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出張時に持って行くべきモバイルバッテリーなどを戸田覚が伝授

出張時に持って行くべきモバイルバッテリーなどを戸田覚が伝授

2019年09月20日更新

出張に持っていくべき電源回り機器の工夫

テーマ:モバイルバッテリー

今や、モバイルワークは当たり前になっている。出張や旅行に出ているからといって連絡が途切れるのはあり得ない時代なのだ。外出先で作業をするのも、当然のことになってきた。そこで重要なのが電源の確保だ。今回は出張や旅行に持っていくべき電源回りの機器をまとめていこう。

スーツケースに入れっぱなしに

 まず大前提として、最も重要なことを決めておこう。出先で仕事をしたり、連絡を取ることを考えると、バッテリー切れに陥らないことだ。

 ケーブルや充電器などを忘れてしまい、出張先であたふたするのが一番困る。恥ずかしながら、僕自身も何度かケーブルを忘れたりモバイルバッテリーを忘れて、痛い目に遭った経験がある。まあ、イマドキは海外に出張しても、ケーブルやモバイルバッテリーは手に入るだろう。だが、日本のようにどこのコンビニでも売っている――という状況ではない国も多い。そもそも、コンビニ自体がこんなにたくさんある国はそうないだろう。

 重要なのは、「出張先でもどうにかなる」ではない。出張先でどうにかなるとしても、そこでたくさんの時間を失うのが痛い。出張先には交通費や仕事の時間を大きく費やして出かけている。ケーブル探しに1時間もかけるなら、その分で、現地でしか見られない場所を視察したり、おいしい食事でもした方がいいだろう。

 ケーブルや充電器を忘れないためにたどり着いた僕の結論は、「あらかじめ準備しておく」だ。普段使っているケーブルや充電器を持ち出そうとするから忘れることになる。ならば、出張用の充電キットを用意して、スーツケースに入れっぱなしにしてしまえば良い。

僕は出張用の充電セットを用意して、スーツケースに常備している。

 ケーブルや充電器は、多少古いモデルでもかまわないので、専用にして普段使っているものと分けるのがコツだ。出発ギリギリまでスマホを充電しておいて持ち出すのを忘れたり、ケーブルが見つからなくて苦労する。だったら、最初から専用の機器をひとまとめにして、スーツケースに常備しておけば良い。

 これらの機器は、現地のホテルに着いたら早速コンセントに差し込んで、宿泊時の充電専用に利用している。ケーブルは持ち歩き用と宿泊時の充電用でダブって持っている。こうすることで、出張先で出かける際に持ち出すのを忘れることがなくなるわけだ。

 宿泊先での充電に利用するのは、多ポートの充電器がベストだ。日本での利用なら、急速充電が可能な充電器で素早く充電するのが快適だ。しかし、出張先では昼間ずっと外出しているケースが多い。寝ている間に、全ての機器をまとめて充電したいのだ。だから、急速充電よりも多ポートが便利だと感じる。最新の急速充電対応の充電器を手に入れたら、古くなった多ポートの充電器を出張&旅行用に回してもいいだろう。

 なお、多くのホテルでコンセントが足りない経験をしている。にもかかわらず充電したいデバイスは年ごとに増えている。スマホだけでなく、カメラ、イヤホン、スマートウォッチなど。充電器を複数持っていてもコンセント自体が足りないケースがままあるのだ。この点を考えても、多ポートの充電器がおすすめだ。

多ポートの充電器なら、このように複数のデバイスをまとめて充電可能。

急速充電が便利

 旅行先でも、1日外出しているならモバイルバッテリーを持ち歩きたい。これは、日本で使っているものをそのまま持ち出せばいいだろう。モバイルバッテリーは急速充電できるタイプがおすすめだ。出張時の移動中にスマホと接続しておけば、ある程度充電できるからだ。出張先ではスマホの利用率が増えるケースが多い。

 国外出張時は、国内での仕事よりもメールやSNSのチェックが頻繁になるし、土地が不案内なので、Googleマップもよく見ることになるだろう。国内ではまず使わない翻訳アプリもよく利用するはずだ。しかも、国内と違って頼れる人も少ないために、スマホが生命線になる。僕自身は必ずスマホを2台持参している。1台が壊れたり、紛失や盗難に遭っても仕事やコミュニケーションが止まらないようにするためだ。

 バッテリーが切れたら、地図が見られなくなって移動すらしづらくなるので、急速充電対応のモバイルバッテリーは強くおすすめする。移動中に使うだけなので、10,000mAhの軽量コンパクトなモデルでいいだろう。

移動中にスマホを充電するために、コンパクトなモバイルバッテリーも持っていく。

 国や地域によっては、PCもモバイルバッテリーで充電せざるを得ないケースが少なくない。会議室などでPCを使おうとしても、日本のACアダプターに合うコンセントがないケースにも遭遇している。

 万全を期するなら、PCを充電できるモバイルバッテリーを持参した方が良い。PCがUSB Power Deliveryに対応していれば、バッテリーからの充電も可能だ。例えば、45WのACアダプターが付いてくるThinkPadでも30Wのバッテリーで、スタンバイやシャットダウン中は充電できる。

 PCに充電するなら、20,000mAhを超える大容量の製品がおすすめだ。スマホの充電にも利用できるが、ちょっと重いのがネックになる。

PCを充電できる大型のモバイルバッテリーも持参する。

ACアダプターも必ず持参したい

 出張先には、前記のように多ポートのACアダプターをホテルに据え置くとして、移動中に使うACアダプターも必ず持参したい。最近はPCだけでなく、AndroidスマートフォンにもUSB PDで充電できる製品が増えている。iPhoneもケーブルさえ取り替えれば、同じACアダプターで充電できる。もちろん、モバイルバッテリーにも充電可能だ。

 特に外出時の時間が長いときには、ACアダプターに助けられることが多い。バッテリーと両方を持ち歩くのはある意味で過剰なのだが、バックアップがあれば、万一バッテリーの充電を忘れたりしてもどうにかなる。

市販のUSB PD対応の充電器はコンパクトで使いやすい。

 PCに付属してくるACアダプターは、サイズが大きいのが困る。また、ケーブルを交換できない製品がほとんどなので、iPhoneの充電には使いづらい。ところが、市販のUSB PD対応のACアダプターはコンパクトで、持ち歩きやすい製品が登場している。ホテルでの充電にも利用できるし、そのまま外出先まで持ち出しても負担が少ない。ケーブルが交換できるので、2mほどの長いタイプを用意したり、iPhoneやiPad対応のUSB-C×Lightningケーブルを持ち歩けば、複数の機器で利用できる。

 これらの機器は、会社でそろえておいて出張するメンバーに貸し出す方法もある。ただその場合は、故障や製品の劣化は誰かが厳重にチェックする必要がある。出先で使えなかった――では、意味がないからだ。

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