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VAIOは、自宅のPCをシンクラ的に利用できるContinuumに期待

VAIOは、自宅のPCをシンクラ的に利用できるContinuumに期待

2017年06月15日更新

働き方改革が切り口、そして働き方改革の口火を切る

昨年の4月に発売されたWindows 10 Mobile搭載スマートフォン「VAIO Phone Biz」を提供するVAIOの花里隆志 執行役員は、「Windows 10 Mobile搭載スマートフォンは現在、市場開拓のフェーズです。企業のスマートフォンの利用はこれから本格的に拡大していくため、その状況に合わせて提案活動を推進している段階です」と現状を説明する。


少し古い調査になるが、MM総研が昨年の1月に発表した「法人ユーザーにおける携帯電話/スマートデバイスの導入配布状況・ニーズに関する調査」(従業員数100人以上の大手・中堅企業及び学校・医療福祉法人の総務部門503社対象)では、スマートフォンを導入している企業の割合は、本格導入が27.6%で、テスト・部分導入を含めると35.6%だった。さらに、スマートフォンの従業員配布率(総従業員数に占めるスマートフォン配布台数)は、調査時点で平均7.9%、それが1年後に12.4%、3年後に15.9%へ増加する見通しを立てていた。また、携帯電話・PHSを含めた端末全体におけるスマートフォンの比率は、調査時点で31%、その1年後に45%、3年後には52%になる見通しを示し、「いよいよ法人市場にもスマートフォン主流の時代が到来する」と予測している。花里氏が指摘したように、まさに企業におけるスマートフォン活用が拡大しているときなのだ。


それでは、実際に企業に対して、何をフックにスマートフォン提案を行えばよいのか。花里氏は「現在は働き方改革が最大の切り口になります。商談の際に、働き方改革が必ずキーワードとして出てきます」と断言する。そして、「働き方改革の口火を切ることができるのが、Windows 10 Mobileを搭載したスマートフォンであるVAIO Phone Bizなのです」とアピールする。そのカギを握るのは、Continuumだ。

VAIO Phone Biz

プロセッサー
Qualcomm Snapdragon 617 オクタコア

ディスプレイ
5.5インチ、1,080×1,920 フルHD

バッテリー駆動
スタンバイ約300時間、通話約11時間

本体重量
約167g

自宅PCを利用してContinuumを活用

PCをContinuumの投映先として利用できる「接続」機能を使えば、自宅PCをシンクライアントのように活用可能だ。

Continuumの活用方法として、今、インパクトがあるのが、PCをContinuumの投映先として利用できる「接続」機能だという。これはWindows 10 Anniversary Updateで利用できるようになった機能だ。以前までは専用のワイヤレスディスプレイアダプターやデスクドック、有線ケーブルなどを利用してモニターにWindows 10 Mobile搭載スマートフォンの画面を投映しなければならなかったが、Windows 10 Anniversary Update以降は、ワイヤレスでWindows 10搭載PCにWindows 10 Mobile搭載スマートフォンの画面を投映できるようになった。「この機能を使うと自宅のPCでWindows 10 Mobile搭載スマートフォンのContinuumを活用できるようになります。非常に訴求力が高い利用形態です」(花里氏)


Continuumは、モニターとキーボードやマウスを活用してWindows 10 Mobile搭載スマートフォンの画面を操作できるようになるが、自宅ではContinuumを利用するためのアダプターやドックをわざわざ用意することは難しいケースが少なくないだろう。そうした中で、自宅のPCを画面の投映先として簡単に利用できれば、Continuumの活用範囲が大きく広がる。


この使い方は自宅PCをシンクライアント的に使用することになるため、セキュリティの観点からも魅力的だ。あくまでもデータはWindows 10 Mobile搭載スマートフォン側で利用することになるので、自宅PCの環境で業務データなどを扱う必要がないからだ。シンクライアント端末を用意したり、VDI環境を構築する必要もなくなる。


柔軟な働き方を提供する上では、自宅での作業の承認と環境構築も必要となる。その環境を実現する機能であるContinuumを自宅PCで活用できる状況は、新たな働き方提案を力強く後押しする。さらに自宅PC内に業務データを残さない仕組みとなるため、セキュリティの観点でも安心だ。もちろん自宅PC以外にも、出先や出張先などのWindows 10 PCを同じように活用できるため、社外で大きな画面やキーボードを使用してWindows 10 Mobileの作業ができる機会は増えるだろう。

金融業界の要求に応えるセキュリティ性

このような活用提案に加えて、Windows 10 Mobileが備えるそもそもの魅力であるセキュリティの高さもアピールできる。「まだまだ伝えきれていない部分です」と花里氏は自戒するが、業界に先駆けていち早くVAIO Phone Bizを導入した三井住友銀行では、VAIO Phone Bizを選んだ理由として、働き方を変えられるContinuumの存在と、金融業界の高い要求に応えるセキュリティ性を挙げている。認証機能やデータの暗号化、データやデバイスの管理を一元的に行える利便性が決め手となったのだ。


合わせて、VAIO Phone Bizが備えているデバイスとしての堅牢性も高く評価されている。アルミニウムの削り出しで製造されたボディは、ビジネスシーンでハードに使っても壊れにくく、強化ガラスの画面は非常に割れにくい。専任の技術者の手で1台ずつ仕上げが行われ、全数チェックを実施した上で、ユーザーに届けられる体制によって、高い品質が確保されているのだ。「ハードなビジネス環境でも壊れないのがVAIO Phone Bizの強みです」(花里氏)


こうした特性を持つVAIO Phone Bizは、「例えば、金融系の企業に対してはWindows 10 Mobileの高いセキュリティ性を、大企業に対しては働き方の改革という側面を中心に訴求を行っています。中堅・中小企業のユーザーに対しては、販売パートナーの皆さまの力を借りて普及させていきます」と花里氏は豊富を語る。


「Windows 10 Mobileを搭載したスマートフォンはこれからの市場であるため、早期に着手すれば、大きな成果が得られるはずです。通信の部分で売りなれない不安はあるとは思いますが、そこを一歩踏み出していただき、ともに市場を開拓していきたいですね。VAIOは販売パートナーの皆さまを全面的にサポートします」(花里氏)

「Windows 10 Mobileを搭載したスマートフォンはこれからの市場です。早期に着手すれば、大きな成果が得られるはずです」

VAIO 執行役員
花里隆志 氏

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