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働き方改革で注目を集めるRPAソリューションを日立ソリューションズなどが発表

働き方改革で注目を集めるRPAソリューションを日立ソリューションズなどが発表

2017年08月04日更新

各社、RPAで働き方改革を続々支援

WorkStyle

機械学習や人工知能(AI)などを活用したソフトウェアロボットによって人手で行っていた業務プロセスを自動化する「RPA(Robotic Process Automation)」。RPAによってマウス操作やキーボード入力などをソフトウェアロボットに代行させて、さまざまな業務を自動化できるようになる。そのRPAが働き方改革のキーワードとともに注目を集め始めている。

日立ソリューションズは7月3日、生産性の向上を実現させるワークスタイル変革ソリューションとしてRPAやAIなどを活用した「ワークスタイル変革ソリューション」を提供すると発表した。提供されるソリューションは、エンタープライズ向けRPA分野のリーディングカンパニーである米Automation AnywhereのエンタープライズRPA製品「Automation Anywhere Enterprise」を利用した「Robotic Process Automation業務自動化ソリューション」。

Automation Anywhere Enterpriseは、グローバルで500社以上で導入されていて、1社当たり100以上のロボットを稼働させるなど、大規模な導入に実績がある。Automation AnywhereのAnkur Kothari氏は、「Automation Anywhere Enterpriseは、コグニティブ技術やスマートアナリティクス技術と組み合わせることで、人が行っていた作業をロボットで完璧に自動化できます」と説明する。

Automation Anywhere Chief Revenue Officer and Co-founderのAnkur Kothari 氏。

作業時間を7割削減

日立ソリューションズのRobotic Process Automation業務自動化ソリューションは、「毎日」「大量に」「繰り返し」発生する単純なPC作業を自動化でき、削減できた時間を付加価値の高い業務に集中させられると説く。特長はロボットを動かすプログラムを手軽に開発できる点にある。自動化させたい作業をオペレーターに操作させるだけで、その操作記録をもとに、ロボットを動かすプログラムを自動で生成できるという。

対応する業務範囲も広い。HTMLやJavaなどのWebシステムに加えて、SAPやExcel、PDFなどのWindowsアプリケーション、UNIXなどにも対応していて、人の判断を必要としない繰り返し業務の自動化を実現する。管理者は、ロボットの稼働時間や金額換算をレポートで確認でき、投資対効果や業務の改善結果を把握可能だ。

実際に日立ソリューションズの社内でRobotic Process Automation業務自動化ソリューションの検証が実施された。営業部門の受注〜発注処理において、従来までは注文書(PDF)の情報を確認しながら受注システムにコピーアンドペーストし、発注システムには受注情報から必要なテキストを入力していた。1件あたりの処理時間は約10分だった。RPAを導入したところ、注文書(PDF)の情報をロボットが読み込んでシステムへ自動で入力し、受注システムと発注システムを自動で連携。それによって1件あたりの処理時間は約3分に短縮された。作業時間は月単位で250時間(処理件数2000件)削減できた。営業部門の例以外でも、人事総務部門における給与システムへの入力作業などにも展開していくという。

ブラウザー操作を自動化

ユーザックシステムもまた、同社RPAソリューションの主力製品「Auto ブラウザ名人」の最新バージョン「Auto ブラウザ名人 Ver·6」を6月28日から発売している。Auto ブラウザ名人は、ブラウザーの操作を自動記録してスケジュール実行させられるブラウザー操作自動化ソフトだ。発売以来456社1082本の導入実績(6月28日時点)を持つ。

最新バージョンのAuto ブラウザ名人 Ver·6では、ブラウザー操作のスクリプト自動記録機能を強化させたことで、従来製品と比較して開発生産性を30%以上向上させた。ライセンスは1年、3年、5年から選択可能にし、短期間の利用でも導入しやすい価格体系にしている。それによって、「中堅・中小企業でも、手作業による業務を自動化するRPAソリューションの利用で『働き方改革』を実現できる」とアピールする。

Ver·6 ブラウザ名人の導入例として同社では以下の例を挙げている。ジャパンネット銀行では数年前から、経営企画部と本店営業部に導入して効果をあげ、続けて審査部とモニタリングセンターにも導入し、全社的にRPAを展開して業務の効率化に取り組んでいる。また、サッポロビールは営業本部流通統括部で小売業のPOSデータのダウンロードに活用していて、年間で約1100万円の削減効果を得た。

このほかNECも、企業の働き方改革を推進するために、業務運用を自動化・効率化するRPAソリューションとして「NEC Software Robot Solution」と、ソフトウェアロボット導入前の適用検証サービス/導入後の支援サービスの販売を開始すると7月18日に発表した。

Auto ブラウザ名人 Ver.6 のスクリプト編集画面。

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