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Google アシスタントを採用したソニーの高音質スマートスピーカー「LF-S50G」

Google アシスタントを採用したソニーの高音質スマートスピーカー「LF-S50G」

2018年04月18日更新

クラウドとAIでスピーカーが進化

LF-S50G

Voicebot.aiが発表したレポートによれば、米国ではGoogle HomeやAmazon Echoに代表されるスマートスピーカーを所有している成人の割合は約20%に達したという。日本でも、2017年にGoogle HomeとAmazon Echoが発売され、本格的な普及が期待されている。そんな中、老舗オーディオメーカーのソニーもスマートスピーカー「LF-S50G」の発売を開始した。

Google アシスタントを採用

 LF-S50Gは、Googleアシスタントを搭載したスマートスピーカーだ。「OK Google」と話しかけると、声で調べ物や音楽を再生できる。基本的な使い方は、最初にLF-S50Gを家庭やオフィスなどのWi-Fiに接続し、スマートフォンのGoogle Homeアプリでセットアップを行う。アプリを通して、LF-S50Gを個人のGoogleアカウントに登録したり、音楽配信サービスを設定したりできる。

 Google Homeは、Goolge PlayやSpotify、AWAなどの音楽配信サービスに対応している。さらに、Works with Google アシスタントに対応したソニーの機器や対応する周辺機器と家電を「Google Home」アプリで連携させると、声でコントロールできる。

 Goolgeアシスタントは利用者のIDと声を紐付けできる。そして「OK Google」と話しかけた個人を特定して、個別に回答してくれる。例えば、「OK Google。今日のスケジュールは?」と尋ねると、その人のGoolgeカレンダーに登録されている予定を読み上げてくれる。

 ちなみに、セットアップを終えたLF-S50Gが自分を正しく認識しているかどうかは、「OK Google。おはよう」と声をかけると判断できる。Google アシスタントが正しく個人を認識すると、「おはようございます。●●さん」とGoogleアカウントに登録されている自分の名前を呼んでくれる。ひと通りのセットアップを完了すると声でデバイスをコントロールする体験を楽しめるようになる。

高音質とジェスチャーコントロールが特長

 Google アシスタントを搭載したスマートスピーカーは、Googleからも販売されているが、LF-S50GにはGoogleのオリジナル製品にはない特長がある。その一つが音の良さだ。ソニーのスピーカー初となる対向配置の2ウェイスピーカーを採用し、サウンドが360度に広がる。音響メーカーの製品ならではの高音質が室内に響く。

 開発したソニーによれば「聴きやすさ」を重視した音響設計になっているという。リビングやキッチンで「ながら聴き」することに配慮している。実際に安価なGoogle Home Miniと聴き比べてみると、LF-S50Gの音質は優れている。特にストリーミング音楽を再生すると、室内に心地よいBGMが広がる。

 もう一つの特長が、ジェスチャーコントロールという操作。LF-S50Gの少し上で手をかざしたり指先を動かすと、声を使わずに音楽を再生したり音量を調節できる。ソニーでは、南米向けにDJ風のジェスチャーコントロールができるスピーカーを製品化していて、LF-S50Gにもそのノウハウが盛り込まれている。ジェスチャーコントロールは、キッチンなどで手が濡れているときや声をかけにくいときなどに有用だ。

 LF-S50GはBluetoothにも対応しているので、ストリーミング音楽以外にも、スマートフォンやPCなどのリモートスピーカーとして利用できる。

下にフルレンジスピーカー、上にサブウーファーを対抗配置。その間に、上下のスピーカーから発生した音を効果的に全方向に放射させる2 ステージディフューザーが搭載されている。

職場や家庭でスマートな体験を楽しめる

 スマートスピーカーは、主にリビングやキッチン、ベッドルームなど、個人の生活に近い場所で使うコンシューマー向けの製品として販売されている。その目的は、クラウドサービスや家庭に普及するIoT関連機器を声でコントロールするスマートホームの実現にある。ソニーではすでに、Googleアシスタント機能を組み込んだテレビなどを商品化している。そうしたスマートデバイスとLF-S50Gを連携させることで音声インターフェースの充実を図っていく。

 米国を中心にスマートホームを実現する各種のIoTデバイスが登場しているが、日本でもテレビだけではなく、洗濯機や照明機器、エアコンのような家電品のIoT化が始まっている。そしてオフィスでも、各種のデバイスがスマート化していく。そうした近い将来を考えたときに、家庭だけではなく職場でも身近な存在としてLF-S50Gを活用する意味はある。

 スマートスピーカーは、実際に体験してみないと、声の便利さやストリーミング音楽の楽しさは実感できない。米国では成人の所有率が約20%へと急速に普及したように、一度その便利さを経験してしまうと、手放せなくなる。中には、最初に安価なスマートスピーカーを体験してから、ストリーミング音楽の魅力を実感して、LF-S50Gのような高音質の製品に買い替えたり買い足すユーザーもいる。

 ちなみに、Googleアシスタントは、一つの家やオフィスに複数のスマートスピーカーが設置されていても、Googleアカウントごとに使い分けられる。そうした使い分けやビジネスの可能性を見出すためにも、職場や家庭に1台は置いておきたい。そして、これから使うならば、やはり音質の良いスマートスピーカーがお薦めだ。それは、そのままビジネスの提案にもつながる。

 最初は個人向けに発売されたスマートフォンが、現在ではビジネスに不可欠のデバイスになったように、今は家庭用と思われているスマートスピーカーも、確実にビジネストランスフォーメーションの機会が訪れる。それはまさに、スピーカーという昔ながらの音響製品が、クラウドとAIによって新しい付加価値を得て魅力を放つLF-S50Gに象徴されているのだ。

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