
インテルUniteソリューションを授業や職員会議で利用する修道学園
インテル Unite 導入事例
学校法人修道学園 修道中学校・修道高等学校
学校法人修道学園が運営する修道中学校・修道高等学校は、広島藩時代に創始された「講学所」に起源を持つ私立の中高一貫校だ。自主性のある人材の育成を目指し、ICT教育に積極的に取り組んでいる。
実際、2010年度から教職員1人に1台のノートPCを整備し、2015年度には教職員用の端末を2in1のWindows PCにリプレースした。同様に生徒の学習環境にもICT機器の導入を進めている。生徒の共用PCとして2017年度にChromebookを採用。2018年度には中学校3年生と高等学校1年生に2in1 Windows PCをBYODで導入し、1人1台で端末を使用して学べる環境を整えた。
このように円滑に進んでいるように見える修道中学校・修道高等学校のICT活用だが、課題もあった。2015年度に教職員用のPCを2in1 Windows PCにリプレースした際には、会議システムも同時に導入し、段階的なペーパーレスを推進する予定だった。しかし、導入した会議システムが使いにくく、多くの教員は従来の紙ベースの会議を選択したのだ。実際、導入された会議システムでは、会議に必要な資料はPDF化して教職員用の共有サーバーから会議システム用のサーバーにコピーする必要があった。また会議室を設定して参加メンバーを招待するなど、事前準備に多大な時間や工数が必要だった。
学校法人修道学園 修道中学校・修道高等学校
所在地: 広島市中区南千田西町8-1
生徒数:1,720名(2018年度)
こうした課題を解決するために同校が試験導入しているのが、インテル Unite だ。事前準備が不要で、資料を専用のサーバーにアップロードしておかなくてもいい。会議中に『あの資料ある?』と聞かれたときでも自身のPCから資料を表示できる。クライアント端末にアプリケーションさえインストールしておけば、プロジェクターで投映された6桁のPINの入力だけでワイヤレスに接続できる。会議参加者のPCの切り替えも簡単だ。このような利点を持つUniteは職員会議で利用されており、ペーパーレスと会議の質の向上に貢献しているという。
Uniteを授業で活用する動きも始まっている。修道中学校・修道高等学校ではBYODによるWindows PCの導入を進めており、ICT機器を学びに活用する環境が整っている。同校のICT活用の特徴は、学年ごとに使用するICTツールが異なっていて、生徒の好みに応じた多様なコミュニケーションツールやICT教材を活用した学びが推進されている点にある。こうした中で、同校ではICT機器の共通インフラとしてUniteを導入していくという。端末画面をケーブルレスで即時にプロジェクターなどに表示できるUniteは、生徒と教員や生徒同士によるコミュニケーションの円滑化に効果があると考えたのだ。
Uniteを活用した授業風景。
実際に、Uniteを活用した美術の授業などが実施されている。絵画作品を鑑賞して作品に共通する特徴を生徒たちが発表するような授業において、教員による教材提示や生徒の発表にUniteが用いられているのだ。ワイヤレス環境における画像の表示においても、Uniteはほとんど遅延が発生せず、スムーズなアクティブラーニングが実現できている。修道中学校・修道高等学校では、Uniteを核にしたICT活用を積極的に推進していく方針だという。
Uniteを活用した授業風景。
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