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レッツノートに新たに加わった12インチモデル「CF-QV8」

レッツノートに新たに加わった12インチモデル「CF-QV8」

2020年01月31日更新

圧迫や振動に強いタフ設計

レッツノート CF-QV8

いつでもどこでも柔軟に業務をこなすためには、頼れるモバイルPCの存在が不可欠。そんなモバイルPC導入の決定打となる最新ガジェットが、パナソニックのレッツノート「CF-QV8」だ。どんな魅力が詰まっているのだろうか。
text by 森村恵一

新たに加わった12インチモデル

 CF-QV8について掘り下げていく前に、パナソニックのレッツノートシリーズについて、簡単に整理しておこう。レッツノートには、大きく分けて三つのシリーズがある。14インチの大きな画面と長時間バッテリー稼働が魅力の「LVシリーズ」、12インチの画面でモバイル性に秀でた「SVシリーズ」、10.1インチというコンパクトな画面と機動性に優れた「RZシリーズ」だ。CF-QV8は、これら三つの主力製品ラインアップに、新たに加わった2in1タイプの12インチモバイルPCとなる。10.1インチのRZシリーズで搭載されていた2軸ヒンジを採用して、画面を360度回転させてタブレットのように使える。

 CF-QV8の特長の一つが、12インチのWQXGA+(2,880×1,920ドット)液晶のタッチパネルで、3:2という画面サイズにある。一般的なワイドモニターの多くは、ハイビジョンテレビと同じ16:9の横長な画面だ。それに対して、3:2という比率はタブレットモードにして縦に持つと、A4用紙に近いサイズ感になる。クラムシェル状態にしてノートPCとして使うと、縦がフルHD解像度よりも900ドット近く長くなり、文書やワークシートをスクロールする頻度を減らせる。CF-QV8のWQXGA+液晶は、とても実用的な高解像度だ。

 今回のCF-QV8からキーボードも新設計になった。レッツノートの象徴とも言えるリーフ型キーボードは、2mmのキーストロークを確保したアイソレーション型になっている。文字キーは、横19mm×縦15.2mmのサイズで打鍵感もよい。

約10時間稼働の交換可能なバッテリー

 CF-QV8がビジネス向けモバイルPCとして優れているポイントに、バッテリーの設計が挙げられる。最近のモバイルPCは、バッテリーをスマートフォンのように、本体の中に組み込んでいる設計が多い。それに対して、CF-QV8のバッテリーは取り外し可能だ。約10時間の稼働を実現しており、外回りが多いビジネスパーソンでも十分に対応できる。バッテリー交換のために修理に出す必要がないので、長期間にわたり安定してCF-QV8を使い続けられる。こうしたバッテリーへのこだわりは、日本のユーザーの声をしっかりと受け止めて開発しているからだろう。

 そんな日本製らしい気配りが、本体底面の四隅に備えられた小さなフットラバーにも見て取れる。2軸ヒンジの下に搭載された二つのフットラバーは、起こすと本体を少し傾斜させる役割を持つ。長時間のキーボード利用では、水平よりも少し傾斜がある方が疲れにくい。そうしたユーザーへの配慮から、小さなフットラバーで傾斜を作り出せる設計になっている。前面にある二つのフットラバーを起こすと本体の手前が少し浮き上がる。その理由は左面のVGAポートにある。CF-QV8は、外部モニターを接続できるインタフェースを搭載しHDMIだけではなく、VGAポートも装備している。多くの会議室にあるプロジェクターの主流がまだVGA接続であるからだという。VGAポートを備えておけば、変換コネクターを持ち歩くことなく、出先でもプレゼンをスムーズに行える。こうした考えからVGAポートを標準装備し、ケーブルを差すときに、コネクターの厚みが邪魔にならないよう、フットラバーで本体前面を浮かせる設計になっている。細やかな気配りは、まさにメイドインジャパンならではだ。

本体底面の四隅にフットラバーが搭載されている。フットラバーを起こすと隙間が生まれ、厚みのあるVGA端子を差し込める。
バッテリーはユーザー自身で取り外し、交換が可能だ。

MRや新聞記者が愛用

 伝統的なボンネット型デザインのトップカバーも、強度を維持しながらスタイリッシュなデザインへと進化した。満員電車でかばんが強く押されても、液晶画面が割れることのないタフな設計は、日本のビジネスパーソンからも高く評価されている。その堅牢さが重視されて、日本では医薬情報担当者(MR)や新聞記者に数多く採用されている。特にMR関連では、1,000人以上の大手企業5社のうち、9割でレッツノートが使われているという。MRは、多忙な医師の「合間」を縫って情報提供や新薬の提案などを行わなければならない。そのため、携行するモバイルPCには、タフさに加えて迅速な起動と、タブレット形状での使い勝手が求められる。病院の廊下を通り過ぎる医師を見かけたら、すぐにかばんからPCを取り出して情報を見てもらわなければならない。そんなニーズに、2in1タイプのCF-QV8は最適なデバイスとなる。一方で新聞記者は、モバイルPCを道具として扱う。報道の現場では、機材も乱雑に扱われがち。そうした過酷な環境でも、レッツノートの堅牢さは大きな信頼を得ている。

 MRや新聞記者ほどの業務ではなくても、かばんに入れて満員電車に揺られることの多い首都圏のビジネスパーソンにとっても、CF-QV8のタフさは魅力となるだろう。

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