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チャットボットによる自動対応で情シス部門の負担軽減を実現

チャットボットによる自動対応で情シス部門の負担軽減を実現

2019年05月20日更新

情シス部門の負担軽減を実現するMDMと
IT資産管理の機能融合とチャットボットによる自動対応

エムオーテックス LanScope An Syncpit

ビジネスで利用されるデバイスが多様化しており台数も増加している。それに伴いデバイスを管理する情報システム部門では人員不足も相まって負担が深刻化しており、業務の効率化が急務となっている。そこでエムオーテックスはデバイスの管理業務の自動化を推進できる製品を提供している。

デバイス管理の業務負担が増大
ツールを統合すれば効率化できる

 デバイスが多様化したことで状況に応じてデバイスを賢く使い分けられるようになり、ユーザーの利便性は著しく向上した。ところがデバイスを管理する情報システム部門の現場では悲鳴が上がっているという。

 エムオーテックス 事業戦略本部 本部長 池田 淳氏は「ある調査結果では情報システム部門がスマートフォンを管理している企業は調査対象の66%、タブレットは64%となっており、今後も増加傾向にあります」と説明する。

 デバイスの多様化や台数の増加、システムやネットワーク、クラウドサービスの利用拡大、さらにはセキュリティ管理の厳格化、先進的なシステムやサービスの活用の模索など、情報システム部門の業務は増加している。それにも関わらず人員は不足しており、業務負担が深刻化している。

 エムオーテックス 事業戦略本部 企画開発部 部長 厚山耕太氏は「情報システム部門の業務を効率化できる手段はあります。例えば管理ツールの統合です。現場ではPCはIT資産管理ツールで、タブレットやスマートフォンなどのモバイルデバイスはMDMで管理している企業が多いのですが、これらを統合すれば業務を効率化できます」と指摘する。

 そこでエムオーテックスは国内トップクラスのシェアを獲得し続けているIT資産管理ツール「LanScope Cat」で培ったPC管理のノウハウをMDM製品に実装してPCとスマートフォンの一元管理を実現する「LanScope An」を提供している。

エムオーテックス 事業戦略本部 本部長 池田 淳 氏
エムオーテックス 事業戦略本部 企画開発部 部長 厚山耕太 氏

MDMにIT資産管理の機能を実装
三つの特長で業務負担を削減

 LanScope Anではリモートロックやリモートワイプ、アプリケーション制御などのMDMの基本機能に加えて、インベントリ管理やインストールアプリ管理、アプリ配信などの資産管理機能や、デバイスやアプリ、電話発着信などの操作ログ、最新の位置情報および移動履歴などの位置情報管理機能などが提供される。

 さらにLanScope Anには管理業務の負担を軽減してくれる「使いやすさ」「見える化」「自動化」という三つの視点で仕組みや機能が実装されている。

 LanScope Anの使いやすさは、わずか三つの操作で管理業務を実行できることだ。例えば紛失したデバイスの対処は管理画面で対象のデバイスを検索し、表示された画面から対象のデバイスを選択、リモートロックやリモートワイプなどの操作を実行して対応が完了する。このほかにも使いやすさを追求した機能や工夫が随所に施されている。

 見える化では操作ログを取得して「どのデバイスで、いつ、どこで、何をしたのか」を管理画面から一目で確認できる。しかも文字や数字によるシンプルな画面だけではなく、グラフや地図を用いたグラフィカルなユーザーインターフェースも利用できる。しかも操作ログはiOS搭載デバイスからも取得できる。

 自動化はトリガーとアクションを組み合わせて実現する。例えば管理対象のデバイスが「LanScope Anをインストールする」をトリガーに指定し、「指定のアプリケーションと指定のプロファイルをインストールする」というアクションを組み合わせてレシピを登録しておけば自動的に管理してくれる。

 LanScope AnのインストールURLをQRコードで配布して先ほどのレシピと組み合わせれば、デバイスのキッティングも自動化できる。

チャットボットを利用して対応を自動化
管理者への依頼をユーザーが自ら実施

 LanScope Anは「Syncpit」と組み合わせて利用することで、ユーザー対応の自動化も実現できる。Syncpitはユーザーからの問い合わせや依頼をビジネスSNSなどのチャットサービスで受け付け、チャットボットを通じて対話しながらSyncpitがエムオーテックス製品を操作して対応を自動化するという仕組みで、この仕組みは特許を出願している。

 例えばユーザーが深夜にスマートフォンを紛失したとする。ユーザーは自宅のPCあるいは別のスマートフォンからOffice 365のTeamsでSyncpit専用のスレッドにアクセスして「スマホ紛失」と入力する。するとチャットボットを通じてSyncpitがユーザーアカウントから登録されているデバイスを特定して表示し、ユーザーは紛失したデバイスを指定する。

 次にリモートロックやリモートワイプなどの対処を提示し、SyncpitがLanScope Anと連携してユーザーが指定した操作を実行して紛失対応が完了する。同時に一連のやり取りは管理者に通知されるほか、記録して管理者への報告書を自動的に作成することもできる。

 Syncpitの企画・開発に携わった厚山氏は「Syncpitを利用すれば情報システム部門が行っている作業をユーザー自身で実施できるようになり、対応がスピードアップするとともに管理者の業務負担も軽減できます。特にスマートフォンの紛失は深夜が多く、深夜に起こされて対応することもなくなります」とメリットを説明する。

 Syncpitによる自動化は「チャットサービスの選択」「連携する製品の選択」「自動化テンプレートの選択」の三つのステップで利用できる。なお自動化テンプレートにはユーザー向けの「スマホ紛失対応」や管理者向けの「スマホ紛失対応」などのメニューがあらかじめ用意されている。

 厚山氏は「Syncpitはノンプログラミングでテンプレートを選択してワンクリックで自動化でき、チャットボットが無人で24時間365日対応してくれます」とメリットを強調する。

 Syncpitに対応している製品は今のところLanScope Anだけだが、今後は連携製品を増やして情報システム部門が対応している問い合わせや依頼の自動化を広げていく計画だ。

 最後に厚山氏は「Syncpitは月額100円で利用でき、課金はデバイス単位ではなくユーザー単位なので複数のデバイスを利用しているユーザーも月額100円で利用できます。ぜひLanScope Anと組み合わせて提案・導入していただきたいですね」とアピールした。

ビジネスチャットからSyncpitを通じてLanScope Anを操作でき、スマートフォンの紛失時の対応など情報システム部門の管理業務をユーザー自身で実施できるようになる。

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