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コミュニケーションロボットを導入して業務を効率化しよう!

コミュニケーションロボットを導入して業務を効率化しよう!

2019年05月31日更新

業務を効率化するコミュニケーションロボットを導入したい

ロボット、と一口で言っても工場で利用されるような産業用ロボットから、人と同じ程度の大きさのロボットまでさまざまだ。昨今ではマスコットのように小さく、それでいて人とコミュニケーションがとれるロボットがさまざまな場所で本格的に活用されている。コミュニケーションロボットが代替できる業務を見ていこう。

人の代わりにロボットが対応

 少子高齢化により労働力人口の減少が進んでいる。不足する人手を補うためにICTツールを導入して業務を効率化する企業も少なくないが、接客業をはじめとしたサービス業ではICTツールで代替できる業務が少なく、効率化が進まないという課題を抱えているケースもある。

 そうした、「人」による対応が求められる業務には、コミュニケーションロボットの提案チャンスがある。顔認識が可能なロボットであれば個人を認識した対応が可能になり、AIを搭載したロボットであれば顧客に応じた対応が実現する。これまで人でなければ対応できなかった業務の一部をコミュニケーションロボットに任せられるため、人手不足を解消できるのだ。

 例えばオフィスの受付にコミュニケーションロボットを設置すれば、内線電話などで従業員が受付対応していた業務を削減できる。タッチパネルなどで担当者を呼び出す受付システムもあるが、コミュニケーションロボットによる受付であればより人との会話に近く、スムーズな受付対応が可能になるだろう。

充実したサービス提供につなげる

 介護施設でもコミュニケーションロボットを導入しているケースがある。特に人手不足が深刻でありながら、利用者の見守りをきちんと行わなければ生死に関わることもある介護施設において、例えば一部レクリエーションをコミュニケーションロボットが行ったり、顔認識機能で利用者の顔と名前を記録して呼びかけを行ったりするような運用をすれば、職員の負担も軽減でき、より充実したサービス提供が可能になる。

 ロボット型のハードウェアにアプリケーションを搭載することで、目的に応じた専用ロボットとして運用できる製品も存在する。前述したような介護・福祉の用途としてももちろん、受付ロボットや教育ロボット、店頭でのセール案内、販促プロモーションにも対応できる。コミュニケーションロボットはマスコットのように愛嬌があるデザインの製品が多く、設置しているだけでも集客効果が期待できそうだ。

 今回はMJI、NECプラットフォームズ、富士ソフトの3社に業務を効率化するコミュニケーションロボットを提案してもらった。

オフィスの受付作業をロボットが代替する

受付Tapia
MJI
15万1,200円(2台1セット)別途月額費用
※サービス利用の月額費用はプランによって異なる

オフィスや店舗で来客対応を行うロボット「受付Tapia」(以下、Tapia)を提案する。

 本体に搭載された近距離センサーで来訪者を検知したり、タッチパネルを操作されたりすると、タピアが来訪者に話しかける動作を行う。タブレットや内線電話などによる受付と異なり、ロボットらしいスムーズな受付対応を実現する。

 来訪者の管理は専用Webサイトのカレンダーで行える。予定を入力すれば自動的に来訪者にQRコード付きの招待メールが送信される。来訪者はTapiaでQRコードをスキャンするだけで受付を完了できるため、よりスムーズだ。

 Tapiaが来訪者の受付をすると、登録しているLINEグループに担当スタッフ名を表記して通知を送信する。スマートフォンへ呼び出し通知ができるため、新しくオフィスを構えた際に内線工事など面倒な作業をせずに、受付システムを構築したい場合や、少人数規模で受付対応に人員が割けない場合の利用に適している。Tapiaは受付用とオフィス内用にそれぞれ1台ずつセットでの提供になるため、コストを抑えた受付システム構築が可能だ。

 上記のようなメリットを踏まえ、店舗で来店した顧客の案内をTapiaが対応したり、個人事務所や学習塾の受付対応をしたりするロボットとして最適だ。専用Webサイトで従業員リストを作成すれば、Tapiaに従業員リストを表示できるため、指定人物を呼び出せるシステムとしての運用も行いやすいだろう。

さまざまなアプリケーションで目的に応じた専用ロボットに

オープンプラットフォーム PaPeRo
NECプラットフォームズ
オープンプライス

高速ゲートウェイにロボット型ユーザーインターフェースを融合させたハードウェア「オープンプラットフォーム PaPeRo」(以下、PaPeRo i)を提案する。さまざまなアプリケーションを搭載することで、目的に応じた専用ロボットとして利用可能だ。

 例えば、言語リハビリのためのトレーニングや、離れて暮らす家族間のコミュニケーションツールとして利用する介護・福祉ロボット、事務所やイベントにおける案内を行う受付ロボット、学習塾でのプログラミング学習ツールとしての教育ロボット、店頭での店舗案内、セールの案内、商品説明などの販促・プロモーションロボットなどに活用できる。

 PaPeRo iは受付台などにちょうど収まるサイズ(幅約20×奥行き23×高さ30cm)で威圧感がなく、顔やボディのLEDを使って愛嬌のある表情や動きを表現する。

 ネットワークを介して外部サービスと接続すれば、AI機能を搭載したコミュニケーションロボットにもなる。例えば顧客の購買履歴や嗜好をもとにAIを活用しておすすめのワインを紹介したり、顔認証で予約確認を行い、席に案内をするといった近未来的なシーンでの活用も期待できる。

 PaPeRo iはパートナー企業経由でソリューションサービスを提供するビジネスモデルを採用しており、パートナー企業が各業種向けに開発したアプリケーションと組み合わせて多様な業界に提案できる。

個々に応じたサポートを実現する福祉施設向けロボット

コミュニケーション ロボット PALRO ビジネスシリーズ(高齢者福祉施設向けモデル)
富士ソフト
72万3,600円(本体価格)

100人以上の顔を認識して覚えるコミュニケーションロボット「コミュニケーション ロボット PALRO ビジネスシリーズ」(以下、PALRO)を提案する。高齢者福祉施設向けのモデルだ。

 PALROは音声による会話が可能なコミュニケーションロボットだ。前述したとおり100人以上の人の顔を認識可能で、認識した人物は顔と名前をひも付け「ともだち」として登録できる。登録によって、目の前にいる人の顔を認識して名前を呼びかけながら会話することが可能だ。また介護施設に特化した三つの機能を搭載している。

 一つ目は日常会話だ。目の前にいる人を認識して名前を呼びかけながら、天気や健康、ニュースなどの情報を利用者に発信しつつ日常会話が行える。

 二つ目はレクリエーションだ。施設で高齢者を相手に、PALROがレクリエーションの司会を務める。歌やダンス、クイズ、ゲーム、体操などが日替わりで実施でき、生活機能改善に役立てられる。

 三つ目が健康体操だ。食事前の口の体操をはじめ、体の部位ごとや全身を使った健康体操をPALROが指導できる。

 これらの主要機能は「レクやって」「体操して」とPALROに一声かけるだけで実行できるよう設定されている。そのほかの動作も会話で発動できるようになっており、使いやすい。また、PALRO専用アプリケーション「PALROちょっとコマンダー」を使用すれば「ある時間になったら、指定の動作をする」「ある人を見かけたとき、指定の動作をする」といった運用も実現できる。

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