
Parallels ToolboxがWindowsのワンアクションを効率化!
Parallels ToolboxがWindowsのワンアクションを効率化!
Parallels Toolbox for Windows
パラレルス
価格(税込):1,000円/年
アクションセンターに表示されるツール群
PCの操作画面のスクリーンショットを取得したり、社内でちょっと席を外す際にPCをスリープさせないようにしたりといった動作は、日常的にしているユーザーも多いだろう。しかし、これらの「ちょっとしたワンアクション」がもっと手軽にできたら、日々のPC業務がさらに効率化するのではないだろうか。
Mac上でWindowsを動作させる仮想マシン環境ソフトウェア「Parallels Desktop」シリーズを提供しているパラレルスでは、Mac上での作業をより効率的に行える「Parallels Toolbox」を提供している。このParallels ToolboxのWindows版「Parallels Toolbox for Windows」の提供が新たにスタートしたので、試用してみた。
Mac版のParallels ToolboxはインストールするとMacメニューバーに常駐し、必要なときにワンクリックでさまざまな機能が呼び出せる。Parallels Toolbox for Windowsはどこに表示されるかというと、下のタスクバーに常駐することになる。アイコンをクリックすると、普段アクションセンターが表示される場所に、Parallels Toolbox for Windowsのさまざまな機能が表示されるため、Mac版と同様にワンクリックで必要な機能を呼び出せるようになっている。
14のツールが日常的な作業を効率化
Parallels Toolbox for Windowsで利用できる機能は「アーカイバー」「カメラ」「画面を録画する」「スクリーンショットを取得する」「ビデオを変換」「おやすみモード」「スリープしない」「ビデオダウンロード」「ボリュームを取り出す」「デスクトップを非表示にする」「起動」「画面をロック」「マイクをミュート」「音声を録音」だ。
中でも利便性が高いのが、Windowsの標準機能で取得しようとすると少々手間のかかるスクリーンショット機能だ。タスクバーから呼び出して、ライブラリ上の機能をクリックすれば、「指定範囲をキャプチャする」「画面をキャプチャする」「ウィンドウをキャプチャする」という三つの選択肢が表示される。
例えば現在起動しているアプリケーションだけをキャプチャーしたいのであれば、「ウィンドウをキャプチャする」を選択すれば、マウスカーソルがカメラアイコンに変わる。そのカメラアイコンをキャプチャーしたいウィンドウの上に持って行くと、青色で選択されたことが示されるので、その場でクリックをすればキャプチャーが完了する。
保存された画像はデスクトップ上に表示されるため、きちんと取得できたか確認しやすい。ただ、今回試用した環境では拡張子のピリオドがファイルに反映されないようで、保存したファイルの名前を一度編集する必要があった。そうした一手間はあるものの、標準のスクリーンショット機能を利用するよりは手軽に作業ができると感じた。
少し使うと手放せなくなる!?
「起動」機能を使うと、異なるアプリケーションを使用するファイルをまとめてドラッグ&ドロップするだけで、それぞれのファイルに適したアプリケーションを起動して表示してくれる。逐一ファイルをクリックして起動し、比較用のファイルをクリックして起動、といった手間なく作業ができるので非常に便利だ。
いままで意識していなかったワンアクションが効率化されるため、少し使うと手放せなくなるような魅力がある製品と言えるだろう。
(レビューマガジン社 松尾 澪)
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