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クラウド環境で課題となるのがセキュリティ

クラウド環境で課題となるのがセキュリティ

2019年08月06日更新

Cloud Security
テレワークがはかどるクラウドセキュリティ

場所を選ばない働き方の導入が加速している。鍵になるのはクラウドサービスの活用だ。クラウドの利用を前提とした仕事環境では、セキュリティの確保においてもクラウドを意識した対策が欠かせなくなる。クラウド環境におけるセキュリティ対策と、クラウドサービスを利用したセキュリティ対策の両側面からビジネスチャンスを探る。

政府の働きかけもあり、働き方改革への着手が徐々に進行している。それに応じて、テレワーク(在宅勤務、モバイルワーク、サテライトオフィス勤務)環境の整備も進みつつある。こうした流れは、働き方改革関連法の施行を受けて、今後、加速していくだろう。

テレワークの推進において大きな役割を果たしているのがクラウドサービスだ。モバイルPCやスマートフォンなどのスマートデバイスと組み合わせて活用することで、場所を問わない仕事環境が作り上げられる。クラウドサービスの利用によって社外でも仕事が可能な環境を構築できれば、テレワーク環境の導入はそれほど難しくない(もちろん、社内制度の整備は必要になる)。

総務省が発表した「平成30年通信利用動向調査の結果」(調査対象は公務を除く産業に属する常用雇用者規模100人以上の企業、調査の有効回収数は2,119企業)によると、2018年時点で調査対象の58.7%がクラウドサービスを利用していると回答している。利用目的の上位には、「ファイル保管・データ共有」「電子メール」「サーバー利用」「社内情報共有・ポータル」「スケジュール共有」などが並ぶ。クラウドサービスの効果としては、「非常に効果があった」が28.9%、「ある程度効果があった」が54.3%と、効果を実感している割合は8割以上に及ぶ。

一方、中小企業のクラウド利用に焦点を当てた調査としては、ノークリサーチが発表している「2018年中堅・中小企業におけるクラウド種別(IaaS/PaaS/SaaS)と選択理由&課題の変化動向」がある。こちらは2018年5月発表のデータなので、少し古いがみてみよう。調査対象は年商500億円未満の中堅・中小企業700社だ。

調査結果によると、クラウドサービスの導入率は、「SaaS形態のみ」が21.4%、「PaaS形態のみ」が4.9%、「IaaS形態のみ」が5.8%だった。さらに、オンプレミスとSaaSやPaaS、IaaS形態の組み合わせがそれぞれ10~14%程度だった。今後の予定としては、オンプレミスとIaaS/PaaS/SaaS形態を組み合わせるという回答が、IaaS/PaaS/SaaS形態のみという回答を上回っている。いずれにせよ、システムへのクラウド利用は増えていくだろう。

こうしたクラウド環境の利用時に課題となるのがセキュリティだ。社外から直接クラウドサービスにアクセスして仕事をするようなテレワーク時のセキュリティ強化(クラウドセキュリティ)は、企業のシステムを守る上で必須の要素となるからだ。次ページ以降から、そうしたセキュリティ対策を実現するソリューションを紹介していく。

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McAfee, Cisco, Digital Arts, ALSI, AMIYA

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