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VAIO Proシリーズは全てシンクラ化OK

VAIO Proシリーズは全てシンクラ化OK

2019年12月06日更新

THIN CLIENT

VAIO

全ラインアップシンクラ対応

VAIO Pro series

法人市場の開拓に力を注ぐVAIOは、VAIO Proシリーズ全てをシンクライアント化できる柔軟性で、シェア獲得を急ぐ。

VAIOもシンクライアントデバイスを提供している。VAIOの場合は、シンクライアントデバイスの提供という表現ではなく、法人向けで用意している全てのPCをシンクライアント化できる環境を整えていると言ったほうが正しいだろう。仕事の生産性を高める「快」をキーワードにPCの製品開発を進めてきたVAIOは、法人向けPCのVAIO Proシリーズのシンクライアント化によって、シンクライアント環境でも同様の「快」を提供しているのだ。

「働き方改革への取り組みが広がり、ノートPCにも薄い、軽いといったモビリティ性能が従来以上に求められるようになっています。その上で、持ち運びを前提としたノートPCのセキュリティをどうするかが課題になります。解決の一つの手法として、シンクライアントの選択が増えてきているのです。その際、軽くて丈夫でデザイン性も高いVAIO Proシリーズは、シンクライアントデバイスの選定において、魅力的な選択肢になるはずです」(VAIO 執行役員 営業統括本部 副本部長 宮本琢也氏)

 VAIO Proシリーズをシンクライアント化する場合は、OSにWindows 10 IoT Enterpriseが採用される。これによって、ストレージへの書き込みやUSBデバイスのアクセス、キーボード入力、アプリケーションの使用など、通常のPCで利用できる機能の制限が可能になる。また、Windows 10 IoT Enterpriseは、延長サポートも含めると10年間のサポートが提供される組み込み向けのOSだ。機能アップデートがないため、安定した状態で継続的に利用できるメリットもある。このWindows 10 IoT Enterpriseを全てのVAIO Proシリーズに搭載させられるのだ。

(左)VAIO Corporation Takuya Miyamoto VAIO/宮本琢也氏
(右)VAIO Corporation Ryotaro Nishizawa VAIO/西澤良太郎氏

LTEにも全機種対応

 VAIO Proシリーズが全てシンクライアント化できるメリットはまだある。それがLTE対応だ。VAIO Proシリーズは全機種がLTEに対応している。つまり、シンクライアント化においても、全ての機種でLTEの選択が可能になるのだ。通信環境も含めてPC1台で完結させたいと考えるユーザーにとっては有力な選択肢と言えよう。

「PCの持ち出しを考慮した場合、全機種でLTE対応が可能である点は、大きなアピールポイントです」(VAIO 営業統括本部 営業推進統括部 西澤良太郎氏)

そもそも、VAIOのシンクライアント化を始めたきっかけはユーザーからの要望だったという。「VAIOに搭載させるOSをWindows 10 IoT Enterpriseにしたいというニーズが徐々に増えてきたのです。そうしたニーズを受けて、2017年ごろからWindows 10 IoT Enterpriseを搭載させたVAIOのシンクライアントを提供しています」と西澤氏は振り返る。こうした経緯もあり、VAIOのシンクライアント化においては、ユーザーからのさまざまな要望に応えられる体制を整えているという。「例えば、シンクライアント導入後にファットPCに戻すことも考慮に入れて、CPUの性能は上げて導入したいというようなニーズにも対応できます」(西澤氏)

 製品を提供するメーカーとしての魅力は「国産メーカーであることです」と宮本氏は力を込める。「出荷前に専門の技術者が約50ものチェック項目を検査する“安曇野FINISH”によって、高い品質をお客さまに提供しています。故障が発生した場合の対応力や原因解析のスピードの速さなど、国産メーカーだからこそ可能な迅速性や信頼性をお客さまには評価していただいています」

 既存のシンクライアントデバイスからVAIOのシンクライアントにリプレースした事例もあるという。

パートナーと協力して市場開拓

 今年の7月からは、VAIOのデバイスを活用したシンクライアントソリューションとして、VAIOとエス・アンド・アイが、「ThinBoot ZERO Type V(シンブートゼロ・タイプ ヴイ)」の提供を開始した。ThinBoot ZEROは、シンクライアントデバイスに加えて、デバイスの運用管理を効率化する『ThinBoot Management Server』などが一緒に提供されるサービスだ。デバイスの接続状況の管理やソフトウェアの一括アップデートなどが可能になる。

「当社はハードウェアメーカーなのでデバイスの提供が主になります。VDIソリューションなどシンクライアント環境全体を整えるためには、パートナーの力が欠かせません。パートナーとの協業の一つの形がThinBoot ZERO Type Vなのです」(西澤氏)

 顧客のニーズに応じてシンクライアントデバイスに求められる仕様なども変化する。VAIOは、顧客が求めるシンクライアントデバイスを作り上げることに専念する。シンクライアント環境全体の構築は、販売パートナーとともに提供していくという。

「シンクライアントの提案時には、シンクライアントデバイスの選択肢に国産メーカーのVAIOがあることをまずは思い浮かべていただきたいですね。VAIOが備える魅力がそのままシンクライアント環境で生かされます。法人向けラインアップの全てがシンクライアント化でき、全ての機種でLTE対応が可能なVAIOのシンクライアントの提案は、販売パートナーの皆さまに大きな価値をもたらすはずです」(宮本氏)

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