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「オフィス作業では大画面モニターを使って仕事をさくさくこなそう」by戸田覚

「オフィス作業では大画面モニターを使って仕事をさくさくこなそう」by戸田覚

2018年09月18日更新

オフィス作業では大画面モニターがオススメ

テーマ:モニターの見直しで生産性を上げる

最近はモバイルノートや2in1の新モデルが続々登場し、売れ行きも向上している。確かに、場所を選ばずに使えるので、生産性にも大きく寄与することは間違いない。だが、机上でバリバリ書類を作る際にはまた別の使い勝手の良さが求められるのではないだろうか。今回は、大画面モニターにフォーカスを当てていく。

A4資料を原寸縦表示

 あなたはPCをどう使っているだろうか? 今さらだし、当たり前すぎるが、画面を見て作業し、マウスで各種操作をして、キーボードを叩いて文字を入力しているはずだ。PCを買うときには、性能や価格、デザインなどが重要視されるが、案外見逃されているのがキーボードやモニターだ。特に、モバイルノートや2in1が流行して良く売れているために、ユーザーが利用する画面サイズは、実は小型化しているのではないだろうか。

 いまは全PCの中で、3割程度しか売れていないデスクトップが全盛の頃は、20〜24インチ前後のモニターがよく使われていた。だが今や、13〜14インチのモニターを搭載するPCが売れているのだ。

 はっきり言って、画面は大きな方が生産性は上がる。僕は28インチのモニターを2画面利用して横に並べて使っている。さすがにこれはやりすぎだと思うのだが、1画面なら間違いなくお薦めできる。

 なにしろ、27〜28インチの4Kモニターも安いものなら、3〜4万円で買えるようになっている。画質にある程度こだわったモデルでも5〜6万円で手に入るだろう。28インチモニターは、モバイルノートと比べると表示エリアが広大だ。画面の表示エリアは横幅は60cm以上あり、高さも40cm近い。ビジネスの書類はA4サイズが多いのだが、27〜28インチモニターなら余裕をもって原寸大で縦表示ができる。

27〜28インチの4Kモニターがお薦め。モバイルノートもフルHD以上が当たり前なので、大画面なら4Kが望ましい。写真はデルの27インチ4Kモニター。「Dell デジタルハイエンドシリーズ U2718Q 27インチ4Kモニタ」。

 まあ、24インチ程度のモニターでも原寸表示が可能ではあるが、アプリのメニューが場所を取るので、本当の意味で原寸表示をしながら作業をするとなると、27〜28インチが必要だ。しかも、A4見開き、もしくはA3でも余裕で表示できるのだから素晴らしい。このサイズのモニターを手に入れるなら、やはり解像度の高い4Kがおすすめだ。

 PDFで送られてきたA4の資料を画面半分で見ながら、残り半分でWordの書類を作ることも朝飯前だ。

例えばWebを参照しながら書類を作ると言った用途にも大画面が快適だ。

Windows 10では、ある程度自由に倍率が変えられるので、自分の視力に合わせてメニューなどの文字サイズも設定できる。僕は画面表示を160%に拡大しており、文字はかなり大きめにしている。それでも、ExcelならAE列、42行の表示が可能だ。大きな表をスクロールせずに一覧できるし、グラフなどを併用しても数値のチェックがしやすい。

Excelはそもそも用紙サイズには縛られないアプリだ。大画面の4Kモニターで編集エリアが広大になる。

2画面は使いやすい

 外付けのモニターを利用するのも非常に簡単になっており、基本的にはHDMI端子でつなぐだけで表示できる。13インチクラスのモバイルノートと組み合わせて使っても気軽だ。出先では軽快に利用し、事務所に戻ってきたら大画面で書類作成も快適に行える。

 最近のモバイルノートなら、ほぼ4Kモニターへの出力には対応するので、問題なく使えるはずだ。1万円台から買える22〜24インチのモニターでも、ないよりはあった方がよいのは間違いないのだが、27〜28インチの4Kモニターを使い慣れてしまうと、広さが全く違う。ウィンドウを切り替える機会が激減する。つまり、それだけ作業効率がアップするのだ。

 さらに、2画面を使うことで、ウィンドウの切り替えなどをしなくて良いメリットもある。例えば事務所では、モバイルノートの画面にメールやSNSを表示しっぱなしにしておけば、外付けモニターでは大画面をフルに使って編集作業ができる。

2画面を利用することで、小さなモバイルノートでスケジュールやメールなどを表示しっぱなしにしても重宝する。USB Type-C端子にもアダプターを接続すれば、HDMI接続でモニターに表示できる。

 Windowsは複数のウインドウを開いて切り替えながら使えるのがメリットだが、常に表示しっぱなしの方が操作性はよいのだ。

 2画面を利用していると、プレゼンの練習がしやすいことも見逃せない。外付けモニターをプロジェクターなどに見立てて練習すればOK。モバイルノートの側にはPowerPointの「ノート」を表示して、発表の予行練習をすることができる。

 27〜28インチクラスのモニターと聞くと、大それたもののように感じるかもしれないが、重量は5〜6kg程度で案外軽い(機種による)。社内のちょっとした移動なら思ったより気軽にできるので、作業に応じて共有する手もある。ただし、移動する際に画面に触れると割れてしまう可能性があるので気を付けて欲しい。

 もっとも、頻繁に位置を変えるなら、より軽い22〜23インチのフルHDモニターを選ぶ手もある。

 将来的にはモニターの接続にもUSB Type-C端子を利用することになるだろう。だが今はまだ、HDMI端子が主流だ。モバイルノートを選ぶ際にもHDMI端子を備えるモデルを選択するのが重要だ。プレゼンで使う際にも、プロジェクターとつなぎやすいメリットがある。

 ただし、タブレット的な2in1モデルでUSB Type-C端子しかないケースでも、5,000円程度で販売されているアダプターを使えば、HDMI経由でモニターにつなげられる可能性が高い。その場合でも、多くの機種で4K出力が可能なので、画面がとても広く使える。

 昔は外付けモニターというと、デスクトップと組み合わせて使うのが主流だったが、これからは、モバイルノートや2in1と組み合わせるのがベストだ。さらに外付けキーボードを使えば、オフィスでは、デスクトップ並みの作業性が実現する。

 昔はそんな使い方を願っていたのだが、コスト面のハードルがとても高かった。モバイルノートの性能がよくなった今こそ、手軽に理想的な環境が手に入るのだ。

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