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RPAの利用を定着させるための要素が全て含まれたサー ビス「BizRobo!」

RPAの利用を定着させるための要素が全て含まれたサー ビス「BizRobo!」

2018年10月05日更新

RPA Tool Service

RPAにもさまざまなツールが存在する。このパートでは、代表的なツールの特長と提案ポイントを紹介していこう。

RPAの ”サービス” を提供

BizRobo!

 RPAの名を冠したRPAテクノロジーズは、RPAサービスである「BizRobo!」を提供している。同社最高技術責任者の大石純司氏はBizRobo!について、「RPAのソフトウェア単体を指すのではなく、RPAの総合的な“サービス”を意味しています」と説明する。大石氏が話すように、BizRobo!はソフトウェアロボットを作成できるRPAソフトウェアに加えて、導入・運用サポートやトレーニングサービスなどで構成されている。「BizRobo!は、RPAの利用を定着させるための要素が全て含まれたサービスと言えます。BizRobo!の導入によって、現在進行している働き方改革の実現も可能なのです」(大石氏)

RPA Technologies Inc. Junji Oishi
RPA テクノロジーズ 大石純司氏

 実際にBizRobo!には、自社製品の「BasicRobo」「ScanRobo」と、他社製品の「Blue Prism」「NICE」といったRPAソフトウェアがラインアップされている。これらは、利用者が業務部門寄りか情報システム部門寄りかといった視点や、利用環境、実現する内容によって選択が分かれる。それでは、各ソフトウェアの特長について説明していこう。

 基本となるソフトウェアはBasicRoboだ。ロボットは業務部門などのユーザーでも作成が可能で、フロントオフィス業務、バックオフィス業務の双方で活用できるなど、柔軟性が高い。「最も使いやすいソフトウェアであり、BizRobo!の基本的な位置付けになります」と大石氏は話す。BasicRoboは、ロボットシステムの統合管理コンソール、ロボット実行エンジンを搭載した実行基盤、ロボットの統合開発環境、デスクトップアプリの操作サービスで構成されるサーバー型のアーキテクチャとなっている。ロボットを活用するのは現場部門、システム面をサポートするのは情報システム部門といった役割分担になることが多い。

 Blue Prismは、セキュリティや監査性能に優れている。「ロボットのログが細かく取得できるため、失敗したときの原因究明などが容易に行えます。大企業や金融機関における業務の自動化などに利用されています」(大石氏)

 NICEは、作業者のPC操作(マウス操作など)に応じてロボットを動作させるようなAttended処理が得意なソフトウェアだ。顧客の話を聞きながらPC操作を行うコンタクトセンターのオペレーター用途など、フロントオフィス業務に適している。「マウスの動きをソースコードに近い形で捉えられます。オペレーターの画面操作に応じて、顧客に関連した情報などを自動的に表示するといった作業をロボットがサポートします」(大石氏)

 ScanRoboは、紙の処理事務などに特化している。定型、非定型を問わずOCRで紙のデータを抽出して自動処理を実現する。

RPAの大衆化を目指す

 RPAテクノロジーズが業務の自動化ツールを提供し始めたのは2008年ごろ。経営層からのトップダウンではなく、業務現場のユーザー主導で人に依存している業務の自動化を進められるツールの提供が目的だった。その当時は RPAという言葉がなかったのだが、「外資系のコンサルティングファームがRPAという言葉を日本に持ち込み、2016年ごろから市場が一気に広がりました。今年は特に、人手不足が深刻化している地方での導入が増えていますね」と大石氏は状況を話す。

 市場が拡大する一方で、課題もあるという。RPAの言葉だけが先行して、市場が混乱しているというのだ。「過度な期待からRPAに落胆するユーザーもでてきたのです。ロボットは全てを行えるわけではありません。RPAのロボットはデジタルレイバーとも呼ばれていますが、人間と同じように業務を教えて育てていく必要があるのです」と大石氏。こうした背景からも、BizRobo!に含まれる導入・運用サポートやトレーニングサービスが有用になりそうだ。

「特に導入が拡大している地方のお客さまには、地場に根ざしたサポートが欠かせません。その部分で、販売パートナーの皆さまには大きな期待を抱いています」(大石氏)

 RPAテクノロジーズは、RPAの活用をさらに促進するために、クラウド型のサービスである「BizRobo! DX Cloud」の提供を今年の 6月から開始している。BizRobo! DX Cloudは、RPAの運用に必要なソフトウェアやインフラを一括して提供するクラウドサービスだ。スケール可能なサーバー/バックグラウンド型BasicRoboの運用機能を、顧客ごとに用意されたプライベートクラウド上に構築できる。付帯サービスとして、ナレッジベースサイトやWeb研修コンテンツなども用意される。「クラウドサービスの提供によって、地方のお客さまの導入をさらに加速させていきたいと考えています。その際に、システム面のサポートを地場の販売パートナーの皆さまに支えていただきたいですね」

 RPAテクノロジーズは、日本全国誰でもロボット(デジタルレイバー)を構築・稼働・共有可能な環境を提供し、RPAの大衆化を目指すという。

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