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テレワークに適した小型デスクトップPC

テレワークに適した小型デスクトップPC

2020年07月28日更新

持ち歩ける小型デスクトップPC

MousePro Mシリーズ

2012年から小型デスクトップPCを開発し続けてきたマウスコンピューターの最新モデルが、今回の「MousePro Mシリーズ」だ。3種類のプロセッサーをラインアップし、幅約28mmという省スペース設計を実現している。デスク周りのスペースを有効活用できるといった理由から、定型業務やコールセンターなどで広く使われてきたMousePro Mシリーズだが、新型コロナウイルス対策を想定した新しいニーズも見出している。
text by 森村恵一

小さな筐体に実用十分な性能を凝縮

 MousePro Mシリーズのサイズは、幅約28×奥行き150×高さ194mmとコンパクト。重量も約590gと軽い。本体の前面には、USB 2.0端子×2、USB 3.0(Type-A)端子×2、USB 3.0(Type-C)端子、マルチカードリーダーがある。背面には、ディスプレイを接続するためのD-Sub端子とHDMI端子、ギガビット対応LAN端子、USB 3.0(Type-A)端子×2、ヘッドホン出力とマイク入力がある。標準的なサイズのデスクトップPCと比べても、かなり充実したインターフェースがそろっている。ほかにも、USB 3.0(Type-C)端子によるモニター接続やWi-Fi 6に対応している。

 MousePro Mシリーズに搭載できるプロセッサーは、「インテル Celeron」、「第8世代 インテル Core i3/i5」の3種類。一般的な事務作業やOfficeアプリの利用であれば、Core i3がお薦めだ。コストを優先して、データ入力やWebアプリケーションなどの利用が中心であれば、Celeronを選択するとよいだろう。

 反対に、Excelの複雑なマクロを実行したり、PowerPointで凝ったスライドを作成するのであれば、Core i5を選ぶと作業も快適になる。3種類のプロセッサーの違いは、選択できるM.2 SSDの最大容量やメインメモリーにも関係してくる。Core i5を搭載した最上位のスペックでは、16GBのメインメモリーに512GBのM.2 SSDを搭載できる。これだけの性能があれば、日常的な業務から負荷のかかるアプリの操作まで、十分にこなせるだろう。

モニターとのセット提案が効果的

 MousePro Mシリーズには、キーボード・マウス・VESAマウントが付属される。VESAマウントをモニター背面に取り付けると、MousePro M本体をディスプレイ背面に装着でき、モニター一体型PCのようになる。

 マウスコンピューターでは、MousePro Mシリーズにフィットするテレワーク向けのiiyama液晶ディスプレイを推奨している。iiyama液晶ディスプレイは、画面の昇降や回転ができるため、利用シーンに合わせて高さや向きを変更すれば作業の効率も向上する。

 業務で使用するノートPCとデスクトップPCを比較したときに、作業の効率を大きく左右するのがモニターのサイズだ。小型デスクトップPCでも、大きなモニターを組み合わせて使えば、ノートPCよりも作業は快適になる。モニターも含めたセットでの提案が、MousePro Mシリーズには効果的だ。

A4サイズのかばんに収まるコンパクトサイズだ。約590gと軽量で持ち運びも苦にならない。
VESAマウントをモニター背面に取り付けることでスペースを有効活用できる。取り外しも楽に行える。

テレワークに適したデスクトップ

 小型デスクトップPCは、これまでデスクトップPCを使ってきた業務部門でのリプレース需要が多い。MousePro Mシリーズは、おそらく数年前の高性能なデスクトップPCに匹敵する処理性能がある。それ故に、Windows 10への切り替えや、リース切れなどのデスクトップPCに対して、リプレースを提案できる商材になるだろう。ほかにも、コールセンターでの業務端末や教育機関での大量導入なども期待できる。

 新型コロナウイルスの影響により、普及が加速するテレワーク用の配布端末の需要もある。これまでテレワーク向けの端末は、主にモバイルワーカーを前提としたノートPCの提案が多かった。しかし、長期間にわたって全社員にテレワークを求める状況となり、営業やフィールドサポート業務だけではなく、一般事務などの業務部門も自宅で作業する時間が増えている。

 そうした状況において、オフィスと変わらない業務を遂行するためには、ノートPCよりもデスクトップPCが適している。特にテンキーを多用したり、頻繁にファンクションキーを叩くような業務アプリの利用では、デスクトップPCと標準キーボードの組み合わせがベストだ。持ち歩けるデスクトップPCとして、MousePro Mシリーズは魅力的な1台となる。

 本体だけならばノートPCよりも軽くコンパクトなので、A4サイズのファイルが入るビジネスバッグであれば余裕で収納できる。実際にマウスコンピューターでは、緊急事態宣言を受けて自宅待機となった際、業務部門のスタッフはMousePro Mシリーズを自宅に持ち帰って対応したという。

 少し前の小型デスクトップPCは、性能面で標準的なデスクトップPCのサブ機というイメージがあった。しかし、今回のMousePro Mシリーズは本格的な業務に対応できる高性能なモデルに仕上がっている。デスクトップPCという概念を打ち破る新しいジャンルを開拓するかも知れない。

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