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ティーケーネットサービスが実施するトータルサポート

ティーケーネットサービスが実施するトータルサポート

2018年10月24日更新

最新技術への知見とトータルサポートがクラウドビジネスを成功へ導く

クラウドサービスを提案する上で、必要となるのはコンサルティングであることは本連載でも度々触れてきた。しかし、実際にクラウドサービスに対して、どのようにコンサルティングを実施すれば効果的であるのか、モデルケースが少なくイメージが掴みにくいと感じている読者も少なくないだろう。今回は、導入検討から保守サポートまで、トータルで提案を行うティーケーネットサービスを取材し、クラウドサービスで利益を獲得するために必要な事柄を聞いた。

Lesson 1 導入から保守サポートまで一貫した提案が重要に

 ティーケーネットサービスは、マイクロソフトテクノロジーに特化したソリューションプロバイダーだ。マイクロソフト認定ゴールドコンピテンシーパートナーとしてソリューション提案を行う同社では、全社員がマイクロソフト認定技術資格において、最上位資格を取得しているなど、高い技術力に裏打ちされたソリューション提案を進めている。実際、マイクロソフトパートナーオブザイヤーアワードを通算4回受賞するなど、その提案力の評価は高い。

 元々創業当時はオンプレミス製品を取り扱っていた同社だが、Office 365の前身ともいえるオンラインスイート「Business Productivity Online Suite」(BPOS)が登場すると、即座にビジネスに取り入れて提案を行うなど、クラウドビジネスにもいち早く参入している。

 そんな同社が、ユーザー企業にソリューションを提案する際にこだわっているのが、検討開始からお試し体験、導入、本格稼働、保守サポートに至るまでの、自社で一貫したハイレベルなサポートの提供だ。特に創業当時から意識しているのが、デモ環境を用意した提案を行っている点で、ユーザー企業が自社で導入した場合の効果を体験できるようにしている。そうした“お試し”の導入において、サーバーを構築するなどの手間やコストが必要のないクラウドサービスは提案しやすく、顧客から高い満足度を獲得できるのだという。

Lesson 2 成熟期に入ったクラウドサービス市場

 BPOSリリース後、マイクロソフトはMicrosoft Office 365(以下、Office 365)やMicrosoft Azure(以下、Azure)の提供や、それらクラウドサービスの再販がしやすいCSPプログラムをスタートさせた。ティーケーネットサービスは、その間もクラウドサービスの販売提案と平行して技術に対する知見を身に付けながら、クラウドサービスとコンサルティングをセットで提案するノウハウを獲得した。

 ティーケーネットサービスリソースセンター ITコーディネータシニアコンサルタントの石垣比呂志氏は「クラウドサービス市場は、昨今ようやく成熟してきました。特に今年はクラウドサービスビジネスの戦国時代に突入しており、これまでクラウドビジネスへ取り組んでこなかった企業は、少々まずい状況になるのではないかと感じています」と指摘する。

 例えば、オンプレミスのハードウェア販売からクラウドサービスのライセンス販売にビジネスを転換するにあたり、最も変化するのは販売時の利益になる。ハードウェアのサーバーを1台販売していたときと比較して、クラウドサービスのライセンス販売は、販売店の利益としては決して多くない。つまり、従来のハードウェア販売のビジネスモデルが、クラウドサービス提案では通用しなくなってしまっているのだ。「実際、販売店からライセンスだけ購入したものの活用方法が分からず、当社に問い合わせてくるユーザーが少なくありません」と石垣氏は苦言を呈する。

Lesson 3 クラウドの売り切り提案は利益損失 !?

 前述したようなユーザー企業からの問い合わせに対応するため、ティーケーネットサービスでは他社から購入したOffice 365などのサポートやコンサルティングも実施している。しかし、他社で購入したライセンスのサポートを同社が行っているということは、それだけ多くの販売店がクラウドサービスを“売り切り”で提案しており、クラウドサービスの活用に重要なコンサルティング提案ができていないということだ。

 ティーケーネットサービスアドバンスドソリューション部主任中村靖氏は「当社では、実際にデモ環境でクラウドサービスを利用した効果を体験してもらうのと同時に、運用に即したアドバイスも実施しています。Office 365には無料トライアルが提供されており、簡単に使用開始できますが、ユーザー企業の多くは業務の中でOffice 365をどう活用していけばよいのか判断がつきません」と課題を語る。ティーケーネットサービスでは、業務でOffice 365を活用するシナリオを作り、そのシナリオに則ってユーザー企業がやりたい内容を中心にコンサルティングを実施している。また、Office 365のUIは直感的な操作に難があるため、管理者向けのトレーニングを実施して、よく使う操作についてはユーザー企業内で解決できるようサポートも実施している。

「実際に弊社のサポートで導入した企業を見学してもらい、どういったサポートをしたか、どういった活用をしているかなどを目にしてもらうこともあります。また、当社の東京オフィスは日本マイクロソフトと同じビルですので、日本マイクロソフトのオフィス見学ツアーをお客さまの経営者層に提案、アテンドさせていただき、どのように働き方が変わるのかを目にしてもらうなど、導入後のイメージを掴みやすくする工夫も行っています」と石垣氏は話す。

Lesson 4 最新技術への知見が良い提案につながる

 オフィス見学の時間が取れないような、忙しい経営者層に対しては、マイクロソフトの全てのクラウドサービスを壁面の大型モニターおよびMRヘッドマウントディスプレイ「HoloLens」を用いて疑似体験できる仮想ショールームも提供している。導入前から、実際に導入した後のイメージを明確に持ってもらうことで、“ライセンスを購入しただけ”で終わらせない継続的なコンサルティングを実施する素地が形成できる。

 同社では、HoloLensとOffice 365やAzureを組み合わせた提案も行っている。実際にHoloLensを導入してデジタルトランスフォーメーションを実施している建設会社の小柳建設への導入支援を行ったのはティーケーネットサービスであり、現在も複数社との商談が進んでいるという。

 中村氏は「HoloLensやIoTなど、新しい技術は積極的に取り入れて研究を進めています。現在のところ収益が得られるほどの成果はありませんが、さまざまな最新技術をトータルで知っておくことが、良い提案につながるのだと自負しています。クラウドサービスと同様に、新しい技術が登場したときに、その時点では利益がでなくてもそれを研究しておくことが、長期的な利益につながるのだと考えています」と話し「願うだけで全てが叶う魔法の杖はないので、今からでも技術に対しての研究を継続すれば、必ずビジネスとして成功するはずです」と続けた。

 今後もますます需要が増加していくクラウドサービス提案。売り切りではないコンサルティングを含めたトータル提案の実現には、日々最新技術への学びが不可欠になる。まずは販売店自身が使ってみることから始めると良いだろう。

本日の講師
(左)ティーケーネットサービス アドバンスドソリューション部 主任 中村 靖 氏
(右)ティーケーネットサービス リソースセンター IT コーディネータ シニアコンサルタント 石垣比呂志 氏

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