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監視カメラデータを安定して記録・運用できるNAS

監視カメラデータを安定して記録・運用できるNAS

2018年08月29日更新

監視カメラのデータ保存先にNASを採用してコストを抑えたい

防犯のため、小売店やオフィス、駅や駐車場などさまざまな場所に設置されている監視カメラ。今後も設置台数の拡大が予想されているが、ネックとなるのが導入コストだ。今回はコストを抑えた監視カメラシステムを実現するNASを各メーカーに提案してもらった。

NASは導入の手軽さや冗長化のしやすさが魅力

 監視カメラの設置場所は多様だ。小売店舗に設置して防犯やマーケティングの強化に用いられたり、オフィスに設置して導線把握に活用されていたりする。食品工場に設置して食品への意図的な異物混入を防止するフードディフェンスの用途などもに利用されており、それぞれの設置場所に応じた監視カメラが求められる。

 しかし、監視カメラシステムを構築する場合、必要となるのは監視カメラだけではない。通信環境の整備に加え、監視カメラで撮影したデータを逐次保存しておくストレージも欠かせない。

 従来、監視カメラの録画データの保存先には、NVR(Network Video Recorder)と呼ばれる専用ストレージが採用されてきた。しかし、NVRを採用した監視カメラシステムはコストが高く、監視カメラシステムの導入にあたり二の足を踏む要因の一つとなっていた。

 そこで提案したいのが、NVRの代わりにNASを監視カメラのデータ保存先として採用する方法だ。NASはNVRと比較してコストを抑えて導入できる点に加え、冗長性が確保しやすい点や、手軽に活用できる点など、監視カメラデータの保存先として採用するメリットが大きいのだ。

 拡張性も高く、小規模な監視カメラシステムから、監視カメラ数百台の大規模なシステムまで、幅広く対応できる。例えば数台の監視カメラからスタートして、段階的に監視カメラの台数を増やしていく運用にも適しているのだ。

監視カメラ用NAS選定の三つのポイント

 監視カメラと接続するNASを選定する場合、どのようなポイントに注目すれば良いのだろうか。

 一つ目はサポートしている監視カメラの種類だ。多様なメーカーに対応しているNASであれば、メーカーが混在した監視カメラ環境であっても、1台のNASで一元的に録画データを管理できる。また、安価なUSB Webカメラを監視カメラとして利用できるNASであれば、監視カメラの導入コストも抑えつつ、簡易的な監視カメラシステムの運用がスタートできるだろう。

 二つ目は信頼性の高さだ。監視カメラシステムは24時間365日稼働するため、長時間稼働に耐えられるNASを選択すると良いだろう。特にNAS専用HDDを採用しているNASであれば故障のリスクをさらに低減できる。

 三つ目は運用のしやすさだ。監視カメラで撮影した録画データを確認しやすい製品であることはもちろん、導入してすぐに使えるシンプルな製品であれば、専任のIT管理者がいない中小企業や、小売店でも導入しやすい。また、PCだけでなくスマートフォンから映像の確認ができるNASである点も重要だ。外出先から録画データを確認したり、複数の管理者が映像を確認したりする際に役に立つだろう。

 今回はQNAP、アイ・オー・データ機器、バッファローに、監視カメラシステムに最適なNASを提案してもらった。

監視カメラ用の独立したストレージ領域で安定運用を実現

TS-453Be QNAP

6万4,900円

 監視カメラデータ管理用の独立したストレージ領域を確保し、柔軟な運用が可能な監視ソリューション「QVR Pro」に対応したNAS「TS-453Be」を提案する。

 TS-453Beはオフィスおよび家庭向けに提供されているシンプルで機能的なデザインのNASだ。本製品上で幅広い生産性向上ツールを使用でき、特にクリエイティブ職の作業効率向上に役立てられる。加えて、TS-453BeではQVR Pro監視ソリューションに対応し、監視データに対して専用の独立したストレージ領域を用意できる。これにより、システムパフォーマンスがNAS上のほかのアプリケーションから影響を受けず、監視カメラデータを安定して記録・運用できるのだ。

 QVR Proでは、カメラ管理やストレージ容量の割り当て、カメラライブビューなどの操作が行える。最大128の監視チャンネル数まで拡張でき、上位NASとの組み合わせで大規模な監視ネットワークを展開可能だ。

 接続する監視カメラは、140を超えるブランドおよびONVIF(Open Network Video Interface Forum)カメラをサポートしており、さまざまな監視カメラの接続に対応できる。加えて、当社が提供するアプリケーション「QUSBCam2」をTS-453Beにインストールすることで、安価なUSB Webカメラをネットワークカメラとして利用でき、コストを抑えつつさまざまな場所に監視カメラを設置可能だ。

 監視カメラで撮影した映像は、WindowsおよびMacに対応したクライアントソフトウェア「QVR Pro Client」、またはTS-453Beにメディアプレイヤープラットフォーム「HD Station」をインストールすることでライブビューや録画再生が行える。QVR Pro Clientはスマートフォンアプリも提供しているため、外出先からでも監視が行える。

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