
「御社オンリー」の高い翻訳精度を実現したロゼッタのAI自動翻訳
プロ翻訳者レベルの自動翻訳機能を
2,000以上の専門分野別にクラウド提供
ロゼッタ「T-4OO」
海外と直接の取引がなくても英語は何かしらの形でビジネスに関わってくる。ところが言うまでもなく日本人は英語が苦手だ。そのため翻訳を外注することになるが、そのコストと労力の負担が今後増えそうだ。その解決策としてビジネス英語に特化したロゼッタのAI自動翻訳「T-4OO」を提案しよう。
プロの翻訳サービスの利用にかかる
コストと時間の削減が課題となる
海外の企業や消費者と取引をしていない企業であっても、日常業務で英語を扱う機会は多い。ビジネス向け翻訳サービスを長年にわたって提供しているロゼッタでアライアンス事業部 部長 執行役員を務める古谷祐一氏は次のように指摘する。
「海外とビジネスを展開していない企業でも、業務で英語を扱う機会が増えています。現在ではGoogleの翻訳機能を使って簡易的に英文を和訳したり英文を作成したりできますが、間違った翻訳はビジネスに損失を与える恐れがあります。ビジネス文書の翻訳にはプロの翻訳サービスが必要となりますが、日常業務で頻繁に利用するとコストの負担が大きくなり、翻訳に時間もかかります」(古谷氏)
ちなみにプロの翻訳サービスは1文字あたり10~20円程度の費用がかかる。また1人の翻訳者が1日に翻訳できるのは4,000字程度と時間もかかる。そこでロゼッタは翻訳にかかるコストと時間を大幅に削減できるAI自動翻訳「T-4OO」(ティー・フォー・オー・オー)を提供している。
T-4OOはプロ翻訳者レベルの自動翻訳機能をクラウドで提供するサービスだ。ロゼッタは2004年より自動翻訳技術の開発に取り組み続けており、翻訳サービス事業で培った各専門分野に特化した翻訳のノウハウと独自に蓄積した辞書を生かし、ニューラルネットワーク技術を組み合わせて翻訳エンジンを開発した。
T-4OOは汎用的な自動翻訳とは異なり分野ごとに特化した辞書と翻訳機能を提供しており、医薬、金融、化学、機械、IT、法務、特許など2,000分野以上に対応している。
「御社オンリー」で高い翻訳精度と
安心して利用できるセキュリティを実現
T-4OOは顧客が扱う文書や業務に応じて自身でカスタマイズすることで精度を向上させることができる。古谷氏は「T-4OOの『オー・オー』は『御社オンリー』という意味です。クラウド上にお客さま専用の利用環境を提供しており、お客さま自身で辞書や翻訳機能をカスタマイズできます。この仕組みによって英日間の翻訳において最大95%という高い精度を実現するとともに、複雑な長文であっても高精度で翻訳でき、読みやすく推敲された滑らかな訳文が得られます」とアピールする。
機密文書も安心して利用できる高いセキュリティも実現している。T-4OOのサーバーは全て国内で運用しており、ISMS認証を取得した設備で外部の不正なアクセスから保護するとともに、データ通信を暗号化(SSL)している。古谷氏は「開発中の製品やサービスの仕様書、医薬や金融で取り扱う機密文書、個人情報や経営情報が含まれる文書など、厳格なセキュリティが求められる業種や業務でも安心して利用いただけます」と強調する。
使い勝手の良さもT-4OOの魅力の一つだ。T-4OOではプレーンなテキストデータを画面に張り付けて翻訳する「テキスト翻訳」に加えて、WordやExcel、PowerPoint、PDFなどのファイルをアップロードするだけで翻訳できる「ファイル翻訳」機能も利用できる。
ファイル翻訳では原文のレイアウトを維持して訳文が上書きされ、修正もそのままできるため作業効率も非常に良い。しかもA4サイズ換算で約90枚(英語3万6,000単語、日本語7万2,000文字)の文書を一気に翻訳できる。
企業の「社内翻訳」需要に商機あり
低コストと使い勝手の良さをアピール
T-4OOの機能と精度、操作の利便性は日常業務で気軽に使える優秀なものだ。ただし気にかかるのがコストだろう。
T-4OOは1単語あたりわずか0.3円~1.2円で、プロの翻訳サービスが仮に1単語30円だとすると最大100分の1のコストで利用できる。さらに1人の翻訳者が1日に翻訳できる約4,000字を、わずか10分程度で完了できる。
T-4OOは3,000社以上の導入実績を誇るが、今後はビジネスを大きく拡大できるとロゼッタ アライアンス事業部 パートナー推進営業部 マネージャー 野村貴彦氏は語気を強める。その理由について野村氏は「T-4OOは主に社外とやり取りする文書の翻訳に利用されてきましたが、その市場規模は2,800億円程度で安定しています。さらにインターネットでの情報収集やメールのやり取りなど実務で英語を扱う機会が増えており、正確な翻訳を必要とするお客さまも増えています。この『社内翻訳』の市場は8,000億円から1兆円の規模があると見ています」と説明する。
そして「T-4OOとWeb会議システムと組み合わせたり、複合機で扱う文書の翻訳に利用していただいたりするなど、お客さまの課題に応じた解決策をT-4OOを組み合わせて提案できます。T-4OOで付加価値を加えた提案のシナリオをダイワボウ情報システム(DIS)さまを通じて全国の販売店さまに情報発信したいと考えています」と戦略を語った。
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