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Arcserve UDP Cloud HybridとArcserve UDP Cloud Directでデータ保護を強化

Arcserve UDP Cloud HybridとArcserve UDP Cloud Directでデータ保護を強化

2019年10月17日更新

データ保護をハイブリッドで強化
クラウド連携でBaaSとDRaaSを実現

Arcserve Japanは自然災害などによるサイト障害時のデータ保護とシステムの継続利用を実現する二つのクラウドサービス「Arcserve UDP Cloud Hybrid」と「Arcserve UDP Cloud Direct」のサービス提供を開始する。いずれも「Arcserve Business Continuity Cloud」と呼ばれるサービス群にラインアップする。

バックアップサイトの被災に備え
クラウドストレージの連携を検討

 国内で頻発する豪雨などの自然災害をはじめ被害が深刻化しているサイバー攻撃の増加などに備えて、データ保護やシステムのリスク対策が喫緊の課題となっている。Arcserve Japanのソリューション統括部でプリンシパルコンサルタントを務める戸村珠美氏は「サイバー攻撃や自然災害のリスクが高まる中でオンプレミスだけのバックアップ運用に不安を感じているお客さまが増えています。オンプレミスのバックアップだけでは、万が一被災したり攻撃されたりするとデータやシステムを守り切れず、復旧にも長い時間と手間がかかるからです」と指摘する。

 その課題の解決策となるのがクラウドストレージとの連携だ。すでにArcserveの統合バックアップ・リカバリーソリューション「Arcserve UDP(Unified Data Protection)」において、Microsoft AzureやAmazon S3などのクラウドストレージをコピー・アーカイブ先として利用する連携機能を提供している。

 Arcserve UDPとクラウドストレージを連携させる場合、AzureやAWSなどでハイブリッド環境を構築しているユーザーならばメリットがあるだろう。しかしArcserve UDPのコピー・アーカイブ先だけ、あるいはバックアップ用途のみでクラウドストレージを利用する場合はどうだろう。

 オンプレミスのバックアップシステムとクラウドストレージを連携させる際の設定に手間がかかり、容易にシステムを構築できないという課題がある。さらにネットワーク転送量に応じて課金される場合があるなど、利用料金の計算が難しく負担すべきコストが把握しづらいという悩みもある。

 これらの課題や悩みを解決して自然災害やサイバー攻撃などのリスクからデータとシステムを守るクラウドサービスとして開発されたのが「Arcserve Business Continuity Cloud」だ。

Arcserve Japan
ソリューション統括部
プリンシパルコンサルタント
戸村珠美 氏

遠隔バックアップを簡単・低コスト
契約容量を台数無制限で使い放題

 サービス提供を開始する「Arcserve UDP Cloud Hybrid」と「Arcserve UDP Cloud Direct」の二つのクラウドサービスはArcserve Business Continuity Cloudのラインアップとなる。いずれのサービスもArcserveが保有するクラウドプラットフォーム上で提供される。

 そのためデータセンターの選定や機器の購入、ラッキング、インストールといった導入作業から運用管理もArcserveがサービス提供するので遠隔バックアップ体制が簡単かつスピーディに構築でき、ユーザーはサービスを利用するだけで済むなどのメリットがある。

 さらに課金体系がシンプルなため必要なコストが明確化できるメリットもある。Arcserve UDP Cloud Hybridおよび同Directでは1年間のサブスクリプション契約で購入したストレージの容量内で、サービスが使い放題となる。そのため、複雑なコスト見積もりは不要で、しかもサポートや運用料金も含まれている。もちろんネットワーク転送量への課金など、想定外のコスト負担の心配もない。

 なおArcserve UDP Cloud Hybridおよび同Directともにクラウドをバックアップ先として利用する「BaaS(Backup as a Service)」と、メインサイトが被災した際にクラウドを災害対策サイトとして利用して事業を継続させる「DRaaS(Disaster Recovery as a Service)」の二つの利用方法がある。

多様な環境とニーズに提案できる
Office 365のバックアップにも

 Arcserve UDP Cloud HybridはArcserve UDPを導入済みの企業に向けた災害対策サービスだ。通常はバックアップおよびリストアを運用中のArcserve UDPを利用してオンプレミスで行う。またオンプレミスのバックアップデータは自動的にArcserve UDP Cloud Hybridに複製され、万が一バックアップサイトが被災した場合はクラウド上のバックアップデータからリカバリーする。

 Arcserve UDP Cloud HybridのBaaSではUDP Applianceのバックアップデータの二次保管先として利用できるほか、Office 365に限りArcserve UDPのサブスクリプションが別途不要でOffice 365のデータをテナントごとArcserve UDP Cloud Hybridに直接バックアップできる。

 Arcserve UDP Cloud Directはサービス名の通りクラウドに直接バックアップデータを保管し、リストアするサービスだ。バックアップサーバーやストレージの購入・運用が不要となるほか、複数拠点のデータ・システム保護も容易に実現できるなどのメリットがある。さらにHDDの耐用年数を気にする必要がなくデータの長期保管にも適している。

 戸村氏は「Arcserve UDP Cloud Directはスペースや管理の都合でバックアップ環境を構築できていない支店や営業所などの小規模拠点に適したサービスです」とアピールする。

 なおArcserve UDP Cloud Hybridは国内の東西2拠点のデータセンターでサービス提供される。またArcserve UDP Cloud Directは米国西海岸のデータセンターでサービス提供されるが、国内のデータセンターの利用も検討されている。

 今後のクラウドビジネスの展開について仮想アプライアンス製品「UDP Archiving」を国内のデータセンターを利用してクラウドサービスで提供する計画もあるという。

 戸村氏は「国内市場での認知を広げるためにダイワボウ情報システム(DIS)さまを通じて全国のパートナーさまに情報を発信し、パートナー様への浸透を進めていきます。現在、DISさまと11月に全国7拠点でセミナーを企画しているほか、「ICT EXPO」でも紹介していきます。Arcserve UDPのお客さまへの提案に加えて、ファイルサーバーを部署や拠点ごとに分散して運用しているお客さまへ、またOffice 365の追加提案としてパートナー様のビジネスを伸ばしてほしいと考えています」とアピールする。

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