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バッファローはWi-Fi+サービスの提案で経営課題の解決を促進

バッファローはWi-Fi+サービスの提案で経営課題の解決を促進

2020年03月10日更新

無線LAN+サービスで売り上げ拡大

観光地や宿泊施設、飲食店などでは、外国人観光客向けの無料のWi-Fi整備はこれからも必須の取り組みとなる。そうした中でバッファローは、Wi-Fiを活用したサービス提供の提案で無線LAN製品だけにとどまらない商機を提示している。

観光者向け無料Wi-Fiの整備が進む

 自治体や交通機関、店舗などの各所で無料のWi-Fiサービスが利用できるようになっている。その中で「FREESPOT」という公衆無線LANスポットサービスの提供を主導しているのがバッファローだ。利用者はメールアドレスの登録やSNSアカウントとの連動などで、インターネット接続が可能になる。英語や中国語、韓国語などにも対応していて、外国人観光客の利用も増えている。

 FREESPOTは、バッファローが主幹事であるFREESPOT協議会が中心となって普及拡大が進められている。2020年1月6日時点で、FREESPOTの検索サイトに登録されている店舗数(マップ登録数)は1万3,839。その割合は、宿泊施設が30.6%、公共施設が15.9%、カフェ・喫茶店が12.3%、レストランが6.6%と続く。「観光客向けの提供やオリンピックに向けた需要が増えています」とバッファロー ブロードバンドソリューションズ事業部の伊藤寛士氏は現況を話す。

 FREESPOTのサービスを提供できるようにする製品としてバッファローは、FREESPOT導入キット「FS-M1266」や「FS-S1266」をラインアップしている。いずれも設置後にFREESPOTの認証基盤を利用した無料のWi-Fiサービスが顧客に提供できるようになる。認証機能で取得された利用記録は、FREESPOT協議会が所有する認証サーバーで管理される。FREESPOT専用モデルであるFS-M1266やFS-S1266は、FREESPOT協議会の共通の認証基盤を利用するため、利用者は一度利用者登録を行えば、どのFREESPOTでも利用者登録を繰り返す必要なく使えるようになる仕組みだ。

「無料Wi-Fiサービスの提供が手軽にできるので、小規模事業者のユーザーも多いですね。FREESPOTが利用できることを示すステッカーなども同梱されているので、顧客へのアピールも即時に行えます」(バッファロー ブロードバンドソリューションズ事業部 柴田成儀氏)

 設置者は、FREESPOTを利用しようとするユーザーのアクセスに対して、あらかじめ登録したURLにリダイレクトさせることも可能だ。自店の広告ページやクーポンを表示させたりできるのだ。また、ユーザーの接続を限定したり、店舗などの営業時間に合わせてサービスを提供できるようにするスケジュール機能なども用意されている。

 宿泊施設や公共施設だけでなく、商店街、道の駅、高速道路のサービスエリア、病院、カラオケ店、居酒屋など、外国人観光客の来訪が見込まれるさまざまな提案先が想定される。

バッファロー ブロードバンドソリューションズ事業部の伊藤寛士氏(左)と柴田成儀氏(右)は、サービスとの連携でWi-Fiの商機をさらに拡大させていきたいと話す。

無料Wi-Fiの提供と業務利用を両立

 認証ゲートウェイとして機能し、複数のアクセスポイントの活用や、来訪者と管理者側のネットワークを別々に構築できるFS-M1266は、さまざまなアクセスポイント製品との併用も実現する。例えば、施設内だけでなく施設外にもアクセスポイントを設置したい場合は屋外専用の製品を活用したりもできる。「お城の周りを巡りながら、お城の外に設置したWi-Fiアクセスポイントに接続していただくような環境も構築されています。屋外専用のアクセスポイント製品だけでなく、屋外用のLANケーブルも用意しているので、セットで提案が可能です」(伊藤氏)

 来訪者と管理者側のネットワークを別々に構築できる点を利用して、外国人観光客向けの無料Wi-Fiだけでなく、店舗のサービスもWi-Fiを活用したスマートなものに変革する提案も可能だと柴田氏はアピールする。

「例えば、店舗にタブレットPOSを導入する提案などが実現します。タブレットPOSで使用する業務用のWi-Fi利用と、顧客向けのWi-Fiネットワークは切り分けて管理できるので、一石二鳥のサービス改革が実現するのです」

 単純に無料のWi-Fiサービスを顧客に提供するだけでなく、事業者側もWi-Fiを活用した業務改善に着手できるというのだ。これは、Wi-Fiの付加価値提案とも言えるだろう。バッファローでは「Wi-Fiではじめる経営改善」と称して、タブレットPOSをはじめ、翻訳・通訳アプリサービスをタブレットなどにインストールして提供する例や、美容室などでタブレットで電子書籍を読めたりするようにするサービスなどを提案している。「業務用のWi-Fi活用を前提に、無料Wi-FiであるFREESPOTの提供も行うというアプローチも可能ですね」(伊藤氏)

 FS-M1266の活用で店舗のネットワーク回線の有効利用も実現し、さらに顧客へのサービス提供も充実させられる環境が構築できる。販売パートナーにとっても、Wi-Fiアクセスポイントの提案だけでなく、店舗や施設で使用するためのタブレットやアプリケーションの提案にも繋げられるという大きなメリットがあるのだ。

 FS-M1266やFS-S1266は、防災の観点から自治体などでも採用が増えている。平時は無料Wi-Fiサービスを提供し、災害時には認証不要でWi-Fiの利用を可能にする防災Wi-Fi環境が、FS-M1266やFS-S1266を使って構築可能だ。「防災対策も兼ねた無料Wi-Fiの整備が多くの自治体で進められています。災害時の防災Wi-Fi提供は自治体にとって不可欠な対策になってきているので、今後もこうした導入は拡大していくでしょう」(柴田氏)

FREESPOT導入キットの中小規模向けスタンダードモデル「FS-S1266」。
無線LANアクセスポイントの屋内用トライバンドモデル「WAPM-2133TR」。DFS障害回避や公平通信制御機能を搭載。

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