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美麗すぎる8Kモニター「UP3218K」をデルが発売

美麗すぎる8Kモニター「UP3218K」をデルが発売

2017年08月16日更新

Windowsのモニターも8K時代に突入

UP3218K

今月のガジェットは、デルが7月下旬に発売を予定している8Kモニターの「Dell デジタルハイエンドシリーズ UP3218K 31.5インチ 8Kモニタ」(以下、UP3218K)。7,680×4,320ドットのPC用モニターで、米国での価格は4,999.99ドル。いよいよWindowsのモニターも8K時代を迎える。

映像制作や科学の分野がターゲット

8KモニターのUP3218Kだが、この製品が開発された背景についてデルは、「業界のお客さまのニーズに応えるため、常にイノベーション溢れる製品を提供することを目指しています」と話している。この「業界のお客さま」とは、具体的には映像製作や画像解析を伴う科学の分野になる。そのカテゴリーと実際の用途については、以下のように整理されている。

【ユーザー①】映画、ビデオ、VFX、ポストプロダクション、写真、グラフィクスデザイン、印刷、色彩重視の事業
下記を伴うコンテンツの点検・編集−撮影時または印刷時に近い色
・sRGB、アドビRGB、Rec709、DCI-P3、 Rec2020などの業界標準による色空間調整
・精度の高い均一性のある色
・色合いや奥行き感を表現できるような滑らかな階調
・撮影時にできるだけ近づき、印刷結果ができるだけ一致するようコンテンツを編集する高解像度

【ユーザー②】生命科学、石油・ガス、地理情報システムGIS、気象
下記を伴うコンテンツの分析
・可能な限り詳細を表示できる高解像度
・撮影されたコンテンツを表示できる幅広い色空間
・精度の高い均一性のある色
・色合いを表現できるような滑らかな階調

高画質で高精細であるということは、それだけ多くの情報を的確に視覚で確かめられるようになる。今後、映像コンテンツの主流が4Kになる中では、それよりも高い解像度のモニターを利用することで、編集などの作業効率は格段に向上させられる。また、生命科学などの分野では、ミクロの世界を視覚化する際にも、モニターの解像度は高ければ高いほど良い。これらのハイエンドなニーズに対して、8KモニターであるUP3218Kは優れた提案力を持つ逸品となる。

鮮やかさに目を奪われる

UP3218Kがどのくらい高精細なのか、それを実感するのに最適なコンテンツがある。YouTubeで公開されている8K動画だ。ただし、動画とはいっても30〜60フレームで再生されているのではなく、8K静止画が撮影できるカメラでタイムラプス(コマ送り)映像にして、動きを出している。それでも、水や雲の動きなどは、2Kや4Kに比べると圧倒的に鮮やかだ。中でも、星空の鮮明さには目を奪われる。

YouTubeのコンテンツは、再生機器が対応していれば、8KからフルHDまで解像度を変更できるので、星の数や輝きがどのくらい異なるかを比較できる。その結果、ひとたび8Kで満点の星空や天の川の様子を見てしまうと、もはや4Kでも物足りなく感じてしまう。それほど8Kという超高解像度には、人の目を惹きつける魅力と可能性がある。ちなみに、このUP3218Kの性能を100%引き出すためには、PC側に次のようなスペックが推奨されている。

グラフィクスカード
・NVIDIA Quadro for commercial P5000 or 6000 graphics card
・NVIDIA Geforce for consumer GTX1070 or 1080 graphics card
・AMD Radeon Series RX480

推奨OSとプレイヤー
・Windows 10
・Movie&TV player

動画の再生には、Windows 10の標準プレイヤーが推奨されているが、YouTubeの動画を観るだけならば、EdgeやChromeでも問題はない。

スプレッドシートでBW196セルまで一気に表示

超高解像度の8KモニターUP3218Kが、ビジネスに与える影響はどうだろうか。それを確かめるために、ちょっと面白い実験を行ってみた。利用したPCにExcelがインストールされていなかったので、ChromeブラウザーからG Suiteを使って、スプレッドシートをどこまで表示できるのか確かめてみた。結果として、モニターの拡大比を100%(等倍)に固定した状態で、A1セルからBW196セルまでを一画面で表示できた。セルの数にして、1万4,700になる。

参考までに、Excel 2016をフルHD(1,960×1,080)解像度のPCで開くと、A1からZ30まで表示されるので、780セルになる。約19倍の差だ。さすがに、8Kで100%の表示にしてしまうと文字が小さくなってしまうので、現実的な利用を考えると200%から300%ほどに拡大すると思われる。それでも、一画面に最大で1万4,700セルを表示できる超高解像度は、ビジネスの生産性も高めると期待できる。

UP3218Kを商材として提案するときのアドバンテージや特長を尋ねてみたところ、「手に届く価格としては世界初の8KモニターをDISさまの在庫モデルとして登録しますので、短納期でエンドユーザーにお届けできます」とデルは回答してくれた。

最後に、UP3218Kのセールスポイントについて、整理しておこう。

【特長】
・洗練されたプレミアムなデザイン
アルミパーツを多用した精巧な仕上げとモダンでエレガントなデザイン、ほぼ縁のないInfinityEdgeにより、フレームを意識しない表示体験を実現。チルト、ピボッド、スイベル、高さを自在に調整できるだけでなく、画像を最も快適に表示できる環境を設定。

・優れたカラーパフォーマンス
標準的なモニターの64倍となる10億7,000万色の卓越した色深度により、驚異的なレベルの細部表現、より滑らかな色のグラデーションと精度の高い陰影を表現できる(解像度7,680×4,320 4Kの4倍、フルHDの16倍の解像度 33.2 Mega Pixel、280ppi)。

・Dell Premier Colorをサポート(Adobe RBG、DCI-P3、REC 2020、REC 709)

「将来的な製品の発表については言及できませんが、お客さまのニーズに応えられる革新的な製品を今後も提供していきます」とデルは語る。

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