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クラウド導入でWAN構築/運用管理の負担が増加に伴うアウトソーシング利用拡大に商機

クラウド導入でWAN構築/運用管理の負担が増加に伴うアウトソーシング利用拡大に商機

2017年06月08日更新

クラウド導入でWAN構築/運用管理の負担が増加 アウトソーシングの拡大で負担軽減を目指す

●「負担感が増加した」と回答した企業が過半数

IT専門調査会社のIDC Japanは2017年3月に実施した国内法人のネットワークサービス利用動向に関するアンケート調査結果を2017念5月25日に発表した。


発表によると過半数の企業でクラウドやモバイルなどの新技術の導入によって、WAN構築や運用管理の負担が増加していることがわかったという。


この今回の調査ではクラウドやモバイルといった新技術の影響によるWAN構築や運用管理の負担感の変化について、スキル面と工数面に分けてアンケート調査が実施された。


その結果「負担感が増加した」と回答した企業はスキル面で74.9%、工数面で61.4%といずれも過半数に達した。またスキル面で負担が増加したとする企業の比率は、工数面を上回る結果となった。

●パブリッククラウドの信頼性な品質が要因

こうした調査結果の背景にはWANの接続機器、接続先(クラウドサービスなど)、接続技術などが多様化することで、企業におけるネットワーク設定のための新たなスキルの習得、セキュリティ対応、トラブル発生時の切り分けなどが難しくなっていることが要因に挙げられる。


さらに企業のユーザー部門がパブリッククラウドで提供される機能や価格に魅かれて、信頼性や品質が十分ではないパブリッククラウドを契約するケースが増えていることもWAN管理者の負担増加の一因になっていると指摘している。

●アウトソーシング市場の拡大に期待

IDC Japanでコミュニケーションズ シニアマーケットアナリストを務める小野陽子氏は「今後パブリッククラウドの利用増加により、企業の端末からパブリッククラウドまでのエンド・ツー・エンドのネットワーク構築/運用管理の負担がますます増加する。企業がこのような負担増を回避するには、パブリッククラウド選定に当たってユーザー部門とIT部門が連携して、パブリッククラウドの機能や価格面だけでなく信頼性や品質面もしっかり評価すべきである」と提言している。


この調査で興味深いのはスキル面で「負担感が増加しておりアウトソーシングを拡大したい」を選択した企業が約2割となった点だ。この調査結果は徐々にではあるが企業のWAN構築/運用管理の負担増加によりアウトソーシング市場の拡大につながっていく可能性を示唆していると言えるだろう。(レビューマガジン社 下地孝雄)

■「貴社では、クラウドやモバイルなどの新技術の影響で、WANの構築/運用の負担感は変化していますか?」への回答

※n=689(WANを構築している企業に質問)
出所:IDC Japan

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