
ソリトンとZenmuTechが提案するリモートソリューション
キーワードは手軽さ!
リモートワークでもオフィスと同じように働く
リモートデスクトップ
Remote Desktop
オフィスのPCを遠隔で操作
在宅勤務やリモートワークでは、できる限り、オフィスと同様の仕事環境を作りたい。その際の選択肢として挙げられるのが仮想デスクトップやリモートデスクトップだ。いずれも普段利用しているデスクトップを在宅やリモートワーク環境でも使える点で共通しているが、システム自体は大きく異なる。
仮想デスクトップはデータセンターなどのサーバー上に仮想化されたデスクトップを構築することで、デスクトップの一元的な管理までを実現するセキュアなシステムとして採用されてきた。一方で、リモートデスクトップは、オフィスに設置されたデスクトップPCに遠隔から接続して操作できるようにするシステムだ。
それぞれに長所があるが、できるだけ早くテレワークやリモートワークの環境を整備したいという要望には、リモートデスクトップがお薦めだ。
「とにかく明日から会社と同じ環境でテレワークを実現させたいというニーズで、2月ごろから急激にお問い合わせと導入が増えました」と話すのは、リモートデスクトップソリューション「Soliton SecureDesktop」を提供しているソリトンシステムズ ITセキュリティ事業部 プロダクト部 プロダクトマネージャの新井ひとみ氏。
Soliton SecureDesktopはクラウド版とオンプレ版があり、クラウド版では専用のアプリケーションをオフィスのデスクトップと自宅のPCにインストールすることでリモートデスクトップ環境を実現できる。オンプレ版では専用サーバーの設置が必要になる。
「仮想デスクトップを部分導入されているユーザーからのお問い合わせも増加しています。Soliton SecureDesktopは導入期間が短くて済むため、仮想デスクトップとの併用で全社的なテレワーク体制を整えたいというニーズにも応えられるのです」(新井氏)
セキュアブラウザー
Secure Browser
Webアプリを安全なブラウザーで利用
電子証明書を利用したデバイス認証がキモ
ソリトンシステムズは、「Soliton SecureBrowser」というWebアクセスに特化したリモートアクセスソリューションも提供している。この製品は、テレワークやリモートワーク時に社内のWebシステムやクラウドのWebアプリだけを利用できればいいというユーザーに対して訴求力が高い。
Soliton SecureBrowserは、VPN機能を内蔵したセキュアなブラウザーを介して、社内のWebシステムやクラウドアプリの利用を可能にする。Webアプリの閲覧ファイルやデータのキャッシュは自動的に消去され、デバイスにはデータが残らない。
「リモートデスクトップを実現するSoliton SecureDesktopと、セキュアなWebアクセスを可能にするSoliton SecureBrowserは、いずれも電子証明書を利用したデバイス認証が行えます。これによって、企業が認めたデバイス以外からのアクセスを排除できるので、不正利用や情報漏えいなどのリスクを抑えられます」(新井氏)
データ分散型仮想デスクトップ
Virtual Desktop
ローカルとクラウドでデータを分散
工数のかかる導入作業が不要
すぐに始められるのがウリ
仮想デスクトップやリモートデスクトップは、いつも利用しているデスクトップをどこでも使えるというメリットがある一方で、オフラインだと使えない側面もある。そうした観点から、オフラインでも利用できる“データ分散型仮想デスクトップ”というアプローチで製品を提供しているのがZenmuTechだ。その製品は「ZENMU Virtual Desktop」。
ZENMU Virtual Desktopが採用するデータ分散型仮想デスクトップとは何か。これは、PCで利用するデータを、PCとクラウドに分散させて管理することで、データの安全性を確保する仕組みだ。そもそも、在宅勤務やリモートワークでの懸念点として挙げられるのがセキュリティだ。自宅や社外でPCを利用する際には、情報漏えいなどのリスクが高まる。そこで、テレワーク環境で利用するPCにはデータが残らない仮想デスクトップやリモートデスクトップの方式が選択されるケースが多いが、これらのソリューションはオフラインだとデスクトップが利用できない。そこで、仮想デスクトップやリモートデスクトップと同様に安全性を確保しつつ、オフラインでも使えるようにしているのがZENMU Virtual Desktopだ。
「外回りのセールスパーソンが持ち出すPCのセキュリティ対策としても最適なZENMU Virtual Desktopですが、在宅勤務などのテレワークニーズにおいても、現在、多くの引き合いをいただいています」(Zenmu Tech 営業本部 General Manager 岡田昌徳氏)
ZENMU Virtual Desktopでは、利用するデータはPC内に作られる仮想ドライブ経由でクラウドにも分散保存される。データは利用時だけ復元される仕組みだ。オフライン時に使用したい場合は、オフラインで使用するストレージとしてUSBメモリーやスマートフォンを設定し、クラウドに分散保存されたデータをそれらのオフラインストレージに同期させておく。そして、PCで作業する際に、オフラインストレージを接続すれば、データの復元が可能になる。データ分散型仮想デスクトップという独特の環境を構築できるZENMU Virtual Desktopの技術は、大手ITベンダーが提供するソリューションにも採用されている。
「通常の仮想デスクトップなどは導入や運用において情シス担当者にかかる技術的な負荷が高くなりがちですが、ZENMU Virtual DesktopはアプリケーションをPCにインストールするだけなので導入に必要な工数が非常に少ないのです。兼任やゼロ情シスのような状況のお客さまにもお薦めできます。また、PCとのセット販売の相性も抜群です」(岡田氏)
ZENMU Virtual Desktopのこれからの展望では、管理者の二要素認証によるログイン機能の実装などセキュリティも強化していく予定だ。
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