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中堅中小企業向けデータ保護製品の販売を強化

中堅中小企業向けデータ保護製品の販売を強化

2017年10月13日更新

ベリタスが中堅中小企業向けにもデータ保護・管理製品の販売を強化

ベリタステクノロジーズは同社のデータ保護製品「Backup Exec」を中堅中小企業(従業員1,000名以下)に向けて販売を強化するために、米ベリタスで同製品群担当ゼネラルマネジャを務めるサイモン・ジェリー氏が来日してその商機について説明した。

米ベリタス Backup Exec製品群担当ゼネラルマネジャ サイモン・ジェリー氏

●世界最大のホテルチェーンはAirbnb

現在のデータの重要性についてサイモン・ジェリー氏は「世界最大のホテルチェーンはどこか?」と問いかけ、「リッツカールトンでもスターウッドホテル&リゾートでもマリオットインターナショナルでもない。その答えはAirbnb(エアビーアンドビー)だ」と話を続けた。

言うまでもなくAirbnbは民泊のマーケットプレイスだ。宿泊施設を保有することなくデータの活用によって宿泊ビジネスを展開しており、現在そしてこれからのビジネスにおいていかにデータが重要かを例示した。

●データの保管場所が分散

ジェリー氏はビジネスに重要なデータを保護することが難しくなっていると指摘。その背景としてアプリケーションが従来の物理環境に加えて仮想環境やクラウド環境にも存在するようになり、それに伴ってデータが異なる環境に分散していると説明した。

そして中堅中小企業のIT意思決定者約900名に対する日本を含むグローバル調査の結果を示し、現在は半数近くの45%が物理システムにデータを保存しているが、今後3年間でクラウド環境への移行が進むと説明した。

しかしながら物理システムや仮想システムにもデータは残り続けるため、複数の異なる環境にできるデータ保護対策が必要だと強調した。

中堅中小企業における現状のデータの保管場所。
中堅中小企業における3年後のデータの保管場所。物理からクラウドへの移行が進む。

●平均約4種類のデータ保護製品を利用

データ保護製品の導入状況についてジェリー氏は先ほどの調査結果から、企業では平均4.1種類のデータ保護製品が導入されていると説明した。

これはアプリケーションやシステムを導入するごとに、それぞれに特化したデータ保護製品を導入した結果だという。

そのため企業ではデータ保護製品のライセンス料は4倍の負担となり、運用やトレーニングの手間も4倍になると指摘。データ保護の複雑化が進中でデータ量は増加を続け、さらにランサムウェアの脅威も深刻化していることから、企業はデータ保護に関する問題を解決しなければならないと強調した。

中堅中小企業では平均約4種類のデータ保護が導入されている。

●データ保護を統合しクラウド関連機能を強化

中堅中小企業におけるデータ保護の問題について説明したジェリー氏はその解決策として同社が提供しているデータ保護製品「Backup Exec」の有効性をアピールした。

Backup Execは一つのソリューションで物理システムと仮想システム、クラウド環境のデータを一元的に保護できるため、中堅中小企業におけるデータ保護の問題を解決することができるという。

ライセンスコストや運用管理コストを削減できるほか、異なる環境のデータをより確実に保護でき安全性が高まるという。

またBackup Execの最新版である「Backup Exec 16 Feature Pack 2」ではAmazon S3互換のオブジェクトストレージへのバックアップに対応したほか、重複排除機能によってクラウド保存時のデータ容量を最大90%削減できるなどの利点を紹介した。

なお同社はAWS(Amazon Web Services)やマイクロソフトのAzure、グーグルのGCP(Google Cloud Platform)およびG Suiteなどとの連携を強化しており、今後はBackup Execとメジャーパブリッククラウドの連携が進展しそうだ。(レビューマガジン社 下地孝雄)

Backup Exec最新版である「Backup Exec 16 Feature Pack 2」の主な特徴。クラウド関連の機能強化が目立つ。

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