
コニカミノルタのBICオフィスに会議用の個室環境を導入
オープンなオフィス環境に個室を作る
Room
プライバシーを確保するWeb会議スペース
コニカミノルタが設立したBusiness Innovation Center(BIC)。コニカミノルタの成長戦略の中核を担う組織として、地域・市場のニーズに即した新規ビジネスを開発・提供するため、世界5拠点にされている。
BIC Japanの田原真一氏は「においを見える化するデバイス『Kunkun body』のような新規事業や、現在立ち上げているプロジェクトにおいて、BICではコニカミノルタの営業力や技術力といったアセットを使っていません。顧客課題を解決することを目的としており、協業先はベンチャー企業や研究機関などが中心です」と語る。“シリコンバレーのスタートアップを目指す”として、スピード感のある事業展開を実現するためにオフィスはコワーキングスペースのようなフリーアドレスを導入。Web会議も活用し、オフィスの一角や、会議室を活用してフレキシブルな会議を行っていた。
オープンなオフィススペースのコニカミノルタ BIC Japan。椅子や机の高さは設置場所によって異なっており、従業員の気分によって選択できるフリーアドレス制を採用している。
しかし、その中で課題も生まれていた。オープンなオフィス故に、プライバシーの確保が難しくなっていたのだ。協業先企業とプロジェクトを進める中ではオープンにできない情報も取り扱う中で、開放的なオフィスの一角でWeb会議を行うのはなかなか難しい。
そこで導入を決めたのが、ブイキューブの防音型スマート電話ボックス「テレキューブ」だ。内部にはテーブルとイス、Web会議が利用できるレノボ・ジャパン製のPCが設置されており、オープンなオフィススペースの一角に設置すればプライバシーを保った状態で電話やWeb会議などのコミュニケーションが可能になる。
オフィスの一角にある小さな会議スペースにテレキューブが設置されている。固定電話が撤廃されたBIC Japanでは、この場所でセールスコールをすることも多い。
田原氏は「顧客視点のプロジェクトのため、開拓営業は必須です。この開拓営業をWeb会議にシフトさせ、二回目以降の打ち合わせなどはWeb会議で対応したい。そのためにテレキューブを活用していきたいですね。テレキューブはブイキューブのWeb会議システム以外にも、Office 365やCisco Webexが活用できるため、他社が利用しているWeb会議システムに合わせて対応できる点にも可能性を感じています」と話す。現在テレキューブは、開拓営業でセールスコールを行う場合に活用されており、今後Web会議の活用も拡大していきたい考えだ。
テレキューブの中にはレノボ・ジャパン製のPCが設置されており、タッチ操作で利用するWeb会議ツールを選ぶ。操作しているのはコニカミノルタ ビジネスイノベーション センター ジャパン(BIC Japan) アドミニストレーター 田原真一氏。
コニカミノルタ BIC Japan
コニカミノルタの既存事業にとらわれない、顧客起点の新規事業創出を進めるBIC Japan。Web会議ツールをはじめとしたIT活用を積極的に進める中、プライバシーを確保する空間としてテレキューブを導入した。防音性や使いやすさ、コンセプトの評価は高いが「夏はちょっと……暑いのが難点です」と田原氏は苦笑した。
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