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活動量計貸与や食事サポートで健康経営を実現するキュービック

活動量計貸与や食事サポートで健康経営を実現するキュービック

2019年02月15日更新

運動不足解消をきっかけにスタートしたキュービックの“健康経営”の取り組み

活動量計やアプリを活用した健康経営の取り組み。それを実践しているのがWebマーケティング企業であるキュービックだ。デスクワークが業務の中心である同社の従業員は、慢性的な運動不足を抱えていた。そこで活動量計の導入を契機に、健康経営への取り組みを本格化させた。今回は同社の取り組み内容について、キュービック ピープルエクスペリエンスオフィス/リーダー 平山直子氏がポイントを語ってくれた。

キュービック ピープルエクスペリエンスオフィス リーダー 平山直子 氏

Point 1 活動量計とアプリ活用で自発的に運動を実施

 2015年に従業員に対するストレスチェックが義務化されたことが最初のきっかけでした。ストレスレベル自体は健全な数値でしたが、全社的に運動不足であることが分かりました。平均年齢が若い会社であり、従業員には今後も長く健康に働いてほしいという代表の思いから、2016年ごろに活動量計「Fitbit」を全社員に貸与する取り組みをスタートしました。歩数や消費カロリーや運動時間、睡眠記録はもちろん、心拍数なども記録できます。

 テスト導入時に行ったアンケートでは、活動量計で運動量を見える化したことで運動に対して意識が高まった人は全体の78%、運動不足解消のために実際にアクションを起こした人は全体の69.6%と、多くの従業員が運動に対しての意識が変わったと回答していました。また、実際にアクションを起こした人が自由記述の欄に回答した内容を見ると、「ジムに通うようになった」「エスカレーターではなく階段を選ぶようになった」など、自分の生活習慣が可視化されたことで、具体的な行動を自発的にできるようになったようです。

 活動量計で取得したデータを会社側で管理するといった活用は行っていませんが、Fitbitアプリ上で歩数を競ったり、ウォーキングイベントを実施したりしています。副次的に社内のコミュニケーション活性化にもつながっていますね。

 また、ヘルスケア/フィットネスアプリ「FiNC」も導入しています。FiNCは食事や体重、歩数などを記録するとそれに基づいてAIトレーナーがアドバイスをしてくれるアプリです。活用は個人の裁量に任せていますが、アプリからの通知をもとに運動量を把握するなどといった活用をしているようです。

Point 2 健康的な食事を手軽にとれる環境作り

 食事については、Fitbit導入以前からジャーサラダを提供するなど、健康を意識した取り組みを実施していました。2016年からは新たにぷち社食と呼ばれる「オフィスおかん」を導入し、社内で利用しています。オフィスおかんはオフィスにいながら1品100円で健康的な食事がとれるサービスで、従業員は自分が食べたい惣菜を専用冷蔵庫から取り出し、料金箱に惣菜分の料金を支払うだけでよいのです。

 専用アプリからの決済も可能で、スマートフォンのアプリから食べたい惣菜を選択して、その場で決済すればあとは冷蔵庫から惣菜を取り出して電子レンジで温めるだけです。アプリ上でカロリーも表示されるため、健康を意識した食生活を手軽に実現できます。また、オフィスおかんの惣菜をそれぞれ持ち寄って、オフィス内でランチパーティを実施するなど、コミュニケーション活性化の面でも助けられています。

 また、UCC(運動不足を、ちょっと、ちゃんとする)という社内の運動イベントも実施しています。デスクワークが多いため、月2回、希望者を募ってヨガやピラティス、テニスなど参加しやすい運動を体験できる制度です。UCC実施日は定時退社推奨日となっているため、UCCに参加しない従業員はノー残業デーとなっています。

Point 3 心身の健康を保ち業務効率を向上させる

 UCCにおけるノー残業デーに加え、プレミアムフライデー制度の導入など、働き方改革にも取り組んでいます。福利厚生にも力を入れており、1ヶ月に1時間のマッサージ制度の導入や、1日15分のお昼寝制度など、業務の効率を上げるため、心身の健康を保つ制度を導入しています。

 業務の効率化の取り組みでは、12時から13時の間は会話をしない「集中タイム」を設けることで、業務にメリハリをつけ、より効率的に業務を進められるような職場環境作りにも取り組んでいます。

 特に昨今では、効率化を進めるために、情報をオープン化し、全員が同じデータにアクセスできるようにチームコラボレーションソフトウェアを導入して情報共有を行ったり、クラウド人事労務ソフトを導入したりと、ITによる業務の効率化を進めています。なるべくクリエイティビティな分野に集中できるよう、自動化できる部分は自動化していく方針です。

 当社のクレド(信条)の一つに「Brave Heart」(ワイルドにいこう)があり、積極的に挑戦していく企業風土が醸成されています。健康経営における活動量計導入もそうですが、新しいことに挑戦していくハードルが低く、まず試してみることからスタートしています。よりよいツールがあれば模索をしていきたいと考えており、個人の幸せと会社の幸せの両方を獲得できるように、環境改善を続けていきたいですね。

フリーアドレスを導入しているキュービックのオフィス。学生のインターンも数多く採用しており、従業員の平均年齢が若く活気のある会社だ。

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