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Webミーティング機能を搭載した「VersaPro UltraLite タイプVG<VG-5>」

Webミーティング機能を搭載した「VersaPro UltraLite タイプVG<VG-5>」

2019年10月28日更新

Webミーティングで音に差が出る

VersaPro UltraLiteタイプVG<VG-5>

NECの「VersaPro UltraLiteタイプVG<VG-5>」は、モバイルノートPCのフラッグシップモデルだ。軽くて丈夫、長時間のバッテリー駆動に加え、Webミーティングに特化した「音」に特長がある。クリアで聞き取りやすい音声を鳴らせるので、小規模なオンラインミーティングや、プレゼンテーションなどで活躍するだろう。
text by 森村恵一

約785gの軽さと約15.5mmの薄さ

 VersaPro UltraLiteタイプVG<VG-5>の重さは約785gだ。手に取ると「軽い」と実感する。13.3インチのフルHD液晶は、スリムなベゼルで構成されている。本体のサイズは幅307.8×奥行き215.7mmとコンパクト。厚みも約15.5mmと薄い。本体の天面にはカーボン素材を採用し、高い剛性を備えている。カーボンは電波を通すので、天面にはアンテナ用のラインや装飾がなく、スッキリしたデザインになっている。ビジネス用のモバイルPCとして、スタイリッシュで飽きのこない仕上がりと言える。スリムかつコンパクトでありながら、第8世代のインテル Core i7-8565Uプロセッサーを選択できる高性能さも兼ね備える。通信機能は、無線LANとBluetooth、オプションでSIMフリーのLTEが利用可能だ。さらに、大容量バッテリーモデルを選ぶと、最大で約20時間のバッテリー駆動も実現する。

 キーボードは、キーピッチが18.5mmでキーストロークは1.2mm。液晶を開くとキーボード部分が少し傾斜する「リフトアップ構造」になっているので打ちやすい。この傾斜には、タイピングしやすくするほか、本体を効率よく冷却する目的もある。

 VersaPro UltraLiteタイプVG<VG-5>には、左右側面に放熱用のスリットがない。代わりに、本体ウラ面に空気の吸気口があり、冷却に使われた空気は本体のディスプレイ側にある排気口から排出される構造になっている。熱気は、ディスプレイに直接吹き付けられることはなく、厳重に温度管理されているので、排熱により液晶が壊れる心配はない。

Web会議専用の「音の広がり」を実現

 VersaPro UltraLiteタイプVG<VG-5>の開発にあたり、NECではビジネスの現場に求められる機能や性能を突き詰めたという。例えば、長時間バッテリーであり、SIMフリーのLTE対応などだ。そして、働き方改革を支援するための新機能として、ヤマハ製AudioEngineによる「Webミーティング機能」を搭載した。本体底面の手前側に備えられた二つのBOX型2Wステレオスピーカーに、ヤマハ製AudioEngineを組み合わせることで、Webミーティングに適した「音の広がり」を実現する。

 Webミーティング機能は、ZoomやSkypeなどのWebミーティングアプリを活用するときに、PCから出る「音」を聞き取りやすくする機能だ。具体的には、「マルチユーザー」と「パーソナル」という2つのモードが用意されている。

「マルチユーザーモード」を使うと、スピーカーからの「音声」がPC全体に広がるように鳴り響く。非拡散の周波数を抑えて、拡散(周回性の強い)の周波数帯の音を強くすることで、PCの後ろに回り込んでも聞こえやすくしている。

 その結果、ノートPCを利用している本人だけではなく、会議参加者全員が、Webミーティングの会話を聞きやすくなる。実際に「マルチユーザーモード」のオンオフを切り替えて聴き比べると、その差は明確なのだが、誌面で伝えるのは難しい。あえて表現するならば、VersaPro UltraLiteタイプVG<VG-5>の天面からも音が鳴っているように大きくて広がりのある「音声」が響く。NECでは、4~5名くらいまでのWebミーティングに適していると表現しているが、それはマイクで音を拾うことを想定したものなので、聞くだけであれば10名ほどの会議室でも実用になる。

上:ディスプレイのヒンジ部分に備えられた吸気口。冷却に使われた空気はここから排出される。
下:Webミーティング機能はfnキー+F5キーで表示可能。

周囲に配慮した「音」

 もう一つの「パーソナルモード」では、雑音を取り除いたクリアな音声を手前に集中して出力する。拡散しやすい周波数を抑えて、非拡散(直進性の強い)の周波数帯の音を強くすることで、特に正面が聞こえやすい。音声が広がることなく、VersaPro UltraLiteタイプVG<VG-5>のユーザーに向かって鳴り響くので、テレワークなどに向いている。

 在宅でテレワークを利用するユーザーの中には、ヘッドホンなどで周囲の音を遮断してしまうと、介護や育児などに支障をきたすことがあるので、できるだけスピーカーで鳴らしたいという要望がある。そこで「パーソナルモード」を活用すれば、Webミーティングをしながら周囲にも配慮できる。

 2Wのステレオスピーカーというと、あまり音量がないように感じられるが、実際の「パーソナルモード」と「マルチユーザーモード」を耳にすると、もっと出力のあるスピーカーから鳴っている実感がある。Webミーティングとテレワークに効果的なVersaPro UltraLiteタイプVG<VG-5>の新しい「音」は、働き方改革の商材として魅力ある機能だ。できれば、実機を持ち運んで、客先で「鳴らして」みせると、とても説得力のある商談になるだろう。

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