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三つのCPUを搭載し40台からの同時接続に対応

三つのCPUを搭載し40台からの同時接続に対応

2018年07月25日更新

教育現場に最適な無線LAN環境を導入したい

学校現場のICT化は進みつつあるものの、依然として無線LAN環境がきちんと整備されていなかったり、整備されていてもスムーズな通信に対応できない環境であったりするケースがある。今回は教育現場の無線LAN環境整備に適した製品と、その選定ポイントを紹介する。

40台のタブレットからの同時接続に対応

 教育の情報化を推進する上で最も重要となるのは、無線LAN環境の整備だ。タブレット端末や電子黒板を導入しても、無線LAN環境が整備されていなければ、それら機器の利用効果を十分に引き出すことはできない。しかし、教育現場に求められる無線LAN環境は、一般企業のオフィスなどとは異なる部分が多くある。

 例えば、無線LANアクセスポイントに対する同時接続台数だ。企業では、一度に多数の端末が同じアクセスポイントに接続するようなケースは少なく、アクセスが集中したとしても多少の遅延は許容される。しかし教育現場では、1教室あたり40台程度のタブレットで、一斉に動画を視聴したり、教材をダウンロードさせたりするケースも多い。また授業時間は限られているため、回線が混み合ってしまい遅延が発生すると、授業が成り立たなくなってしまう可能性も考えられる。教育現場に提案する無線LANアクセスポイントは、多台数の端末からのアクセスにも対応できる製品であることが重要だ。

 2020年から実施される新学習指導要領では小学校においてプログラミング教育が必修化される。プログラミング教育向けの開発ツールは多くがWebブラウザーで動作するため、安定した通信品質が提供できることは非常に重要だ。また、英語は小学5年生から正式教科となるため、タブレットを用いて正確な発音を理解させる活用も想定される。その際には、ノイズや途切れがない通信環境であることが望ましい。

仮想コントローラー内蔵で運用・管理が簡単

 無線LANは学校外からの干渉波によって通信品質が安定しないケースもある。そうした不安定になりがちな通信環境は、授業を受ける児童生徒にとっても、授業を実施する教員にとっても大きなストレスになり、円滑な授業実施の妨げになることはいうまでもない。干渉されない電波チャネルに自動的に変更できたり、通信トラブルの原因となっている箇所の可視化で、通信トラブルに学校側で対処できたりするような製品が求められる。

 教育現場で無線LAN環境を運用・管理する教員はITの専門家ではない。そのため、できるだけ導入や運用に負担がかからない製品であることも重要だ。例えば仮想コントローラーを内蔵している無線LANアクセスポイントであれば、日頃の運用管理だけでなく、追加で無線LANアクセスポイントを導入する際も負担が少ない。

 学校現場で導入する無線LANアクセスポイントは、教室だけでなく体育館などに設置する必要がある。災害時の避難所として指定される学校現場では、災害が発生した場合、体育館やグラウンドを避難所として開放することになる。その際に、避難してきた市民に対して通信環境を提供できるように、災害時開放無線LAN「00000JAPAN」に認定された製品の導入なども必要だろう。

 今回は、シスコシステムズと日本ヒューレット・パッカードの2社に、教育現場に最適な無線LANアクセスポイントを提案してもらった。

三つのCPUを搭載し高い通信品質を提供

Cisco Aironet シリーズ アクセス ポイント シスコシステムズ

 Cisco Aironetシリーズ アクセスポイント1852I:8万4,996円(参考価格)

 シスコが培ってきた高い信頼性をもつネットワーク機器のうち、教育の現場に最適な製品群をピックアップした「Cisco Start 文教セレクション」より、トラフィックの多い教室での利用に適した無線LANアクセスポイント「Cisco Aironet シリーズ アクセス ポイント」を提案する。

 本製品は、1台のアクセスポイントに3個のCPUを備え、高いハードウェア性能と独自の機能を提供する。具体的には、メインCPUに加え、デュアルバンド(2.4GHz、5GHz)それぞれにCPUとメモリーを搭載しているため、端末の同時接続台数や通信量が増えても、通信品質の劣化を抑え、スムーズな授業を実現できる。1クラス約40人の生徒がタブレットで同時に動画を閲覧するような環境でも、安定した高速通信を提供できるのだ。

 学校現場の無線LAN環境は、周囲の電波環境によって教室内の通信が安定せず、授業に支障を来す可能性がある。本製品には、当社独自の「Cisco CleanAir」テクノロジーを搭載しており、電波の状態を常に監視している。電波のノイズによる通信障害が発生した場合は、原因を特定して自動でノイズを回避できる。また、回避できない場合でもノイズの発生源を特定できるため、エンジニアの派遣を待たずに教員側で対策を行える。

 当社の無線LANアクセスポイントは、全機種が災害時開放無線LANの00000JAPAN(ファイブ・ゼロ・ジャパン)に対応している。本製品はそれだけでなく、「Cisco High Density Experience」テクノロジーによるチャネルの自動切り替えや、スループット向上なども可能だ。集中管理型による災害時用の一括設定にも対応しており、災害時に体育館やグラウンドを避難所として開放した場合でも数百台規模の端末からの同時アクセスに対応できるのだ。

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