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「新たなPC提案ができる絶好の機会」――レノボ・ジャパン 元嶋亮太 氏

「新たなPC提案ができる絶好の機会」――レノボ・ジャパン 元嶋亮太 氏

2018年02月09日更新

新たなPC提案のチャンス

「Windows 10へのリプレース需要が高くなる2018年は、どのようなPCを導入するかをゼロベースで考え直すいい機会になるでしょう」——。レノボ・ジャパン コマーシャル製品事業部 プロダクト マネージャーの元嶋亮太氏は、現在のタイミングについてこのような見解を持っている。その理由となっているのは、働き方改革などに伴う仕事環境の変化だ。

「政府も積極的にテレワークを推進しているように、これからは従来以上に社外で仕事を行える環境整備が進むはずです。そうした状況において、従来と同じようなPCの選定方法では新たな環境に対応できません。PCの持ち出しの可能性など、実際のユースケースを考慮に入れて検討することが重要です。もちろんこれはサプライヤー側にとっても同様です。RFP(提案依頼書)の内容からさらに一歩踏み込んだ提案が必要になるのです」(元嶋氏)

 ポイントとなるのは、PCの持ち出しや生産性の考慮だ。3〜5年後を見据えた製品選定が重要になるという。例えばレノボ・ジャパンでは、社外利用と社内利用の双方をカバーできる製品として「ThinkPad X1 Carbon」の提案に力を入れている。「ThinkPad X1 Carbonは、14インチという画面サイズながら、重量は約1.13kg、厚さは約15.95mmと携帯性にも優れていて、非常にバランスのよいノートPCです。実際、Windows 10と合わせた提案で引き合いが多くなっています」(元嶋氏)

 元嶋氏が語るように、ThinkPad X1 Carbonの販売は好調のようだ。レノボ・ジャパンにおける昨年10〜12月期のPCの売り上げ構成比では、初めて14インチ製品の比率が最も高くなったという。

 ユーザーが持ち出したくなるPCであるかどうかも重要なポイントだと元嶋氏は指摘する。「持ち出して自慢したくなる薄くてスタイリッシュな製品であることが、現在の大きな選定条件になってきています。実際に社内と社外で使えるノートPCを求めていたお客さまが、B5サイズやA4サイズなどの競合製品の中でThinkPad X1 Carbonを選んでいただいた事例がありますが、やはり持ち出したくなるデザイン面を評価されていました。IT管理者だけでなく実際のユーザーにも選んでもらえる製品であることが、これからはますます求められていくでしょう」

 ノートPCの社外利用という観点では、LTEモデルの選択も増えているようだ。元嶋氏はLTEモデルの販売について「ブレイクスルー」という言葉を使って表現する。「Windows 10はWi-Fiと同様にLTE接続が手軽に行えるため、使用時のユーザーのハードルも下がっています。通信コストも低価格化しているので、LTEモデルの販売が加速しているのでしょう。Wi-Fiに頼らなくてもいつでもネットワークに接続できる環境で、クラウドサービスを利用して仕事ができる利便性が支持されているのですね。また、通信回線が4GとなってSkypeなどの利用時にも遅延が発生しない状況も後押ししています」(元嶋氏)

 ThinkPad X1 Carbonは、Windows 10で利用できるWindows Helloに対応したカメラを搭載しているので、顔認証によるログインも行える。社外の環境でパスワードを入力せずにすむのだ。モバイル性能の高いPCとWindows Helloの機能を組み合わせることで、モバイルワークのさらなる推進も実現しそうだ。

2in1タイプのThinkPad X1 Tablet。ThinkPadキーボードを使えるのが大きな魅力だ。モジュール式のデザインを採用していて、バッテリーの駆動時間を延長したり、プロジェクター機能を追加したりできる。

社内モバイルとして2in1を採用

 レノボでは、「ThinkPad X1 Tablet」という2in1製品も提供している。ThinkPad X1 TabletはMIL-SPECの耐久テストをクリアしている製品で、タブレット部は12インチ2K(2,160×1,440)モニターを採用、重量は約767gだ。用意されるキーボードは、おなじみのフルサイズのThinkPadキーボードで、キーボード装着時の重量は約1.07kgとなる(重量はいずれも構成によって変化する)。タブレット部には、USB 3.0×1、USB Type-C×1、Mini DisplayPortなどが採用されている。LTEの選択も可能だ。

「2in1製品については、ペンを利用する需要の掘り起こしを行っています。Windows 10では、ペンを使って付箋にメモをしたり、スケッチしたり、スクリーンショットに描画したりできるWindows Inkが採用されていますが、他のアプリでのペン活用も含めて2in1製品の魅力を訴求しているところです」と元嶋氏は話す。

 ペンと2in1製品の具体的な活用例については、コラボレーションシーンが想定されるという。Web会議などのやり取りにおいて、プレゼン時などのコミュニケーションを円滑化するために、ペンで画面に書き込みを行うような使い方だ。「従来までは2in1の想定ターゲットはフィールドワーカーがメインでしたが、コラボレーション用途での提案も可能になってきたことで、社内モバイル端末として採用されるケースが増えてきました」(元嶋氏)

 デタッチャブルタイプではない2in1モデルとしてはヒンジが360度回転する「ThinkPad X1 Yoga」もレノボ・ジャパンはラインアップしている。モニターを回転させることでノートPCとしてもタブレットとしても利用できるThinkPad X1 Yogaも、販売は好調だという。
「Windows 10へのリプレース需要においては、新たなPC提案ができる絶好の機会です。テレワークの普及やペンの活用など、働き方に合わせたPC提案でビジネスチャンスを獲得していきたいですね」と元嶋氏は意気込む。

「コラボレーション用途での提案も可能になってきたことで、社内モバイル端末として採用されるケースが増えてきました」
レノボ・ジャパン
元嶋亮太 氏

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