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販売目標は3年間で100億円、NECのSMB向け顔認証ソリューション

販売目標は3年間で100億円、NECのSMB向け顔認証ソリューション

2017年05月01日更新

パートナー戦略

NECがSMB向け顔認証ソリューションのパートナービジネス戦略を発表

NECは4月13日、中堅・中小企業向けの顔認証ソリューション事業の強化を発表した。ISVやハードメカーなどのソリューションパートナーとのアライアンスプログラムの新設や、販売パートナーに対する支援策の充実と、顔認証関連製品のラインアップの拡充も行う。


国内におけるこれからのトレンドとして、NEC パートナーズプラットフォーム事業部 事業部長の浅賀博行氏は、「東京オリンピックが開催される2020年に向けたセキュリティ強化」「増加する訪日観光客へのおもてなし」「日本企業の生産性向上を実現する働き方改革」の三つを挙げる。これらのトレンドにおいて、同社の顔認証技術を活用したソリューションのビジネスチャンスが拡大していくという。


例えば、セキュリティ強化では、「店舗の防犯対策」「施設・工場の入退管理の厳格化」「介護施設の見守り」、おもてなしでは、「VIP顧客へのサービス品質の向上」「顧客層に合わせた商品紹介」「ロボットを活用した顧客サービス」、働き方改革では、「長時間労働の是正」「ワークライフバランスの実現」「多様な勤務形態への対応」などが、顔認証システムの活用で可能になる。そして「それらのニーズが全国の販売パートナーによって中堅・中小企業でも顕在化している」(浅賀氏)のだ。

販売目標は3年間で100億円

こうした状況下でNECは、パートナーとの共創をさらに活性化させるべく、新たに三つの戦略を発表した。一つ目は、顔認証ソリューションの共創を加速させる「ソリューション開発プログラム」の新設。同社の顔認証システム導入セットやビデオマネジメントシステム導入セットなどを活用したソリューション提供を加速するために、パートナーに対して「開発支援・技術トレーニング」の提供や「WebAPIの公開」、「デモ機・検証機の提供」などを行う。パートナーと連携したソリューションとして、セキュリティゲートソリューションやサービス残業抑止ソリューション、ロボット窓口受付システムなどがすでに開発されている。


二つ目の戦略は、販売パートナーを支援するために「全国100名の顔認証ソリューション販売支援体制」の確立。販売パートナーによる営業や販売のサポートを100名体制で支援する。合わせて、導入支援や保守サービスも提供していく。実際の販売パートナー支援メニューとしては、「営業向けセールストレーニング」「プラットフォームソリューション内覧会」「業種ごとの紹介リーフレット、提案書サンプルなどの提案ツールの完備」などがある。


最後の戦略は中堅・中小企業向け顔認証製品のラインアップの強化だ。PCサーバーに顔認証ソフトがインストールされた基本セットのアプライアンスモデルと、ICカードを併用した入退管理システムとの連携を実現。また、WebAPIの強化によって外部システムから顔画像の登録や認証結果の取得などを可能にした(4月28日リリース)。


オプションとして、顔情報を複数拠点間で共有できる「顔情報共有マネージャ」(6月リリース予定)や人物の年齢・性別を推定して集計できる「FieldAnalystオプション」(4月28日リリース)を用意。さらに下期には、視聴者ターゲットを指定しておすすめ商品の訴求を可能にする「ターゲット広告サイネージ セットモデル」も提供する予定だ。


これらのラインアップ強化によって、「販売目標は今後3年間で100億円です」と浅賀氏は展望を語った。

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