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2023年の店舗向け画像解析ソリューション市場は89億1,000億円と予測

2023年の店舗向け画像解析ソリューション市場は89億1,000億円と予測

2020年02月21日更新

画像解析ツールは包括的な提案が有効

Image Recognition

 矢野経済研究所は、画像解析技術を活用した店舗向け画像解析ソリューション市場を調査し、普及課題や将来展望などを解説した。

 画像解析ソリューションを展開する事業者の事業モデルは、データを収集するカメラなどの「デバイス」、収集したデータの特長情報などを分析する「画像解析ソフトウェア」、分析結果を可視化する「店内分析プラットフォーム」、分析結果をもとに画像解析の先の施策を提案する「コンサルティング」の四つの事業領域に分類している。

 基本的には、顧客が店舗向け画像解析ソリューションのベンダーに依頼すれば、上記のカメラなどのデバイスから可視化プラットフォーム、分析までワンストップで利用できる。しかし、全ての事業者が全ての領域や製品や技術、サービスを自社で提供しているわけではないため、この提案は一部事業者にとどまる。上記を踏まえ、デバイス単体だけでなく、分析結果を可視化するプラットフォームや次の施策のコンサルティングまでをサポートするような提案を行うことが、競合他社と比較した優位性につながる。

成功事例の蓄積が市場拡大につながる

 マーケティングへの活用を目的とした画像解析ソリューションを展開しているベンダーは、スタートアップ系専業ベンダーを中心に2016年ごろから増加傾向にあるという。しかし、その事業規模は大きいとは言い難い状況だと矢野経済研究所は指摘する。

 ECサイト事業でのアクセス数解析などが一般化する一方で、リアル店舗におけるデータ活用はあまり進んでいない。ビーコンやWi-Fiなどを活用して店舗内での顧客分析を実施するケースは増えてきているものの、画像解析技術を利用した店舗内の画像解析ソリューションは普及前の段階にあり、導入事例はまだ少ないという。

 上記を踏まえ、画像解析ソリューション市場においては、小売り事業者・ベンダーのいずれも収集・分析したデータの具体的な活用施策を考慮できている企業が少ないことが最大の普及課題となっている。しかし、こうした普及課題は、今後導入を進めているベンダーや導入事業者が成功事例を積み重ねることで、リアル店舗のデータ活用が一般化されていく。それに伴い、市場も徐々に拡大すると見込んでいる。

 2019年度の店舗向け画像解析ソリューション市場は、16億2,000万円に達する見込みだ。画像解析ソリューションの導入は引き続き拡大し、2023年度の同市場は2019年度比5.5倍の89億1,000万円に達すると予測している。

クラウドでも個人認証の需要が増加

Security Solution

 ミック経済研究所は、「個人認証・アクセス管理型セキュリティソリューション市場の現状と将来展望 2019年度版」を発表した。

 個人認証・アクセス管理型セキュリティソリューション市場は、2017年度が613億円強、2018年度が前年対比104.3%の640億円、2019年度が前年対比108.6%の695億円弱になる見込みだ。

 2018年度の個人認証・アクセス管理型セキュリティソリューションにおける2018年度の主要分野別出荷金額の内訳では、複数のWebサービスに一つのIDとパスワードでサインインできるWebシングルサインオンパッケージが175億円と最も大きく、市場全体の4分の1強を占めた。Webシングルサインオンパッケージは、金融機関やセキュリティを特に重視する一部の大手企業の間で認知され、利用が広まっている。近年では、業務システムのWeb化、企業間や大学間でデータのやりとりを行う際のID連携機能などが登場したことから業種や企業規模を問わず利用規模が拡大し、市場の成長が続いているという。

 シングルサインオンは、従来社内ネットワークなどオンプレミスで多く利用されていた認証方式だった。しかし、昨今Office 365やSalesforce、G Suite、Boxなど外部のパブリッククラウドが普及している。こうした状況の中で、クラウドに対してもログイン時のIDを連携させて使える認証連携およびシングルサインオンの需要が高まっているとミック経済研究所は指摘する。今後は、システムの認証方式として、PCやスマートデバイスに搭載されている指紋や顔などの生体認証を中心に「パスワードレス認証」の利用が進むと予想した。

2019年のHRテクノロジー市場は1,199億円

Human Resouce

 シード・プランニングは、HRテクノロジーに関する最新動向について調査した。

 HRテクノロジーの市場規模は、近年急速に需要が拡大している。2019年の同市場規模は1,199億円、前年比130%と推測している。昨今の労働市場における流動化や生産年齢人口の減少、デジタルトランスフォーメーションの進展に伴い、企業の人事部門においてはより効率的な人事活動が求められている。このように社会環境の変化に合わせて、企業の人事業務全般における効率化・精緻化・高度化のニーズが高まったことが需要拡大の背景として挙げられる。

 同市場の内訳のうち、採用・配置領域においては検索型の求人サービスのほか、AIや機械学習を活用したマッチング機能を持つサービスの需要が拡大した。採用活動に対する効率化の需要を背景として、従来型の人手を介したリクルーティング支援サービスのリプレース需要を大きく後押しし、中長期的な成長が予想される。

 上記を踏まえ、2023年の同市場規模は、2019年と比較して約2.1倍の2,504億円に達する見込みだ。

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