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IT の自動化ツール「Ansible」で 情シス部門の働き方改革を推進

IT の自動化ツール「Ansible」で 情シス部門の働き方改革を推進

2018年09月14日更新

ITの自動化ツール「Ansible」で
情シス部門の働き方改革を推進

レッドハット
Red Hat Ansible Automation

社内の働き方改革を支えるITの運用・管理を担う情報システム部門では、人材不足が深刻化する一方で業務が増え続けており、早急な対応が必要とされている。情報システム部門の生産性と業務品質の向上に役立つのがレッドハットの「Red Hat Ansible Automation」である。

IT人材の深刻な不足に備えて
情シス部門の生産性向上が急務

 IT化できる領域が広がっており、運用・管理しなければならないシステムや機器の数が増加している。また次々と新しいテクノロジーが導入され、そのライフサイクルが短くなっており、情報システム部門の仕事量は増え続けている。しかしIT人材の不足が深刻化しており、新たに人材を採用するのは困難だ。

 経済産業省が2016年にまとめた調査結果によると、2015年時点ですでにIT人材が約17万人不足しており、2030年には約59万人が不足すると指摘している。
 そこで業務部門で定型業務をRPAソリューションで自動化するように、ITの運用・管理において定型的な業務を自動化することで、情報システム部門の生産性向上を図る取り組みが注目されている。

 レッドハットのプロダクトソリューション本部でシニアビジネスデベロップメントマネージャーを務める藤村 聡氏は「従来も専用ツールで運用・管理に伴う定型業務の自動化が行われていました。しかしこれまではシステムや機器ごとに異なるツールが必要で、扱える人材もツールごとに異なるため運用・管理が属人化することでサイロ化してしまい、部分的な自動化しか実現できませんでした。その結果、実現できる効率化に限りがある上に、担当者が異動すると対応できなくなるといった属人化によるリスクが付きまとっていました」と指摘する。

 それではどのようなツールが効果的なのか。藤村氏は「情シス部門はサーバーやネットワーク機器、さらにはクラウド上のサービスを運用・管理しなければなりませんが、運用・管理する対象を一つのツールや環境で対応できることが理想です。さらに同じ目的や結果を求める業務や類似の処理を自動化する際に、手順が統一されていないと効率化は進みません」と説明する。

 こうした運用・管理の自動化を実現できるのがレッドハットの「Red Hat Ansible Automation」だ。

レッドハット
プロダクトソリューション本部 シニアビジネスデベロップメントマネージャー
藤村 聡 氏

サーバー、ネットワーク、クラウドまで
IT基盤の運用・管理を総合的に自動化

 レッドハットのAnsibleは運用・管理の定型業務、例えばサーバー構築の際の構成管理やアプリケーションのデプロイ、パッチなど継続的なデリバリーなどを自動化するツールだ。

 以前よりAnsibleは先進的なエンジニアたちに利用されており、大規模システムや大規模ネットワークの運用・管理の効率化に貢献してきた。その効果が世界中のエンジニアに知れ渡り、ここ数年でAnsibleを利用する企業や組織が急増しているという。

 Ansibleはサーバーからネットワーク、クラウドまでの運用・管理に対応できるほか、仮想環境にも対応する。またAnsibleでは運用・管理の対象にエージェントをインストールする必要がないため対応できるサーバーや機器が多く、古い機種でも対応できる製品もある。

 さらにAnsibleで使われる自動化のパラメーターや手順の記述は、誰もが容易に理解できる表現であるためエンジニアを選ばないことも利用者が増えている理由の一つだろう。

 レッドハットのプロダクトソリューション本部でクラウド ビジネスデベロップメントマネージャーを務める中村 誠氏は「Ansibleでは自動化を表現するパラメーターや手順を「Playbook」と呼ばれるファイルで管理します。既存の手順書をPlaybookに置き換えて自動化することで作業の精度も向上します。また似たような処理があればすでに作成したPlaybookを社内外で共有して簡単に自動化することもでき、AnsibleにはPlaybookを共有する仕組みも搭載されています。Ansibleを使えば個人が行っていた自動化をチームや社内、パートナーなどと共有して全体的な自動化が実現できるのです」と説明する。

国内でも多くの事例が効果を実証
スモールスタートで効果を体感

 国内でもすでにたくさんの実績があり、例えばプライベートクラウドの構築の際に従来は12日間かかっていた仮想マシンの作成(払い出し)が10分で完了した事例や、60時間以上かかっていたデータセンターインフラ基盤の構築が10分で完了した事例などがある。これらの事例ではコストの削減効果も大きい。

 働き方改革だけではなくIoTやAIなど先進的なテクノロジーの活用も求められる中でITの活用領域は一層広がり、情報システム部門の仕事も増えていく。運用・管理の自動化へのニーズは業種や規模を問わず拡大するだろう。

 レッドハット パートナー・アライアンス営業統括本部 ソリューションパートナー営業本部の中尾 慶氏は「Ansibleはオープンソースのソフトウェアですがレッドハットが提供するRed Hat Ansible Automationならばサポートが充実していますので安心してご利用いただけます。Ansibleはスモールスタートで導入できますので、まずはAnsibleによる自動化の効果を体感してください。効果を体感できる機会をダイワボウ情報システム(DIS)様の販売パートナーを通じて、全国のお客さまに積極的に提供していきたいと考えています」とアピールする。

(左)レッドハット
プロダクトソリューション本部 クラウドビジネスデベロップメントマネージャー
中村 誠 氏

(右)レッドハット
パートナー・アライアンス営業統括本部 ソリューションパートナー営業本部
中尾 慶 氏

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