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ハイテクインターとバッファローが提案する屋外無線LANアクセスポイント

ハイテクインターとバッファローが提案する屋外無線LANアクセスポイント

2019年06月28日更新

工事現場などの屋外に無線LAN環境を簡単に構築したい

業務効率を向上させるため、工事現場や建設現場などで働くフィールドワーカーもタブレットを活用して、現場の施工写真や動画、日報の共有などを行っている。当然そうした環境で求められるのは、無線LAN環境だ。

屋外にも求められる無線LAN整備

 工事現場に求められる無線LAN環境を実現する場合、真っ先に思いつくのがセルラーモデルのタブレットの導入だろう。しかし、通信コストを考えるとWi-Fiモデルを選定して無線LAN環境を整備したいと考えるニーズも強くある。またトンネルや地下などを工事する場合、モバイル回線では電波が届かないこともある。フィールドワーカーの働き方をより効率化させるためにも、無線LAN環境の整備が必要だ。しかし、屋内とは異なり屋外に設置する無線LANアクセスポイントはいくつかの条件が挙げられる。

 一つ目は設置のしやすさだ。工事現場や建設現場でWi-Fiが必要になるのは、あくまで一時的だ。作業が完了すれば撤収する必要があるため、設置のしやすさが求められる。例えば小型軽量で低コストな無線LANアクセスポイントであれば、導入も設置もしやすく使いやすいだろう。

 二つ目は、防水防塵性能だ。屋外に設置する無線LANアクセスポイントは、雨風にさらされてしまったり、土埃が入り込んでしまったりと故障しやすい。屋外設置だからこそ、防水防塵性能に優れた製品を選定したい。

ビジネスを止めない通信品質

 三つ目に通信品質だ。特に施工状況を動画などで共有する場合、通信が遅いとそれだけで業務が滞ってしまう。高速通信規格に対応した無線LANアクセスポイントであれば、そうした問題も解決できる。

 また、特に工事現場で使用する場合、重機の電磁ノイズを受けて通信能力が低下するケースもある。通信の干渉を回避して、常に円滑に通信できる無線LANアクセスポイントならば、ストレスなく利用できるだろう。

 こうした工事現場向けの機能を備えた屋外向け無線LANアクセスポイントは、工事現場のみならずさまざまな現場への提案が可能だ。例えば畜産農家からは、牧場や牛舎の様子を自宅から監視カメラで確認したいニーズがある。そうした場合、監視カメラの映像を常にリアルタイムで再生するためには屋外に無線LANアクセスポイントが必要となる。堅牢性や通信のスムーズさなどをポイントに提案すれば、新たなニーズが見つかりそうだ。

 今回は、ハイテクインターとバッファローの2社に、屋外向け無線LANアクセスポイントを提案してもらった。

小型軽量低コストで無線LAN設置がしやすい

屋外用無線AP/ブリッジ DLB Propeller 2
ハイテクインター
5万4,000円

アンテナ内蔵型で小型軽量な無線LANアクセスポイント「屋外用無線AP/ブリッジ DLB Propeller 2」(以下、DLB Propeller 2)を提案する。本体サイズは幅175×奥行き65×高さ31mm、本体重量は94gだ。設置が簡単に行えるため、導入のハードルが低い。動作温度はマイナス40~65度と幅広く、寒冷地や冷凍庫内など厳しい環境下でも設置可能だ。防水防塵にも対応している。

 従来、屋外向け無線LAN設置は長距離用途が多く、その分導入コストもかさみがちだったが、本製品はアンテナ内蔵型で、比較的短い通信距離での導入を検討しているユーザーをターゲットにしており、その分コストを抑えて無線LAN環境の構築が可能だ。

 これらの導入のしやすさから、工事現場など一時的にネットワーク環境が必要な屋外や、冷凍倉庫内など過酷な環境下への導入に適している。また、無線LANブリッジ構築に適しており、道路をまたいだ建物間のネットワーク構築も実現できる。河川の右岸、左岸や線路や道路をまたいだネットワーク構築も可能だ。

 Propeller同士の対向使用では、独自の「ipoll」機能により、伝送効率向上と通信の秘匿性向上を同時に実現し、マルチポイント接続構成の際にスループットを落とすことなく、効率の高いデータ伝送を実現できる。スキー場や牧場など、広大な土地においてもスムーズな無線LAN環境の構築が行えるのだ。周波数帯域が同じ無線機器同士であれば対向使用が可能で、既設の屋外用無線LANアクセスポイントと併用して利用できる。

電磁ノイズの影響を自動で回避して高速に通信

WAPM-1266WDPR
バッファロー
7万5,384円

屋外でも高速通信規格11acを利用できる無線LANアクセスポイント「WAPM-1266WDPR」を提案する。チャンネルは2.4GHz帯と5GHz帯に対応しており同時利用も可能だ。屋外向け無線LANは混雑する2.4GHz帯しか電波法で許可されていないと考えられがちだが、混雑していない5GHz帯のうちW56(100~140chまでの11チャンネル)は屋外での利用が許可されている。W56は気象や航空レーダーなどの干渉があった場合、アクセスポイント側が干渉を避けてチャンネル変更するため、無線LANを60秒間停波する「DFS」の影響を受けるが、本製品では「DFS障害回避機能」を搭載しており、停波せずにチャンネル変更が行える。

 工事現場での無線LAN利用では、重機などが発する電磁ノイズの影響を受けて通信能力が低下する可能性がある。本製品は「干渉波自動回避機能」を搭載しており、最適なチャンネルを自動選択して安定したWi-Fi通信を提供する。特に施工状況の記録写真や動画、日報などを現場と事務所側で共有したいニーズが高く、Wi-Fi環境を整備することで運用コストを抑えながら円滑な施工を実現できる。

 動作保証温度はマイナス25~55度と、温度変化の大きい牛舎や工場などでも安心して設置できる。防護等級IP55に対応した高い防水防塵性能に加えて耐腐食を実現しており、多種多様な屋外環境での無線LAN通信が可能だ。特に温泉地の宿泊施設などは、温泉ガスの影響で一般的な無線LANアクセスポイントが頻繁に故障してしまうため、耐腐食性能を備えた本製品が有効に活用できる。

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