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教育市場への提案も効果的「Surface GO」

教育市場への提案も効果的「Surface GO」

2018年11月20日更新

目指すのはスマートでライトな働き方

Microsoft Surface Go

「もっとできるを、軽々と。」というキャッチコピーで登場した「Surface Go」。Surface Proシリーズで培ってきたノウハウをコンパクトなボディに凝縮したSurface Goは、タブレットのモバイル性と2in1ノートPCとしての性能を兼ね備えた魅力的なガジェットだ。
text by 森村恵一

Surface史上、最小で最軽量

 Surface Goの重量は522g~で、モニターのサイズは10インチ。解像度は1,800×1,200(217PPI)で、縦横比は3:2だ。10ポイントのマルチタッチと専用ペンに対応し、Gorilla Glass 3が採用されている。フル充電で、最大約9時間のビデオ再生が可能なバッテリー寿命を備え、プロセッサーにはインテル Pentium Gold プロセッサー 4415Yを採用しており、実用十分なパフォーマンスを備えている。

 本体のサイズは、幅175×奥行き245×高さ8.3mmとコンパクト。大画面の使い勝手を追求してきたSurface Proシリーズに対して、コンパクトな設計になっている。しかし、Webサイトの閲覧やOfficeソフトの利用などにおいて、十分な画面サイズと解像度を提供している。また、タッチキーボードはアイソレーション型の打感に優れたキーを採用しているので、長時間のタイピングにも不便さを感じることはない。歴代のSurfaceシリーズのノウハウを凝縮したコンパクトモデルとして、Surface Goの完成度は高い。Windows 10を持ち運ぶモバイルデバイスとしては、オールラウンドに対応できる1台といえる。

 Surface Goは、IEEE 802.11 a/b/g/n/ac互換のWi-Fi通信とBluetooth 4.1を備え、USB Type-Cコネクターを一つ用意している。このType-Cコネクターは、15W以上の電力があれば本体の充電にも対応する。これまで、専用の充電器を忘れて困った経験のあるSurfaceユーザーにとっては、とてもありがたい仕様だ。

 また、microSDXCカードリーダーも装備されているので、64GBのモデルでもデータの記録容量を容易に拡張できる。そして、Windows Hello顔認証に対応したカメラは、フロント部が5.0MPで、1,080p Skype HDビデオに対応する。リアカメラは8.0MPでオートフォーカス機能を備え、こちらも1,080p HDビデオを撮影できる。マイクはシングルだが、Dolby Audio Premium対応の2Wステレオスピーカーで、きれいな音を再生する。

 機能と性能の充実した本体に加えて、別売で「Surface Go Signature タイプ カバー」「Surface Mobile Mouse」「Surface ペン」などが用意されている。Surface Go Signature タイプ カバーは専用コネクターにマグネットで吸着し、Surface Proシリーズと同様に角度を付けたセッティングが可能。本体背面のキックスタンドは無段階で調整でき、ヒンジの設計が見直されて小型で目立たない構造になっている。タイプカバーにもスライドパッドが用意されていて、ポインティングデバイスとして使える。また、Surface ペンはマグネットで本体の横に取り付けられる。別売のアクセサリー群をそろえると、Surface Goは充実したモバイルPCとして活用できる。

コンパクトなボディがタブレットらしさを演出

 Surface Goは、ファンによる冷却が不要になり、見た目は以前よりもタブレットらしくなった。そのため、マイクロソフトが顧客の反応を確かめるために、Surface Goを手渡したところ、多くの人たちが本体が縦に向く状態で受け取ったという。それは、普段からタブレットを使い慣れている人たちの無意識の行動になる。

 Surface Proシリーズは、画面が大きいこともあり、自然と横向きで使うスタイルが定着しているが、10インチのSurface Goは、見た目も形もタブレットらしさを感じさせる。その手軽さから、マイクロソフトではオフィスの外で働く人たちに、Surface Goを商材として提案するチャンスが広がると指摘する。工事現場の監督者やフィールドメンテナンスなどのワーカーなど、屋外に出て作業する機会の多い現場だ。そこでのモバイルPCやタブレットに代わる多機能なデバイスとして、提案の機会が増えるという。

 特に、これまでデジタルカメラで進捗状況や保守点検などを実施していたフィールドワークでは、導入の効果も大きい。例えば、現場の撮影から画像の保存、レポート作成と提出まで、一連のワークフローがSurface Goだけで完結する。画像データを取り出して送信するためだけに、オフィスに戻るような無駄な動きがなくなり、フィールドワーカーの働き方改革にもつながる。

広がる教育市場の魅力

 マイクロソフトが注目しているもう一つの市場が文教だ。これまでにも、Surface Proを利用する教職員は多くいた。一方で、教育の現場では生徒がSurface Proシリーズを利用するまでには至っていなかった。しかし、Surface Goによって生徒一人につき一台として利用する市場が期待できる。タブレットのようにも利用可能で、タイプカバーによるキーボード入力やSurface ペンによる手書き入力など、多様な使い方を選択できるSurface Goは、教育分野への提案が効果的だ。

 さらに、Surface Goの法人向けモデルでは、Officeをプリインストールしていないので、本体価格も市販モデルより安い。この法人向けモデルに、Microsoft 365を組み合わせて提案すれば、商材としての魅力もアップする。

 初代Surface ProやSurface Pro 4などを経験してきた筆者から見ても、Surface Goの完成度は高い。その上、今年の末までに登場するLTEモデルがそろえば、さらにビジネスユーザーの需要は高まるだろう。マイクロソフトにも、LTEモデルが発売になったら即買う、という声が多く寄せられているという。コンパクトでバッテリー寿命が長く、縦に手にしてタブレットのようにも使えるSurface GoにLTE通信が加われば、まさに理想的なモバイルデバイスとなる。

 現モデルのSurface Goを提案するだけではなく、LTEモデルの魅力も訴求できれば、より最前線の現場で働く人向けのモバイルデバイスとして、その魅力は増す。

 まさに、「もっとできるを、軽々と。」というキャッチコピーにぴったりの最新ガジェットだ。

Microsoft Surface GoとSurface Go Signature タイプ カバー、Surface Mobile Mouse、Surface ペン。

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