ホーム > PC-Webzineアーカイブ > 文教市場で導入が拡大しているAcer Chromebook

文教市場で導入が拡大しているAcer Chromebook

文教市場で導入が拡大しているAcer Chromebook

2019年12月10日更新

CHROMEBOOK

Acer

文教市場の導入が加速

Acer Chromebook series

一歩ずつChromebookの拡販に努めてきた日本エイサーは今、文教市場でのChromebookの導入加速に社内が沸いている。

今年の6月、文部科学省は「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策」をまとめた。この内容について、日本エイサー プロダクトマーケティングマネージメント部の武富 温氏は、次のように解説する。

「文部科学省がまとめた方策では、2025年度をめどに生徒1人に1台のPC配布が目標にされました。その実現において足かせとなっているコスト面の課題についてはパブリッククラウドの利用と、PCそのものについても低価格で導入できるモデルの具体例などが示されています。また、校内のWi-Fiの普及率が4割程度にとどまっている中で、LTEモデルの活用も促されています。これらの要素を受けて、現在、当社のChromebook製品に対して、ものすごい引き合いがきており、すでに数千台規模の案件が複数生まれています」

 武富氏が話すように、文部科学省の新時代の学びを支える先端技術活用推進方策では、学習用コンピューターの1人1台の配布には、安価なPCの導入が必要であるとはっきり明記されている。併せて、「従来の端末に集中したオンプレミス型よりも、適切な通信ネットワークとパブリッククラウドに基づくクラウドコンピューティングが極めて有力な選択肢となる」とも言及されているのだ。

Acer Japan Corp. Yutaka Taketomi 日本エイサー/武富 温氏

まずはエイサーに相談

 日本エイサーは従来からChromebookの販売に注力してきた。「国内のWindowsデバイス市場では国産メーカーの勢力が強く、簡単には入り込めませんでした。そこで、新しいOSを搭載したChromebookならばチャンスがあると見越して取り組んできたのです」(武富氏)

 その取り組みが大きく花開くことになったのだ。とりわけ日本エイサーはこれまでコストメリットや管理効率の高さの点から、Chromebookを文教市場向けに強く訴求してきた。「学校で長期間にわたって使用できる頑丈さが当社のChromebookの特長です。防滴性能に加えて、机の上など120cmの高さから落としても壊れない堅牢性も備えています。キーボードのキーキャップが外れないような仕組みを採用するなど、児童生徒さんが長く使えるデバイスに仕上げているのです」(武富氏)

 文教市場への地道な提案の積み重ねの結果、「Chromebookなら、まずはエイサーに相談しようという認識が醸成されてきました」と武富氏は手応えを話す。「文教市場におけるChromebook製品の提案で、導入時につまずくポイントなどのノウハウが蓄積されています。それらを糧にサポートの対応力も磨いてきました。Chromebookを提供する上での総合力が現在の評価につながっているのでしょう」

 日本エイサーはChromebookについて、文教市場だけでなく企業ユーザーの獲得にも力を入れていくという。そのため、企業向けの製品のラインアップをそろえていく。

 例えば、15.6インチノートタイプの「Acer Chromebook 715」などがそうだ。オールアルミ製の筐体を持つAcer Chromebook 715は、第8世代のインテル Core iプロセッサーを搭載できるため、業務利用でもストレスを感じることはないだろう。テンキーを採用している点も魅力だ。さらに、Acer Chromebook 715は、米軍用規格(MIL-STD 810G)に準拠したテスト項目をクリアしているため耐久性も十分。「指紋認証リーダーを付けられるので、セキュリティ面もより強化できるでしょう」(武富氏)

 ChromebookをVDIデバイスとして利用するケースも想定される。「企業ユーザーの場合は、Chromebookの利用で基本となるG Suiteだけでは業務をカバーするのは難しいですね。VDIのような環境が必要です」(武富氏)

 その点、Acer Chromebook 715は、Citrix Receiver、Citrix Virtual Apps and Desktopsアプリケーションで動作するために必要なテスト基準を満たしたCitrix Ready認定端末となっており、VDI環境での利用時も安心だ。

 13.5インチノートタイプの「Chromebook Spin13」も用意している。2,256×1,504の解像度を備える画面が360度回転するコンバーチブルタイプで、タブレットのようにしたり、テントのように立てたりできるフレキシブルな形態のChromebookだ。Acer Chromebook 715と同様に第8世代のインテル Core iプロセッサーを搭載できる。Wacomのスタイラスペンが付いており、自然な感覚で手書きが可能だという。

「Chromebookは、できるだけコストを抑えてシンクライアントのような環境を構築したいユーザーへの提案に適しています。Googleから提供される管理コンソールを利用すれば、紛失してしまったChromebookをネットワークに接続させないようにすることなどが簡単にできます。社内への設置用途としてはデスクトップタイプのChromeboxもよく検討されています」(武富氏)

 文教市場におけるChromebook導入の高い機運を背景に、法人市場への訴求も販売パートナーとともに強めていきたいと武富氏は展望を語る。

法人市場も攻める

キーワードから記事を探す