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戸田覚が伝授するAndroidタブレットとOffice Mobileの使い方

戸田覚が伝授するAndroidタブレットとOffice Mobileの使い方

2018年08月10日更新

予算を抑えて働き方改革

テーマ:Androidタブレット×Office Mobile

外出先でも仕事をしたい。もしくは、休みの日に書類を確認しなければならなくなった……。こんなことはよくあるのだが、軽快なモバイルPCがないと出先では作業がしづらい。とはいえ急きょ買うのも難しい。そんなときにお薦めなのが、Androidタブレットだ。今回は徹底的に予算を抑えて、出先でMicrosoft Officeを使う方法を紹介する。

ファイル閲覧なら十分実用的

Microsoft Officeには、モバイル版のMicrosoft Office Mobile アプリが用意されている。モバイル版とは、AndroidやiOSの対応アプリだ。例えば、手元にあるAndroidスマートフォンでもMicrosoft Officeのファイルは開けるはずだ。OneDriveにファイルを保存していれば、やりとりの面倒さもなく、最近使ったファイルが簡単に開けるのだ。

ファイルはOneDriveから簡単に開ける。

 早速スマホで開いてみていただきたい。内容の確認程度なら問題ないのだが、ファイルの編集はかなり厳しい。スマホの小さな画面でA4サイズの資料を編集するのだから当たり前だ。とはいえ、モバイルノートを買うのは厳しいという方にお薦めなのが、Androidタブレットでの利用だ。最近は低価格のAndroidタブレットが増えている。1〜2万円の製品でもそれなりにMicrosoft Officeが利用できるのだ。もちろん、ノートPC並みに使うのは無理があるのだが、予算を抑えた妥協案としては悪くないのでぜひ検討してみよう。

 本記事では8.4インチのタブレットで利用している。モデルはやや古いが満足して使えている。最新モデルなら安価な製品でも同様に使えるはずだ。もちろん、さらに画面サイズが大きな10インチモデルならより使い勝手は向上する。

 Excelの場合は、画面をタップするとセルが一つ選択できる。左右に円形のハンドルが表示されるので、それをスライドすることで、複数セルの範囲指定が可能。いわゆるドラッグと同じ操作だ。セルを長押しするか、範囲指定した複数のセルにはメニューが表示される。PCでの右クリックメニューと似たような使い方ができるのだ。また、セルの書式設定などは画面下のメニューから行う。

範囲指定はセルをタッチすると表示される丸いハンドルをドラッグする。
タブレットなら必要な情報はほとんど表示できるので書類のチェックには十分使える。

Wordの書類はA4縦が一般的だ。書類全体を見渡したいときにはタブレット本体を縦にし、一部を拡大してしっかりと読み込みたいなら、横にすれば文字サイズが大きくなる。もちろん、ピンチ操作による縮小拡大も可能だ。

タブレットを縦にすれば縦長の表や書類の全体を表示するのに向く。
ピンチ操作で縮小すれば大きな表も一覧できる。

ファイルを閲覧するだけなら、モバイルPCよりも手っ取り早く作業性も悪くないのだ。

キーボードとマウスを使う

 閲覧性は上々なのだが、いざ編集作業を行おうと思うと、途端にストレスを感じるかもしれない。文字入力のためにスクリーンキーボードを使うと画面上で場所を取りすぎて、肝心の書類が見づらくなってしまうのだ。

 そこでお薦めなのが、外付けキーボードとマウスの利用だ。2,000〜3,000円のBluetoothキーボードに、Bluetoothマウスを組み合わせて利用すれば、PCに近い使い勝手になる。

 セルや文字の範囲指定もマウスドラッグすればよく、普段PCで利用しているのと同じように行えるので、タブレット独自の操作を覚える必要がない。

 文字入力のレスポンスは、やや遅く感じるが、これは機種によっても変わってくるだろう。高価なタブレットとキーボードならレスポンスは良くなるはずだが、ある程度割り切るのが現実的だ。それでもスクリーンキーボードよりは使いやすいことは間違いなく、コストを考えれば十分だと感じるはず。大量のデータ入力には向かないが、出先でちょっと編集する分には問題ない。

Excelなら関数も十分利用できる。
Wordの書類も同様に開いて閲覧可能だ。

 マウスとキーボードに加え、タブレット本体を購入しても、上手く選べば3万円もかからない。すでに持っていれば使い回せばよい。キーボードやマウスはUSBアダプターを利用して直接接続しても動く可能性が高い。iPadでもMicrosoft Officeは利用できるのだが、マウスが使えないので、マウスを利用したい場合にはAndroidタブレットの方がお薦めだ。

 モバイルPCと比べるとAndroidタブレットは圧倒的に安いのがメリットであり、その上でコンパクトで持ち歩きやすいという利点もある。移動中に届いた書類を編集するという受動的な使い方だけでなく、カフェでアイデアの整理や書類のたたき台を作成するなど、アクティブな利用にもお薦めできる。

 6インチクラスのスマホを持っているなら、タブレットがなくてもそれなりに使える。マウスとキーボードを買い足すだけでずいぶん実用的だと思うだろう。

 Microsoft Office Mobile アプリが使用できない場合は、個人的にGoogle系のアプリを使う手もある。Google スプレッドシートやGoogle ドキュメントなどを利用すれば、Microsoft Officeのファイルも開けるし、簡単な編集も可能だ。機能はMicrosoft Office Mobile アプリにはやや負けているが軽快に動作するし、下書きなどに使うなら十分だ。こちらは、ファイルをGoogle ドライブに保存しておくのが基本なので、PCのMicrosoft Officeで引き続き編集する際には、ファイルのやりとりがちょっと面倒だ。

キーボードとマウスを使うと使い勝手が一気に向上する。物理キーボードを利用すれば、文字入力の際も画面が狭くなることはない。
スクリーンキーボードでは、画面がこのように狭くなってしまう。

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