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需要増加が続くネットワークセキュリティ関連製品

需要増加が続くネットワークセキュリティ関連製品

2019年01月09日更新

堅調に拡大する法人ネットワークセキュリティ関連市場

Network Security

堅調に拡大する法人ネットワークセキュリティ関連市場

 OSに組み込まれたツールを利用したファイルレスマルウェアやビジネスメール詐欺、IoTデバイスの多様化・増加によるセキュリティリスクなどの脅威に対応するため、法人向けネットワークセキュリティサービス・製品の需要増加が続いている。

 その傾向を如実に表しているのが、富士キメラ総研の「法人向けネットワークセキュリティ関連の国内市場調査」だ。同調査によると、2017年度のネットワークセキュリティ関連(セキュリティサービス/セキュリティ製品)市場は前年度比 7.8%増の 4,471億円だった。

 セキュリティサービス市場は、マネージドセキュリティサービス(MSS)の需要増加を背景に拡大している。人材不足からユーザー単独の新たなセキュリティ対策の導入が困難であることを理由に、セキュリティベンダーによる運用・監視のアウトソーシングサービスを利用する傾向が強い。

 セキュリティ製品市場は、端末管理・セキュリティツールや UTMを中心に導入が進んでいる。マルウェアといった脅威への対応として導入されてきた標的型攻撃対策ツールなどは、引き続き堅調な伸びが予想される。

 セキュリティカテゴリー別市場をみると、2017年度はゲートウェイセキュリティが市場の 44.0%を占めている。2018年度以降も近年大規模化が進む DDoS攻撃への対策サービス/製品や多段的な防御を実現する統合セキュリティ監視サービスの需要が増加する見込みだ。

 今後もネットワークセキュリティ関連市場は堅調に拡大するとみられ、2022年度には 2017年度比 28.3%増の 5,735億円と同社は予測している。

組み込みシステム市場は 9,799億 100万円に

Embedded System Solutions

 ミック経済研究所は「エンベデッドシステム・ソリューション市場の現状と展望 2018年度版」を発表した。同調査によると 2017年度のエンベデッドシステム・ソリューション市場は 9,799億 100万円だった。2018年度は 3.8%増の 1兆 168億 1,400万円となる見込みだ。

 2017年度の売上高の内訳は、組み込み PCやマイコンなどを含むハードウェア関連が 2,743億 1,800万円、RTOSやミドルウェアなどを含むソフトウェア部品関連が 1,670億 1,700万円、アプリケーション開発や保守、検証などを含むサービス関連が 5,385億 7,600万円となった。

 エンベデッドシステム・ソリューション市場は企業の機械受注に需要を後押しされている。機械受注の中で、特に同市場と関連性の高い産業機械、道路車両の 2017年度の受注額は、産業機械が前年度比 7.5%増の 8兆 4,706億円、道路車両が前年度比 5.3%増の 1兆 5,352億 1,800万円だった(内閣府「機械受注統計調査」)。こうした市場環境に支えられ、同市場は好調に推移している。

 堅調な国内の経済状況や、AI、IoTなどを活用した「攻めの IT投資」は今後も継続する傾向にある。2020年の東京オリンピック後の景気後退が懸念されるが、同市場は東京オリンピックに向けた投資によるニーズは小さく、ほとんどが製造業および自動車産業の「攻めの IT投資」が市場をけん引している。そのため、東京オリンピックによる影響は小さいという。それらを踏まえ、2018年度. 2022年度までの年平均成長率は 3.9%で推移し、2022年度の市場規模は 1兆 1,893億円になる予測だ。

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