ホーム > PC-Webzineアーカイブ > オープンソースによる自動化技術でオフィスと情シス部門の働き方を改革

オープンソースによる自動化技術でオフィスと情シス部門の働き方を改革

オープンソースによる自動化技術でオフィスと情シス部門の働き方を改革

2018年06月15日更新

オープンソースによる自動化技術で
オフィスと情シス部門に働き方改革を

レッドハット
Red Hat Ansible Automation
Red Hat Decision Manager
OpenShift Container Platform

最先端のテクノロジーがいち早く利用できるオープンソースソフトウェア(OSS)の活用は、企業や組織でのイノベーションの加速に効果的だ。しかし課題もある。OSSを的確に利用するためのスキルと、イノベーションの加速を支えるIT要員が必要となる。レッドハットのソリューションはこれらの課題を解消し、企業や組織の生産性を総合的に向上する。

オープンソースへの注目が高まる
活用にはパッケージ化が必要

 企業や組織の生産性向上を支援するシステムの実現において、最先端のテクノロジーをいち早く利用できるオープンソースソフトウェア(OSS)の存在感が増している。しかしOSSの活用には注意点もあると指摘するのはレッドハット パートナー・アライアンス営業統括本部 ソリューションパートナー営業本部 本部長 玉利裕重氏だ。

 「OSSを利用するには目的に応じて必要かつ効果的なコンポーネントを集めてパッケージ化しなければなりません。どのコンポーネントが適切なのかを調べる必要もある上に、コンポーネントのバージョンアップや将来性の見極めなど、目利きと運用の負担が求められます。エンジニアリングが本業ならば有意義な業務となりますが、ほとんどの企業や組織ではITを使ってビジネスをすることが本業です。しかも情報システム部門の要員も不足しています。そうした多くの企業や組織が、いわゆる無償版のOSSを使用するとビジネスに大きなリスクを抱えてしまう恐れがあります」(玉利氏)

 そこでレッドハットはビジネスに必要かつ効果的なコンポーネントを選択し、バージョンアップやサポートを含めてパッケージ化してサブスクリプションで提供している。玉利氏は「レッドハットのソリューションは、パッケージそのものに価値があります。必要なコンポーネントを調べたり探したりすることなく、またコンポーネントのバージョンアップなどのメンテナンスをユーザー自身ですることなく、OSSの良さである継続的な進化や最先端のテクノロジーをいち早く実戦投入できることなどのメリットだけを、リスクを伴わずに活用できます」と強調する。

レッドハット パートナー・アライアンス営業統括本部 ソリューションパートナー営業本部 本部長 玉利裕重 氏

働き方改革の推進に自動化が重要
情報システム部門の生産性も向上

 企業や組織における課題である生産性の向上を実現するには、三つの要素における効率化が必要だという。それは「ITの開発」「開発したシステムの構築・運用」「システムの利用」だ。

 玉利氏は「生産性向上への取り組みではオフィスワーカーの業務の効率化が注目されがちですが、その際に利用されるITは誰が作るのでしょうか。イノベーションを加速させると情報システム部門への業務負担が増大します。情報システム部門がイノベーションの加速に向けた創造的な業務に注力できるように、定型的な業務を自動化するなどして要員の生産性を向上させる必要があります」と説明する。

 そこでレッドハットでは生産性向上に有効な三つのソリューションを提供している。まずITの開発の効率化にはアジャイル開発やDevOpsを実現する開発基盤「OpenShift Container Platform」を提供している。OpenShift Container Platformはアプリケーションのアーキテクチャを問わずオンプレミス、パブリックまたはプライベートクラウドで容易かつ短期間でシステムを構築、開発、デプロイできる。

 玉利氏は「レッドハットのOSならば特定の物理環境、特定の仮想環境、特定のクラウドに縛られることなく基盤を構築できます。さらにOpenShift Container Platformによってシステムを丸ごとオンプレミスからクラウドに移行する、仮想環境または物理環境からクラウドに移行するといったクラウドへの移行を容易にするとともに、オンプレミスとの行き来も容易になるなど、特定のクラウドベンダーや特定の環境に縛られない自由な環境選択ができます。またレッドハットのサブスクリプションを複数年契約した場合、共通の契約の中でクラウドとオンプレミスを自由に行き来して使用できるメリットもあります」と説明する。

オンプレにもサブスクリプション提供
レッドハットの業績が示す長期安定

 オフィスワーカーの生産性向上に向けて定型業務をソフトウェア・ロボットで自動化するRPA(Robotic Process Automation)ツールを導入する企業が増えている。しかしRPAツールはPCへの入力など定型業務は自動化できるが、判断や処理は自動化できないという課題がある。そこでレッドハットでは意思決定管理プラットフォーム「Red Hat Decision Manager」を提供している。

 Red Hat Decision Managerにはルールエンジンが搭載されており、定型業務に必要な判断や判断に基づく次の処理までも自動化できる。そしてRPAツールと組み合わせることで定型業務をほぼ完全に自動化でき、オフィスワーカーの生産性が大幅に向上する。

 情報システム部門の生産性向上には「Red Hat Ansible Automation」を提供している。Red Hat Ansible AutomationはサーバーなどのIT基盤の構成や設定といった導入と運用を自動化するツール群で「Ansible Engine」と「Ansible Tower」で構成される。

 玉利氏は「IT基盤の導入や運用は反復作業となるため自動化しやすい領域です。Red Hat Ansible Automationはグローバルでは中・大規模システムやマルチベンダー環境では標準的なツールとして広く認知されています。国内でも情報システム部門の生産性向上に向けて需要が拡大しています」と説明する。

 これらレッドハットの三つのソリューションやOSは、オンプレミスやクラウドを問わず全てサブスクリプションで提供されている。玉利氏は「サブスクリプションはクラウドだけではなく、オンプレミスでも機能に対して従量課金することでユーザーに投資メリットが生まれます。販売店様にとっても数年に1度のバージョンアップで売上を計上するのではなく、毎年の更新で安定したビジネスが継続でき、長期的な成長が期待できます。実際にレッドハットのサブスクリプションの更新率は非常に高く、売上が安定しているうえに新規や追加の契約が加わることで、当社のビジネスは2016年まで64四半期連続で成長を続けています」と強調する。

 国内での拡販に向けてダイワボウ情報システム(DIS)が提供するライセンス管理システム「iKAZUCHI(雷)」に強い期待を寄せているという。玉利氏は「国内市場は販売店、SIer、ISVなどパートナー様の社数が多く、全てのパートナー様にレッドハット製品の価値を伝えることができません。しかしDIS様は国内のほとんどのパートナー様とつながっており、DIS様を通じてレッドハット製品の価値を全国に広く伝えることができます。またDIS様はサブスクリプションビジネスに特化した見積、情報提供、販売が簡単にできるツール、iKAZUCHI(雷)を提供しています。iKAZUCHI(雷)はパートナー様は売りやすく、お客様は買いやすい、拡販に最適なツールです。今後はDIS様とiKAZUCHI(雷)を通じて、地域に密着してビジネスを展開しているパートナー様にもレッドハット製品の価値を伝え、共に成長を目指したいと考えています」と意気込みを語った。

キーワードから記事を探す