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レノボはラインアップ、富士通は信頼性をアピール

レノボはラインアップ、富士通は信頼性をアピール

2019年06月07日更新

働き方に合わせた最適な製品を提案

Lenovo

 PCの選定においても働き方改革がキーワードになっている。内勤や外勤といった従来までの単純な切り分けではなく、より多様性のある働き方に応じた製品選定が加速しているのだ。そこでレノボは、こうした流れに合わせるために、提供するPC製品のセグメンテーションを見直した。これをレノボでは「ワークスタイル・セグメンテーション」と呼んでいる。従業員を仕事内容や行動範囲によって分類し、役割を明確化する。そして、それらに合わせた最適なデバイスの提案で、ユーザーの生産効率の向上を支援するのが狙いだ。

「外出先や自宅などで作業する頻度などに応じて、新たに四つのセグメントに分けました」とレノボ・ジャパン コマーシャル事業部 企画本部 製品企画部 部長の大谷光義氏は説明する。

 その四つが以下になる。

「MOBILE WORKER」
取引先を訪問し顧客と対面する業務が多い。軽量・高性能だけではないスタイリッシュなデバイスが必須。

「HYBRID TELE-WORKER」
社内を飛び回り、打ち合わせや企画会議、資料作成などもこなすオールマイティ。テレワークの導入で業務効率をアップ。

「INTERNAL WORKER」
社内業務の要として働く。ペーパーレス化やフリーアドレス、デスクの縮小に対応するスマートなデバイスが必要。

「FIELD WORKER」
タフな現場で活躍。デバイスのタフネスだけではない、スマートな業務フローが生産性向上のカギ。

レノボ・ジャパン 大谷光義氏

LTEモデルが新規導入をけん引

 レノボの新しいセグメンテーションでは、MOBILE WORKERはタブレット型にもなる2in1タイプ、HYBRID TELE-WORKERは自宅にも持ち運んで仕事ができる14インチノートタイプ、INTERNAL WORKERはより大画面の15インチノートタイプ、そして、FIELD WORKERにはタブレットタイプといった、各適正に応じた同社製品が分類されている。

 例えば、MOBILE WORKER向けには13.3インチの「ThinkPad X390」もラインアップされている。12インチクラスのフットプリントに13.3インチタッチディスプレイを搭載させたモバイルPCだ。従来製品の12.5インチ「ThinkPad X280」とほぼ同等サイズながら画面サイズを拡大、作業性を向上させた。

「ThinkPad X390は、最大約19時間という長時間バッテリー駆動やLTE対応によって、場所や時間に縛られずにいつでも快適に業務が行えます。外出先や移動中など、社外での作業機会が多いユーザーに適したモデルです。発売から2カ月が経過しましたが、多くのお客さまに支持されています」(大谷氏)

 この5月には、2in1タイプの「ThinkPad X390 Yoga」も発売された。前世代モデルと比較してベゼル幅を約16%、厚さを約12%削減し、重量を約100g軽くしている。

 多くの製品がLTEに対応しているのもレノボの特長だ。「18シリーズがLTE内蔵に対応しています。この幅広いラインアップのおかげで、LTE対応のノートPCを求めるお客さまによる新規導入が増加しています。従来から取り引きのあるメーカーでは必要なスペックの製品がLTEに対応していなかったため、レノボの製品の導入に至ったというケースもあるのです」と大谷氏はアピールする。

ThinkPad X390
MOBILE WORKER向けにラインアップされている。13.3インチで約1.18kg。バッテリー駆動時間は最大約19時間だ。

製品への信頼性がキモ

FUJITSU

「モバイルPCは、“モバイル性”“堅牢性”“セキュリティ”のバランスが重要です」――。このように指摘するのは、富士通 システムプラットフォームビジネス本部 プロダクト企画統括部の丸子正道氏だ。Windows 10への移行は、単純なPCの入れ替えではなく、顧客の経営課題の解決に貢献できるチャンスとなり得る。特に労働力不足を背景に生産性の課題に直面している国内企業では、テレワークなどの導入に合わせてモバイルPCを採用して生産性を向上させようとしている。その際に、提案すべきモバイルPCの指標が、モバイル性、堅牢性、セキュリティのバランスだと言うのだ。

 例えば、今年5月に富士通が発表した13.3インチ「LIFEBOOK U939/A」は、従来製品である「LIFEBOOK U938/V」と比較して約20g軽量化した777gを実現するなど、モバイル性に非常に優れたモバイルPCとなる。厚さは約15.5mmでビジネスバッグにも入れやすく携帯性が高い。「本体全面への加圧として200kgfに耐えられるなど、高い堅牢性を保持しています。かばんの中に入れて持ち歩く際も安心なのです」(丸子氏)

 キーボードは19mmのフルピッチを採用、本体の両サイドにUSBポートが搭載されていたり、引き出し式の有線LANポートも備えているなど、薄さ、軽さ、そして利便性も実現しているのがLIFEBOOK U939/Aであると丸子氏は話す。

富士通 丸子正道氏

静脈認証やデータ漏えい防止でセキュリティ強化

 利便性とトレードオフになりがちなセキュリティ面においても、強みを発揮しているのが富士通のモバイルPCだ。「例えばLIFEBOOK U939/Aにはスマートカードスロットが搭載できます。社員証を利用した社内システムへのアクセスなどが実現するのです」(丸子氏)

 富士通ならではの手のひら静脈センサーにも対応している。Windows 10へのログイン認証を手のひらの静脈で行えるようになるのだ。手のひらをかざすだけという簡単な動作で、非常に強固な認証が可能になる。「生体認証には指紋認証や顔認証などもありますが、指紋は指先の状態で認証がしづらくなるケースがあります。顔認証では、マスクなどをしていると正確に認証できません。その点、静脈認証はそうした環境に左右されずに高い精度で認証を可能にします」(丸子氏)

 LIFEBOOK U939/Aには、重要データの漏えいを抑止する秘密分散ソフトウェア「Portshutter Premium Attachecase」も標準添付されている。これは、本体で利用するデータをファイルサーバーとの間で二つに分けて保存し、実際に利用するときだけファイルを復元して使えるようにするセキュリティツールだ。社内時にはネットワーク経由でファイルサーバーとつなげてデータを復元し、PC上で使えるようにする。社外で利用したいときには、外出前にスマートフォンなどにデータの分散片を移動させることで、スマートフォンとPCとの間でデータの復元を可能にする。

「Portshutter Premium Attachecaseを使えば、PCからのデータ漏えいを防止できます。現在は、セキュリティを確保するためにVDIやシンクライアント端末を利用するケースもありますが、やはりコストがかかってしまいます。Portshutter Premium Attachecaseならば、LIFEBOOK U939/Aに標準で添付されているため、コストをかけずに情報漏えい対策が実現するのです」(丸子氏)

 標準添付のソフトウェアも含めて、モバイル性、堅牢性、セキュリティの三つのポイントにこだわった富士通のモバイルPCは、高い信頼性を求めるユーザーに最適だと丸子氏は薦める。

LIFEBOOK U938/S
手のひら静脈センサーを搭載させれば、本体の起動後、手のひらをかざすだけでWindowsにログインできる。

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