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デルのデジタルキャンバス「Dell Canvas」がビジネスに新たな創造性をもらす

デルのデジタルキャンバス「Dell Canvas」がビジネスに新たな創造性をもらす

2017年12月19日更新

ビジネスに新たな創造性をもらす

Dell Canvas

アップデートで機能を進化させているWindows 10はこの1年、特にクリエイティブな性能を強化してきた。そのポイントは、3Dペイントやペンに対応した作画アプリなどの提供にある。マウスやタッチに代わる操作として、ペンやダイヤルなどのデバイスも登場し、Windows 10を使った創造性は加速している。そんなクリエイティブなビジネスを強力にサポートしてくれる最新ガジェットが「Dell Canvas」だ。

27インチのデジタルキャンバスの魅力

 Dell Canvasは、27インチのディスプレイを備えたペン対応のタブレットだ。ペン式の入力デバイスにディスプレイ機能を付加することで、Dell Canvasはデジタルキャンバスという新たな魅力を提供する。その基本は、高精度なペン操作への対応と、「トーテム」と呼ばれるダイヤル式のタッチ式デバイスによるインタラクティブな作業にある。

 ペン操作では多様なペン先を用意して、鉛筆のような硬い書き味から、サインペンやマジックのようなウェットな質感まで、さまざまな筆先を使い分けられる。また、トーテムには底面に5点のタッチポイントがあり、Dell Canvasの画面上に置くと即座に反応する。一般的なダイヤル式デバイスは、Bluetoothなどの無線通信を使って回転やプッシュなどの操作をPCに伝える。それに対してトーテムは、5点タッチ式デバイスとしてDell Canvasに認識させ、そこから回転やプッシュなどの操作をインタラクティブに捉えて反応する。

 トーテムをアプリの画面上に置いてプッシュすると、利用できる操作のアイコンが表示される。そこでトーテムを回転させて機能を選んでプッシュする。すると、トーテムの回転によって動画編集ソフトの映像をジョグダイヤルのように早送りしたり巻き戻したりできる。その他にも、輝度や音量を上げ下げしたり、拡大やスクロールなどの操作などにも利用できる。右手にペンを左手でトーテムを使うことで、マウスとキーボードによる操作よりもインタラクティブ性の高いデジタルキャンバスによるクリエイティブな作業に集中できる。

豊富なケーブル対応で多くのPCに対応

 Dell Canvasの理想的な使い方としては、高性能なオールインワンPCに接続し、Dell Canvasを手前に置いて操作する方法が推奨されている。Dell Canvasはタブレット&セカンドディスプレイとして機能するので、ノートPCに接続して大画面で作業してもいい。いずれにしても、Dell Canvasは、あくまでもディスプレイ機能を備えたペン対応タブレットなので、OSやアプリケーションをインストールする必要はない。その代わり、PCと接続するためのケーブルは充実している。用意されているケーブルの種類は、以下のようになる。

・USB-C-USB-C、USB-C-USB-A、mini-DP-mini-DP、mini-DP-DP、mini-HDMI - HDMI

 ちなみに、USB-CでPCとDell Canvasを接続すると、27インチディスプレイへの画像表示からペン対応までを1本のケーブルでサポートできる。ただ、ディスプレイの色や発色にこだわるクリエイターは、HDMIやDisplayPortで接続する例が多い。その場合は、別途にUSB-Aなどのケーブルでタブレット操作のための接続も行う。ただ、いずれにしても豊富なケーブル対応により、どのようなPCでも組み合わせて利用でき、タブレットとしての基本性能を忠実に果たしている。

思いのままに描ける自由さがビジネスも広げる

 27インチで2,560×1,440という高解像度のディスプレイに、10億7,000万色をサポートする表現力、直接接着の非光沢Corning Gorilla Glass(モース硬度 9H)IPSのDell Canvasは、漫画家や写真家などのクリエイティブな仕事だけではなく、ビジネスシーンでも活躍できる多機能なデジタルキャンバスだ。すでに米国では、建築図面の確認やCAD、各種の設計用アプリなどで、Dell Canvasの導入事例が増えている。

 特に図面などを多用する業務では、紙での出力や大型モニターへの表示などよりも、Dell Canvasを利用した方が確認の作業も早く、ペンで図面に直接書き込んだり編集できるので、業務をスピードアップさせられる。一般のオフィスでも、会議室などの共有スペースにDell Canvasがあれば、デジタルホワイトボードとして重宝する。Officeなどのアプリを共有して、打ち合わせの流れに合わせてアイデアやコメントを書き込む作業も楽になる。さらにDell Canvas用に提供されているアプリを活用すると、画面を作業スペースにしてペンの操作でファイルをハンドリングできたりして作業の効率も上がる。

 クリエイティブからビジネスまで、画面を見ながらペンで操作できるDell Canvasというデジタルキャンバスは、思いのままに描ける自由さがユーザーの創造性を刺激して、新しいビジネスの可能性を広げる。すでに解説してきたように、共有ソフトを活用したホワイトボードだけではなく、既存のオフィス系アプリをペンで操作するだけでも、作画やセルの指定などが手早く容易になる。27インチという広い画面でスライドやワークシートを操作すると、それだけでも気持ちいい。水平に置いてペンでタッチするので、マウスや指先では難しいポインティングやドラッグなどの操作も楽になる。その使い勝手や新鮮な操作性を伝えることができれば、Dell Canvasは魅力的な商材になる。Windows 10の追求するクリエイティビティに追随する新しいデジタルキャンバスの登場は、ビジネスシーンにも新たな創造性をもたらしてくれるだろう。

トーテムを使えばアプリのメニューを楽に操作できる。
ペンホルダーと替え芯も用意されている。

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