ホーム > PC-Webzineアーカイブ > 日本のモバイルネットワークは世界の先を行く!?

日本のモバイルネットワークは世界の先を行く!?

日本のモバイルネットワークは世界の先を行く!?

2017年09月01日更新

シスコが世界のIPトラフィックについての予測結果を発表

Network Trend

米シスコは、世界のIPトラフィックとサービス利用について、同社が独自に予測を行った「Cisco Visual Networking Index(VNI)」を2017年2月に発表した。その結果詳細と、世界傾向に加えた日本の最新動向についての説明会が八月三日に開催された。

同社によると、世界のIPトラフィックは2021年までに2016年の3倍に増加する予測だ。2016年から2021年の年平均成長率は24%で推移する見込みで、2021年までに全世界のIPトラフィックは年間3・3ゼタバイトに達すると予測されている。これは2010年の全IPトラフィックである232エクサバイトの14倍以上に相当する量となる。一方、日本でのIPトラフィック増加の予測を見てみると、同様に2021年までに2016年の三倍に増加する予測だ。年平均成長率は26%と世界動向と比較するとやや高い。

4Gがトラフィックの94%を占める

また、日本のモバイルデータトラフィックの増加を見てみると、2016年から2021年の間で4倍となる見込みだ。また、そのモバイルデータトラフィックの内訳を見ると、4Gがすでにトラフィックの最大シェアとなる94%を占めている。世界のモバイルデータトラフィックと比較すると、最大シェアである4Gであっても69%。世界では2021年までに5Gがモバイルトラフィックの1・5%を占める見込みだが、日本では2021年までに5%を占めると見込まれるなど、世界市場と比較した際のモバイルネットワーク普及率が非常に高いと指摘された。

5Gの普及によって、新たなビジネスチャンスが生まれる可能性も提示された。高速なネットワーク接続が可能な5Gは、モバイルデバイスだけでなく、固定ブロードバンドの代替として活用される可能性があり、高速なネットワーク接続を中小企業の事務所や住宅に展開できる可能性があるという。また、遅延の少ない5G通信はリアルタイム性が求められる自動運転車に活用されたり、ドローンで活用されたりするケースも考えられる。

2021年までに、日本ではM2M接続も増加するという。具体的には2016年から2020年でM2M接続が約6倍に増加する見込みで、2021年までに消費電力を抑えて遠距離通信を実現する通信方式であるLPWA(Low Power Wide Area)が日本のM2M接続の最大シェアを占めるようになるという。日本ではM2Mモジュールがすべてのネットワークデバイス接続の73%、データトラフィック全体の6・9%を占める予測だ。

シスコ バイスプレジデント 戦略・テクノロジー・イノベーション担当 ダグ・ウェブスター氏が最新のモバイル動向を説明した。

キーワードから記事を探す