2020年08月20日更新

本社移転に伴うITの移設やLANの構築で
IP電話を提案して短納期で提供
~大手外資系企業~

[Case-02] 株式会社ティ・アイ・ディ

サーバー、クライアント、ネットワーク、ストレージの設計構築、インフラ工事、保守運用などビジネスに必要となるITをトータル、ワンストップで提供できるティ・アイ・ディ(以下、TID)は、中小企業や官公庁、文教分野を中心に事業を展開している。同社の顧客である大手外資系企業では、本社を移転する際にサーバーやPC、LANや電話などの業務インフラの移設および再構築が必要となり、その作業をTIDに依頼した。

導入済みのMerakiを生かして
CallManagerでIP電話を提案

 大手外資系企業から本社移転に伴う業務インフラの移設、再構築について相談を受けたTIDの担当者は「当社は数多くのお客さまの拠点の移転や新設に伴うLAN配線、ITの移設もサービス提供しているため、お客さまの本社移転に際しても必要な作業を全て提案させていただきました」と説明する。

 具体的には移転先でのLAN配線やネットワーク構築、オンプレミスで運用しているサーバーを設置するラックの提供、PCの移設などだ。その中で目玉となったのがIP電話の新規導入だった。TIDがIP電話を提案した背景には、ディーアイエスソリューション(以下、DSol)との密接な関係があった。

 シスコシステムズの認定パートナーである同社はシスコシステムズの製品をダイワボウ情報システム(以下、DIS)の東京第2支店より調達しているが、パートナー資格を取得する以前はDSolより調達していた。

 TIDの担当者は「以前よりDSolにシスコシステムズの製品をはじめ、さまざまな商材について技術的なアドバイスや支援をしてもらっていました。DSolはDISが提供するシスコシステムズをはじめとしたさまざまなソリューションに精通しており、技術的な知識とスキルに長けています。現在もDISの東京第2支店を通じてDSolと互いに補完し合ってビジネスを伸ばしています」と語る。

 TIDからの相談を受けたDISの東京第2支店はDSolが提供するキッティングや検証などの技術サービスを含めてシスコシステムズの「Cisco Unified Communications Manager」(以下、CallManager)を用いたIP電話システムを提案した。

 DSolでCallManagerの導入に携わった担当者は「お客さまはすでにシスコシステムズのMerakiを利用しており、CallManagerを導入しやすく、本社移転は提案の好機だと考えました」と説明する。

熱意が冷めないスピード感で対応
顧客を安心させて成約を獲得

 IP電話の提案に対して大手外資系企業の反応は当初より良好だった。海外ではCallManagerの導入が拡大しており、日本での導入に高い関心を示したからだ。ただし導入するには追加投資が必要となり、それに見合ったメリットを示さなければ導入を決断してもらえない。

 TIDの担当者は「お客さまに納得してもらうには投資に見合う価値を示す必要があります。しかしCallManagerについては、当社も実績が多くはないという事情がありました。そこで先進的なテクノロジーや製品にも知見が豊富なDSolに、お客さまが納得できる情報の提供をお願いしました」と語る。

 相談を受けたDSolの担当者はCallManagerを導入する数多くのメリットを説明するとともに、利用に伴う課題も明示した。そしてTIDがCallManagerは海外製品であり、日本の従来型のビジネスホンと操作が異なるため、利用に先立って社員への教育が必要であることを大手外資系企業に伝えた。

 説明を受けた大手外資系企業の情報システム担当者は当初、電話の利用方法が変わることで社員が混乱し、業務に影響が生じることを不安に感じた。しかしTIDが社員への勉強会を実施するなどの支援策を提案したことや、大手外資系企業からの問い合わせに対して常に迅速に回答したことなどが評価され、商談を成約に導いた。

 TIDの担当者は「お客さまからの急な相談や問い合わせにもDSolはいつもすぐに対応してくれたので、お客さまに速やかに回答できました。こうしたお客さまの熱意が冷めないスピード感を当社とDSolで共有できていたことも、成約を獲得できた勝因です」と説明する。

 DSolの担当者も「問い合わせへの回答に時間がかかると、お客さまは不安を感じて無難な選択肢を選びます。今回のような新しい試みを提案する際は、スピード感を維持して勢いを止めないことが大切です」と話を続ける。

リモートでの作業で時短を図る
息の合った連携プレーで無事完了

 導入構築にもチームワークとスピードが求められた。移転先での業務開始日が決まっており、成約から短期間で導入構築を完了しなければならなかったからだ。DISの東京第2支店がCallManagerやシスコシステムズのIP電話端末などの製品の調達と提供、技術サービスの提案、これらの納期調整を担い、DSolがキッティングやIP電話システムの導入構築におけるノウハウの提供、そしてTIDと協力して検証を行うなど、技術サービスの提供でプロジェクトの成功を支援した。

 短期間で導入構築を完了するための工夫についてDSolの担当者は「TIDとのコミュニケーションはシスコシステムズのWebex Teamsをフル活用し、DSolとTIDにVPNを構築して検証を実施するなど、できる限りリモートで作業を進めることで時短を図りました」と説明する。

 さらにプロジェクトをスピーディーに進めるために必要な情報を共有できていたことも成功につながった。DSolの担当者は「プロジェクトを進めるには作業に必要な要件をお客さまに決めていただく必要があります。TIDはそこをきちんと理解しているので、先回りしてお客さまの要件をヒアリングして当社に伝達してくれました。そのおかげで無駄なく円滑に作業が進められたのです」と話す。

 TIDとDISグループのチームワークによってCallManagerの導入構築はスケジュール通りに無事完了した。導入後も当初懸念されていた電話の操作変更で混乱が生じることなく、また現在までトラブルなくCallManagerの導入効果が得られている。

 TIDの担当者は「何から何までトラブルなくスムーズに進められたこと、提供したCallManagerの機能が便利だったことなど、お客さまに高く評価していただき信頼が得られました。その結果、IP電話システムの保守契約も獲得できました」と喜ぶ。そして「実は以前、別のプロジェクトで保守契約を獲得する際にDSolに支援してもらい、その経験が役立ちました」と目を細める。

 TIDの担当者は「提供したシステムをお客さまの海外拠点を含めたユニファイドコミュニケーションツールに発展させる提案を考えています。またオンプレミスで運用しているシステムのクラウド化も狙っています。今後もDSolのアドバイスに期待しています」と次のビジネスに向けた意欲を語った。

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